コソ泥の独り言 ショートストーリー
ガキの頃からコソ泥の俺は、何度か強引に別荘にも招待された。三度の飯も宿泊もロハだから悪くは無いが、少々飽きた。顔なじみのお世話係も増えたが、友達にはなれなかったのは残念だったな。
この仕事を悪く言う者は多いが一度やってみるとハマる。スリルと言う意味では俺のレベルでも満足感を得られる。
制服は、コソ泥は職業ではないと言うが。
働くということは金を手に入れることなのだから同じだ。盗みを働くっていうだろ。銀行に振り込まれる数字よりも、現ブツ、現ナマを手にできるのだから喜びも大き