ハロウィンの夜 ショートストーリー
2学年のハロウィンパーティーの後、仮装したままパレードに参加した。
私の仮装は黒猫。本当は魔女になりたかったのだけど、いろいろあって私は黒猫に仮装する事にしたの。
星のついたステッキを振りながら意気揚々と行進の末尾を行く私。様になっていると自画自賛。
そしたらね、本物の黒猫たちが私の後ろをついて来たのよ。足取りも軽やかに。初めからそうなるのが当たり前だったみたいに。不思議よね。
皆も驚いた顔をしていたけれど、気に入ったみたいで、私の肩をポンポンと叩いてくれたんだ。
「やっ