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9/2〜 ポンコツ脳みそと生きている


こんにちは。
毎日お疲れ様です。
久々の日記になってしまってすみません。これからもおそらくこんなペースですが、お許しください。



まだまだ暑いですね。
皆さんは夏バテ、していませんか?

わたしはというと、この猛暑のなかでほとんど外に出ることもなく、美味しいご飯をモリモリ食べ、夜はスヤスヤ眠っているため、夏バテとは無縁に生活をしています。
毎日外が暑いことはなんとなく察していますが、どこか他人事。わたしの知らない間に始まった夏が、知らない間に終わっていくような心地です。

そんななか「暑いと食欲が落ちますよね〜」と美容師さんに世間話されたところで、不明瞭な相槌しか打てません。
今日も今日とて美味しいものをお腹いっぱい食べているからです。最高だね。

これを読んでくださっている方の中で夏バテしてるよ〜〜〜という方がいたら、適度に涼しい部屋で温かいおうどんなどを食べるのはいかがですか。




てことで、本編。


苦手なこと


わたしには胸を張って苦手だと言えることがある。
人の顔を覚えることだ。
(もちろん、胸を張れることではない)

とにかく、人間の顔が覚えられない……というか、正直あまり認識すらできない。そもそも得意だという人の方が少ないだろうけど、それでもまわりと比べると、そこには明確な差がある。
もちろん、得意だと言える人はわたしの目に一層輝いて見える。

人間のことは多分、顔ではなくて、髪型や着ているもの、身につけているもので認識をしている。あと身長と体格、言動。とにかく顔以外の全て総動員だ。

先日、社会で同一人物だと思っていた人が本当は2人いたことを知った。俳優さんのお顔はドラマを1クールみて覚えられるかどうか怪しい。
本当に、そのレベルなのである。


わたしがそんな苦手に本格的に気づいたのはここ最近。社会でとても多くの人と関わるのだが、本当に、面白いくらい人の顔がわからないのだ。

幸いみんな名札を付けている社会に属していて、他にも記入中の書類や作業中のパソコンなどを盗み見れば相手の名前を確認できることもあるので、まだ大ごとには至っていない。
強いていうなら「なんか見たことあるな」くらいの顔をした人に挨拶をしてみたところ「君、誰だっけ」と声を掛けられて焦ったくらいだ。
そして全然知らない人だったのだが、とてつもなくいい人だったので、最近は顔を見ると話しかけてくれるようになった。(そして珍しい眼鏡を掛けているため識別が可能となった)

そして最近気づいたその苦手、どうやらどうにも克服できそうにない。苦手科目の勉強と違って、対策方法の検討がつかないからだ。
一人ひとりの顔写真を撮らせてもらって、印刷して、暗記カードに貼り付けて名前と照合していけば、或いはなんとかなるのかもしれないが、現代社会では流石にそうはいかない。それに、もしそれが許されたところで、おそらくわたしはやらないだろう。もともと得意科目ばかり勉強するタイプなのだ。

つまり、このポンコツ脳みそと生きていくしかない。みんなができることを、わたしだけができないまま、歩いていかないといけないらしい。

これまで通り、人を覚えるときは顔以外の何かを掻き集めていくしかないのだ。もしくはどうしても覚えられなかったら、思い出せなかったら、とにかく謝り倒すしかないのだ。

ということに気が付きつつあるのもまた、最近。



だけど、それに気づいたところであまり嫌ではなかった。

どうしてだろうと考えてみると、おそらく社会の人たちのお陰だ。そもそもこの苦手は社会以外だとあまり困らないやつなので。

ずっと一緒に過ごしている人たちとは、互いに手の内が明らかになってきて、わたしの得意も苦手もバレてきている。
もしくはそれほど親しくない人でも、なんならはじめましての人でも、わたしが社会に属しているということだけ伝われば、怒られることも、不思議がられることも、不審がられることもあまりない。もしかしたら何かを思われているかもしれないが、少なくともわたしは感じ取っていない。

誰かに話しかけなくてはいけないときにウロウロしていれば、誰かしらが声を掛けてくれる。隣のわたしが人に話しかけられて困っていれば、コソッと耳打ちしてくれる。もしくはわたしがわからなさそうに話を聞いていれば、悲しむ様子もなく所属まで名乗ってくれる。

そういう親切に助けられたりもしながら、今日もポンコツ脳みそと生きている。もらった分くらいは返したいと思う反面、まわりの人にはわたしのような苦手がないように見えて、今のところ返せそうな様子がない。ひたすらに大感謝をしながら、隙を見て返していく所存だ。

ということで、わたしはたくさん支えられながらも苦手と一緒に生きている。3秒前まで話していた相手が人混みに消えたときに識別できないときだけ大変嫌になるが、そんな機会は一年に一度もない。


まだまだ毎日暑いから、残暑にやられないようにご自愛ください。

おしまい。
ここまで読んでくださった方、ありがとう。
あなたにとってもわたしにとっても、
明日からの来週がいい1週間になりますように。