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音は体を表す生き物である。

ジャズを超え、もはやロック

私は、ジャズピアニストの上原ひろみさんの大ファンですが、初めて生演奏を聴かせていただいたのが、上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト「MOVE JAPAN TOUR 2012」@東京国際フォーラムへ参戦した時でした。
上原ひろみさんの演奏は、ジャズ、そしてクラシック、いや、もはやロックの域にも達しており、終始、上原ひろみサウンドに魅了され続け、あのコンサートから8年経った今でも鮮明に我が右脳に焼き付いたままです。本当に、唯一無二の存在。日本の宝。という訳で、今回は、上原ひろみさんのどんな所が好きなのかを、曲と共にお話ししていきたいと思います。

好きな所①:起承転結がある

まずは、コチラの曲を聴いてほしいのですが、上原ひろみさんの曲は、必ずと言って良いほど、1つの曲の中に「起承転結」が存在しています。

(私はジャズ関連素人ですが感じている事を書いていきますね)上原ひろみさんは、結構、理論派な気がしてて。1つの曲に必ず「テーマ」と呼ばれる、いわゆる主旋律のようなメロディー部分があり、このテーマを軸にして、起承転結を用いて変化させつつフィナーレを迎えるわけですが、この起承転結という名の、「立体感」のある音色が実に心地よくて。特に、フィナーレ直前で、突然テンポがガクっと落ちる所なんてもう本当にお洒落で大好きです。1つの物語の中にいるようで、聴いてて心が躍るんです。アドレナリン出ます。

好きな所②:テンポキープレベルが神

私も、かつて音楽を勉強していた者として、これだけは実感しているのですが、「ある一定のテンポをキープしながら演奏する」って、しぬほど難しいんです。難易度超高いけども大事なことで、練習中は本当にメトロノームとの闘いで、集中してないと絶対ズレるし。めちゃくちゃ難しいんです。しかしながら、上原ひろみさんの、この神がかったテンポキープレベルといったら。。。もうね、常に170くらい(アレグロ?プレスト?くらい?)をキープしながら演奏されるんですよ。鳥肌モノです。ちなみに、こちらの曲は、上原ひろみさんの曲の中で一番好きな曲。Dancando No Paraiso。嗚呼、何度聞いても最高にカッコいい。テンポ感が神。。。

好きな所③:音の輝きが尋常じゃない

CDでもそうですが、生演奏を聴いたときに、1音目を聴いたときに、即、感じました。フォルテッシモの音色から、ピアニッシモの、水面に水滴が落ちるほどの小さな音色まで、鮮明に聴こえるんです。尋常じゃなく綺麗で、、、涙が出ました。この音色の美しさ、テンポ感、起承転結、すべてにおいて、総じて素晴らしいピアニスト、上原ひろみさん。大好きです。

お客様の人生の一部になる

以前、インタビューでこんなことを仰っていました。コンサートに来られる方に対し「(自身のコンサートの時間は)私のコンサートを聴きに来てくださる方の人生の一部になるので、中途半端なことはできない。1回1回が勝負です。」と。
(1回のコンサートで2~3キロ体重減るらしいです、、、)
プロ意識、半端ないです。音楽に命をかけています。感動しすぎて、またも鳥肌立ちました。上原ひろみさんの生演奏が「私の人生の一部」になった事が、私の人生の誇りです。生きてて良かったです。彼女の音楽に、これからも一生ついていきます。
夢は、ブルーノートで、上原ひろみさんの演奏を聴く事です。いつか、必ず、、、、実現させたい。

オシャレキシも見たい!

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