3月25日〜おめでとうの語源

2024年3月31日 12:59

こんにちは。
今日で3月も終わっちゃいますね。
この時期は色々と環境が変わる方もいるでしょう。
自身の逸る気持ちも受け入れながら、どこかでほっと一息、温かいお茶なんかを飲んじゃってください。
特に環境が変わるわけではないなぁ、という方も是非、お茶飲みましょう、お茶。
珈琲もいいけど、わたしはお茶派です。紅茶も日本茶も中国茶も好き。

さて、この時期ってそんな環境の変化に伴って、一年で1番、街に「おめでとう」が行き交っている気がする。

かく言うわたしも、今年の春はありがたいことに「おめでとう」と言っていただく機会があった。わたし自身のこともそうだし、オタクというのは推しにめでたいことがあると周りに祝福されるという不思議な生き物で、わたしはここ最近推しのキャラクターやコンテンツにさまざまな新展開があったため、たくさんの「おめでとう」を浴びた。
ありがとうございます。幸せです。

また、何故かは全然分かっていないのだけれど、わたしと仲良くしてくれている友人やフォロワーの誕生日の9割が、一年の三分の一にあたる3月から6月までの4ヶ月間に収まっていて、今年もその時期に足を踏み入れたため、3月に入ってからもう三度も直接人の誕生日を祝った。誕生日を祝う関係の人間なんてそんなに多くないのに、そのなかの3人である。すごい。なんかよくわからないが、すごい。
それからもちろん、新展開のあった推したちにわたしからもたくさん「おめでとう」を言った。
だから言っていただいた分くらいは、わたしからもおめでとうと発したと思う。

今年の春は特に「おめでとう」の行き来が激しい。こんな温かい往来なら大歓迎だ。

「おめでとう」の語源

そうやって「おめでとう」のやり取りをしていると、ふと浮かんでくる記憶がある。
わたしがとある人生の節目に立ったときだった。とある人から、こんな感じの素敵なことを教えていただいた。

あなたたちは今日、たくさんおめでとうと言われたことでしょう。これからもたくさんおめでとうと言われる機会があると思います。
おめでとう、の語源を知っていますか。
おめでとうのめで、は「愛でる」から、とうの部分は「いとう（甚う）」から。
あなたにおめでとうと言ってくれたその人は、あなたのことをとても賞賛して、愛してくれているのです。
それを知ったあなたはきっと、おめでとうと言ってもらうよりも先に、ありがとう、と伝えることができるでしょう。

もう何年も前のことだからうろ覚えだけど、ニュアンスはこんな感じだったと思う。特に、最後の文はこんな感じだったのを忘れない。

……良すぎないか？

ずっと頭の奥底の箱に仕舞っていて取り出すことのなかった記憶だった。しかし、今年の春の初めの方、人からものを受け取る瞬間にふと、その蓋が開いたのだ。
試しにありがとうございます、と微笑んでみれば、相手もおめでとう、とふわりと笑ってくれた。
それからというもの、今年はおめでとうと言われるたびにそのことが花吹雪のように脳内を舞う。すると、いつもよりも丁寧にありがとうございます、と伝える自分が生まれる。
なんだか素敵な体験だった。

今年の春、おめでとうと言われた人ほど、大きな環境の変化を目の当たりにしているかもしれない。もしかしたら一人で臨むオープンワールドに足がすくんでいるかもしれない。うまく呼吸ができていないかもしれない。
あなたにおめでとうと言ってくれた人が、力を貸してくれるとは言わない。もしかしたら、もらったおめでとうの中には不本意なものもあるかもしれないし。
それでも、それにありがとうと返せたあなたは、今日もあなたのすぐ側にいる。あなたと一緒に広い世界を目の前にして、もしかしたら笑っているかも。

これを読んでくれてるすべての人へ。
新しい春だよ。おめでとう。