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AI時代を生き抜くために

こんにちは。今回の課題を通してAI時代に活躍するためにはどのような人になればよいのか、深く考えさせられました。

ニュースや新聞などで、単純な作業や仕事がAIに代替されるのは前から知っていて、そういった観点でAIについて考えることはあったのですが、「AI時代に活躍するためにはどうすればよいのか?」という視点は自分にはあまりなかったので、今回の課題に取り組むことによって、自分自身のAIについての考え方が深まったことはもちろん、他人事ではなく、自分事としてAIについて考えるきっかけになりました。

以下に学んだことをアウトプットしていきます。

そもそもAIとは

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人工知能(Artificial Intelligent)の略称で、人間が行う「知的ふるまい」の一部を、コンピュータプログラムを用いて人工的に再現したもの、もしくはその研究分野を指します。

AIの普及率

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上記のグラフはAIの導入状況を示しています。このグラフから現時点でのAIの職場への導入は、日本よりも米国の方が進んでいることが分かります。日本の就労者で職場にAIが導入されていると回答した人5.0%であるのに対して、米国の就労者では13.7%が導入されていると回答しました。米国においても、職場にAIが導入されている割合は15%にも達していないのが実情です。そのため、まだまだ日本の挽回が可能と考えられています。

しかしながら、「現在は導入されていないが、今後、導入される計画がある」との回答においても日本は5.6%であるのに対し、米国は16.5%で約3倍の開きがあり、これからの取組次第ではさらに差が広がる可能性も高いと考えます。

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次に、「すでにAIが職場に導入されている」もしくは「今後導入される計画がある」と回答した人に対して、職場に導入されているAIが果たす役割・機能について尋ねたのが上記のグラフです。

日本の就労者の場合「既存の労働力を省力化する役割・機能」が最も高く41.0%、次いで、「不足している労働力を補完する役割・機能」、「既存の業務効率・生産性を高める役割・機能」が35.0%となっています。日本ではAIを労働力の手助けに対応したものと理解される傾向が強いということがわかります。他方、米国の就労者の場合では「既存の業務効率・生産性を高める役割・機能」が48.6%と最も高く、AIを業務改革の担い手に対応したものと理解される傾向になっています。

「これまでに存在しなかった新しい価値をもった業務を創出する役割・機能」については米国より日本の方が高く26.5%となっています。現在、日本でAIを導入しているもしくは導入予定の職場の4分の1で、AIが新しい価値をもった業務を創出する役割・機能を果たしており、AIの導入による新たな業務・事業創出によるタスク量の増加の可能性が示唆される結果となりました。

AIに代替えされてしまう可能性が高い職業、低い職業

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上記の表は人口知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業です。事務員や作業員をはじめ、ほとんどの職業がクリエイティブな能力をあまり必要としていない職業であることが分かります。こうした職業はAIに代替されやすいと考えられます。

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一方で、人口知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業を表したのがこの図表です。教師や医師、俳優などをはじめとする、人と直接コミュニケーションをとる機会が多い職業が多いことが分かります。人と直接コミュニケーションが多い職業は人口知能やロボット等による代替可能性が低いのではないかと、この図表から考えられます。AI時代では人との関わりがより一層重要になると確信しました。

AI時代に活躍するために

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私はAI時代に活躍するための方法をインターネットで調べていたのですが、信憑性に少し不安があったので田原広志さんの【能力を磨くAI時代に活躍する人材「3つの能力」】を購入しました。本のタイトルが今回の課題にマッチしていたのが購入の決め手です。

この本を読み、AI時代に活躍するために、必要な能力はもちろん、人事部の本音や若いころの苦労の大切さなど、これからの時代を生きていくうえで必要な多くのノウハウを知ることができました。

今回はAI時代に活躍する3つの能力に絞り、以下にこれらの能力について説明していきます。

①職業的能力

職業的能力とは経験や体験を通じてしか掴めない「体験的知恵」のことを言います。

この能力を身につける修業は、通常、スキルやセンス、テクニックやノウハウと呼ばれるものを身につけることから始まります。

「職業的能力 」の本質は「体験的知恵 」であるため、それは仕事の現場での経験や体験を通じてのみ掴めるもので、書物やウェブを通じて身につけることはできません。

②対人的能力

対人的能力とは相手の考え方や気持ちを深く理解する力相手に自分の考えや気持ちを円滑に伝える力です。

この能力を磨くためには会議や会合、商談や交渉の場面を「追体験」しながら、その場で、どのような「無言のメッセージ」が交わされたかを振り返ることが必要です。

具体的には、参加者や顧客の表情、眼差し、仕草、姿勢から「無言のメッセージ」を推察し、自分の表情、眼差し、仕草、姿勢から、どのような「無言のメッセージ」 が伝わったかを想像することです。

③組織的能力

組織的能力とは一つの組織やチームを、リーダーとして率い、マネジメントしていく能力であり、それは、基本的に、「マネジメント力」「リーダーシップ力」という二つの力によって支えられています。

初めに、「マネジメント力」について

これからの時代に必要な「マネジメント力」は「心のマネジメント」です。

「心のマネジメント」とは、部下やメンバーの視点にたち、その 「心 」が、自然に、互いの共感力を高めたり、仕事に働き甲斐を感じたりできるように支援するマネジメントです。

次に、「リーダーシップ力」について

これからの時代に必要な「リーダーシップ力」とはメンバーの自発性や創造力、協調性や共感力を育むことによって、組織の目標を達成していく力のことを言います。そのためには、リーダーが信念を持って魅力的な「ビジョン」「志」を語る力、誰よりも強く「成長への 意欲」を持つ力、メンバーの持つ「可能性」を深く信じる力を身につけることが必要不可欠になってきます。

上記の3つの能力を能力を身につけることができれば、顧客の心に触れる温かで細やかなサービスを提供できたり、優れた人材を育てたり、マネジメントできる人材になったりと、AI時代にも活躍できる存在になることができます。

おわりに

 AI時代に活躍する人材になるためには職業的能力、対人的能力、組織的能力を身につけることが非常に重要であるとわかりました。また、昔は、知的労働に取り組むときの基礎的能力や「勉強ができる」と評される学歴的能力が重宝されていましたが、この2つの能力はAIが圧倒的な強みをもつので、この2つの能力しかもっていない人はいずれ淘汰されてしまうという事実を知ることができ、とても勉強になりました。

 私は現時点で共感力や心のマネジメント力には自信がありますが、リーダーシップ力と体験的智恵にはあまり自信がないので、今後はその二つの能力を高めていきたいと思っています。
 リーダーシップ力に関しては、まずは私が所属しているコミュニティーで皆の意見をまとめたり、自分自身が思っている意見をきちんと伝え、皆の意欲を高めることを意識して行動していこうと思います。

 体験的智恵に関しては、まだ、仕事をしていないので、現場経験から得られることはないのですが、普段の生活の中で様々なことを経験し、その経験したことを、自分自身で振り返り、反省点を洗い出し、経験を体験に変えることを意識して、過ごすことはできるので、そういったことを実践していこうと思います。AI時代に活躍する人材になるために、日々精進していきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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