爪毛の挑戦状 未来の道
私はいつも『今』にいる。
後を見れば一本道。前を見れば複数の道に枝分れしている。
どの道を選択するべきか迷う。ここに留まる事はできないと思うと、慎重にならざるを得ない。
ちょっと待って。
若い頃は枝の数はもっと多かった。そうだ、そして選択の難易度は今よりもっと高かった。
それは私が歳を重ねたから事情は変わったのだ。
だが、どれか選ばないと先には進めないのは同じ。
私は何でも一人で決めていかなければならない。どの道を選択したとしても多くの人に迷惑をかける事になる。でも、決め