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来年こそ。

 僕は、北関東2部リーグの前期が終わった後、ある目標を立てた。それは、
得点王に俺はなる
そう公言した。だが、目標を達成することができず、後期リーグを終えた。





 率直な感想、とりあえず悔しい、その一言である。前期リーグは、スタメンで試合に出させてもらうことが多く、得点にも絡めていた。
結果、チーム内では得点ランキング2位。まずまずの結果で終わった。そして僕はあの目標を立て、後期リーグに挑んだ。

だが、そう甘くはなかった。いざ、後期リーグが始まるや否や、スタメンで試合に出ることが減っていった。試合は、後半の途中から出ることが多く、あまり良い結果が出せずにいた。
徐々に試合に出られなくなった僕は、モチベーションを保つのが難しくなっていた。
だが、そこで腐らず、再びスタメンで出られるよう、ひたむきに練習に取り組んだ。紅白戦や練習試合でも、常にゴールを意識し、アピールをし続けた。

その結果、北関東2部リーグ第17節、僕はスタメンに選ばれた。それは、前期リーグ最終節以来のスタメンであった。やはり、スタメンで試合に出られることはとても嬉しい。本当に、やっとという気持ちであった。
その試合では、僕自身2得点を決め、チームの勝利に貢献することができた。最終節もスタメンに選ばれ、チームも勝利で終わった。

その後、僕たちは入れ替え戦へと進んだ。僕は、その大一番で、スタメンで試合に出て、得点を決め、チームが勝利し、北関東1部リーグへ昇格をする、というイメージしかなかった。

そして入れ替え戦当日、僕は、試合に出る気満々でその日に望んだ。だが、スタメンに選ばれることはなく、途中交代すらなかった。チームは、結果的に、北関東2部リーグ残留という形で終わった。



 
 この半年、嬉しいこと、楽しいこと、つらいこと、悔しいこと、たくさんのことを経験できた。スタメンで出ることは当たり前ではない、それに気づかされた。結果だけを残していても意味がない。もちろん結果も大事だが、ピッチ内ピッチ外で、チームに必要とされる存在になることが、スタメンを勝ち取る上で、大切なことだとわかった。


 そして、代が変わり、自分たちの代となった。来年は、悔いが残らないよう、不完全燃焼で終わらないよう、日々の練習から頑張っていきたい。

来年こそ、「得点王」になるぞ!!

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