見出し画像

シトロエンDS 南アルプス

復活のDSでロングドライプをした
往復大体360キロ

目的地は、ずいぶん昔に泊まったことのある八ヶ岳高原のホテル
残念ながら雪が残っていたからホテルまでは行けなかった

それでも八ヶ岳周辺の道路は、信号も少なく緩いカーブで快適
八ヶ岳に雪が残ってる季節には初めて行ったけれど、山には雪があって綺麗

DSのロングドライブは、楽しい

馬力があるわけじゃない
アクセルを踏んでもそれほど加速も鋭くない
加速すればフロントが持ち上がり制動をかければその逆で前後の姿勢変化は大きい
4速しかないから順行速度に落ち着いたらもう一段欲しくなる
カーブを曲がるのもそれほど楽しいわけじゃない
吸気音に魅力はない
排気音にも魅力はない
室内も静かじゃない
エンジンが室内にめり込んでるから熱が伝わって室内は熱くなる
デフロスター、胸元、足元と当時は画期的な空調ではあったろうが、エアコンはなくせいぜい後付けのクーラーしかない
ドリンクホルダーもない

現代の車に敵うところなど何一つない

安全に気を使ってないから車重は軽い(しかし燃費は今となっては悪いとしか言えない)
Aピラーは細くフロントガラスが寝てないから、見晴らしは良い
インボードのフロントディスクはバカでかく、効きは良い
油圧制御されたシフトは良いが、クラッチ接続の調整は非常にデリケートでそこらの車屋の手に負えるものでもない
段差には弱いが路面のうねりにはやたらと強く快感を覚える
商業雑誌が、雲の上をとか空飛ぶ絨毯などとDSの乗り心地を文字で表現することがあるようだが、工場出荷された新車状態ならそうかもとも思わなくもないが、
説得力のかけらもないといつも思う(フルでレストアされていようが新車に戻るわけでもない)

なんだかんだとあるけれど

天気の良い日に車で出かけるなら、近所のコンビニでもDSに乗っていく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?