それでも地球は曲がっている　毎週ショートショートnote

地球は太陽の周りを回っているが、元々地球は曲がったことが嫌いな性格で兄弟達とお遊戯してるみたいに、お母さんの太陽の周りをクルクル回るだけの生活が嫌だった。どこか遠くに一直線に進みたい。でもお母さんの監視は厳しく家族である太陽系でさえ抜け出せない。

地球は唯一の分身のような月に相談。月は地球が太陽系を去ることに賛成しなかった。月は知っていた。地球が太陽系を抜けると、みんなのバランスが崩れ一家の崩壊に繋がることを。
そう地球に説明する。
「そんな事などあるはずが無い。僕一人が抜けてもお母さんも家族もビクともしない」と地球は言い張る。

そして地球は本当に太陽系を後にした。それはお母さんが可愛い息子を旅に出す決心をしたから。
地球の代わりに月が地球となった。少し小さい新地球にお母さんが自分のマントルを足す。少し足し過ぎたので、お母さんはそれで小さい月をこさえた。
新地球は家族と一緒に、大きな曲線を40億年もずっと描き続けている。

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今週の表お題『それでも地球は曲がっている』です。
よろしくお願いいたします。

裏お題は無理と思われます💦

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