見出し画像

Guns N’ Roses

5年ぶりの来日公演。
そもそもガンズがこのメンバーで復活したのが奇跡みたいに言われていたのに、今だに活動し続け、このコロナ禍の中でも海外ツアーを積極的に行なっているなんて想像できただろうか?
しかも新曲まで発表して!

会場はさいたまスーパーアリーナ。来日公演最終日を観てきた。

開演は18時の予定だったが、10分ごろスタート。(昔は1〜2時間遅刻が当たり前だったみたいですが本当ですか?)

まずはIt's So Easyからスタート。イントロが流れてダフ・マッケイガンが現れた後アクセル・ローズが歌いながら出てきて、スラッシュが続けて登場した。


アクセルはとにかく声が絶好調のように思えた。なるべく原曲のキーで歌おうという姿勢が感じられる素晴らしい歌声だった。マイクパフォーマンスも然り。


スラッシュも相変わらずの神弾きなのだが、ステージセットから飛び降りたり走り回ったりと身体全体でオーディエンスを沸かしていた。(最後には逆立ちまで披露していた笑)


個人的に今回印象に残ったのは、もう一人のギタリスト、リチャード・フォータスだ。基本リズムギターだが割としっかりソロパートが準備されてて、素晴らしいプレイはもちろん、ピート・タウンゼントのようなウインドミル奏法を披露したりと決してサポートメンバーではない存在感を放っていた。

曲はAppetite for Destruction、Use Your Illusion I,Ⅱからのものや、その他ライブの定番曲が多かったがやっぱりWelcome to the Jungleが始まった時の高揚感は別格だった。スラッシュの手からイントロが放たれるたびに、嫌なことがどんどん後ろに吹っ飛んでいく感覚があった。これこそ伝説のバンドによる名曲の演奏の威力だろう!



Civil Warではステージに大きくウクライナの国旗が映し出された。この日ステージの両脇にはウクライナの国旗が掲げられており、直接的な言及はなかったものの現在の世界情勢に対してメッセージを発していた。
話は逸れるが今年のポール・マッカートニーのライブではBack In The U.S.S.Rがセットリストから外された。このご時世なので真っ当な判断だと思うが、1日でも早く世界中でアーティストが気兼ねなく好きなパフォーマンスをできる日が来ることを願って止まない。


ライブは一旦Nightrainで終了し、アンコールへ。
Comaが終わったあと、スラッシュ・ダフ・リチャードの三人がアコースティックギターを持ちビートルズのBlackbird を披露した。これがまた素晴らしかった・・・。
最後はお約束Paradise City!アクセルは疲れた様子もなく完璧に最後まで歌いきった!スタンド席だったらみんな前に突っ込んで行っただろうなぁ。
しばらくプログレのライブばかりだったのでこういうライブは久しぶりだった。現在わずかに感じる喉の痛みは、声の出し過ぎが原因だと思いたい。そんなに叫ばなかったと思うが・・・。


閉幕後、会場に流れたThe WhoのBaba O'Rileyが身体に染みた〜


新アルバムも噂されるガンズ。次はそれを引っ提げてのワールドツアーか?
そんな思いも十分期待できるライブだった!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?