疲れたら休めばいい(のに)

 以前、ヨシタケシンスケ氏の絵本絡みで「疲れたら休めばいい」というようなことを書いた(と思う)。
 書いたはずなのに、疲れている自分に鞭打っている自分が、いた。又しても「何やってんの?自分」だ。

 クリスマスからお正月にかけて、亡夫と過ごしたその日々が、どうしても思い出されてしまう。それは同時に、二人で年を越し、新しい年を迎えるのはこれが最後、来年は無いと、否応無しに思わされた日々でもあった。未だ、メンタルがやられる、めちゃくちゃ疲れる。だのに……。
 疲れていると分かっているのに、へこたれるな、甘えるなと、叱咤激励する自分がいた。こんなことで休むなと、鞭を振るう自分が見えた。そんな自分とはオサラバした気でいたのだが、とんでもない。考えが甘かった、かな。
 思うに。長年、そう生きて来た。休むことに罪悪感を抱き、休んではいけないと自分に言い聞かせ、ひたすら走り続けてしまった。ランニングマシーンに乗せられたまま、走る「べき」、走ら「なければならない」と思い込んでいた。だから、自分でスイッチを切る、切れる、などとは考えもしなかった。
 無理をするのは当たり前。無理をしてこそ自分の価値がある。手放したつもりでいたそんな価値観が、頭をもたげ、姿を現した。しぶといなぁ。メンタルが弱って、ガード?が甘くなったかなぁ。長年の習慣?くせ??は、そうやすやすとは取れない、と言うことか。

 いやいや、もう、そんなくせはホント、いらない。今の私には必要無い。疲れたら休めばいいんだょ。永遠に疲れている訳では無いんだから。休めばそのうち回復する。休まなければ、疲れたままだ。そしてもっと疲れる。休んでこそ、回復はある。
 だから、疲れたら休もうねっ、自分。休んでいいんだょ、自分。

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