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北海道一周徒歩旅行(19日目)紋別〜雄武

6月21日、この日は休養日とするつもりだったが、朝起きてみると思いの外足の調子が良い。せっかくだから行ける所まで歩いてみようと思いたつ。連泊するので不要な荷物は部屋に残し、身軽になって7:30に宿を出発。

ホテルの部屋から見た紋別の街並み

朝から小雨。今回初めてレインウェアとザックカバーを装着。紋別の市街地を抜け5キロほどで国道238号線に合流。雨のほかに霧も出ていて見通しは悪い。

霧で見通しが悪い

興部町に入るあたりから国道はオホーツク海のすぐそばにコースを取る。道路と海の間にはハマナスの花が咲き誇る原生花園。晴れていればさぞかし素晴らしい景色を堪能できたことだろう。

おこっぺ牛乳でおなじみの興部町に入る
ハマナスの花が咲くオムサロ原生花園

昼ごろから霧は晴れてきたが相変わらず小雨が降り続く。大きな漁港のある沙留の集落を過ぎると海沿いを離れ、牧場や牧草地が広がる一直線の道を進む。もう北海道の歩き旅では散々見た風景だ。

藻興部川に架かる、旧国鉄名寄線の橋梁
廃線から35年経っても、間近で見るとまだ現役で使えそうなほど状態が良い

24キロ地点の興部市街には13:00ごろ到着。足の指の痛みは前日より和らいでおり、また荷物も軽いのでまずまずのペースで歩けている。

とてもソフトクリームを食べたい気候ではない

道の駅おこっぺで休憩を、と考えていたが国道から1キロ近く逸れるのでパス。今の自分には1キロも回り道はしたくない。

興部市街を過ぎると起伏が連続する山道に入り、やがて雄武町に入る。

雄武町に入る

原生林や牧場、湿地などしばらく単調な景色が続く。

オニシ沼の湿原
何もない場所にポツンと佇む仮設トイレ?

沢木の集落を過ぎルト再びオホーツク海の沿岸に出る。雨は強まったり弱まったりの繰り返し。気温はどんどん下がり11℃ほどしかなくガタガタと震える寒さ。とても景色を堪能する余裕はない。

国道を横断する牛の群れ

40キロ過ぎに雄武町の市街地に入る。役場前のバス停に着いたのは17:00過ぎ。

雄武町役場前のバス停

紋別行きのバスまで時間があるので手頃な飲食店を探す。結局かどや食堂という店でカツ丼1100円をいだだく。

雄武町のかどや食堂でカツ丼を食べる

客は私のほかに雄武高校の生徒が数人。18:05発のバスに乗り紋別のホテルに帰ってきたのが19:30。休養日にするつもりが結局今日も44キロ歩いた。

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