インナーチャイルドの慰め

インナーチャイルド。これも知っている人は知っていると思います。自分の中の子供。自分の幼い部分。あるいは成長していない、満たされていない所。

カウセリング受けて言われたのは確かこれ。貴方のインナーチャイルドを慰めてあげてくださいって。

イメージ。泣いている幼い頃の私を大人になった現在の私が抱きしめてあげてくださいって。

そう、前出の瀕死の仔猫を助けて上げるというのと全く一緒です。

私は髪の毛を自分で洗えるようになるまでのばす事を禁止されていたのです。そして髪は常に父親が家で切っておりました。家で切ること自体は嫌ではありませんでしたが美容院デビューがかなり遅かった為、私にとって美容院は歯医者よりも行きにくいところになってます。
母親が娘の髪の毛を洗えもしなければ結うこともゴムで縛ることさえもしなかった、出来なかったのです。
私も他の子のように二つに縛ったり、三つ編みしたり、たまにはリボンつけたりしたかった。なのでイメージの中で幼い私にやってあげました。

服も買ってもらった記憶ないので、買ってあげました。お弁当も色きれいになんて作ってもらえなかったから、卵焼きだとか、プチトマトだとか、入れてきれいに作って持たせてあげました。

一緒にクッキー焼いたり、ケーキ焼いたりもしました。おおよそ大体の母親が娘と一緒にすることを思いつく限り、インナーチャイルド、私の中の幼い私と一緒にやったのです。

そして、いじめられていたから(親には当時は打ち明けなかった。なんか無駄って言うのがわかっていたのかもしれない)じっくり話を聞いてあげて、学校にも話し合いにいって、そして《無理に行かなくてもいい》と言ってあげました。

小学校の卒業式には、少しドレスアップした服を着せてあげました。(えーえー普段着でした。他の人は皆ドレスアップした服でした)

現実の今の私にもできる範囲でやりました。ちょっと欲しくなった服やら靴やらを買って、食べたいと思ったらケーキを買って食べました。現実の私にも優しく、なるべく希望を叶える生活をしてました。

私は私という子供を育てたのです。母親に代わって。

全てではありませんが、今までは芝居に必要だから、という理由で色々とやっていたように思います。理由付けをして何かをしていたように思います。

ファッションの組み合わせだとか、メイクだとかは芝居を通して学んだ事がほとんどだと思います。

必要だからやる、ではなくてそうしたいからやる。

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