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ある意味最強・日本語

 本日もダラダラとヨウツベを流し見していたら、こんな動画がありました。
「何故日本人は英語が苦手なのか?」

 その外国人は、日本(人)は教育水準も高いのになぜか英語だけは苦手。それをとても不思議がっていました。日本の友人に問いかけてみたところ、「日本の英語の授業は書き読みがメインで日常会話の習得とは違うから」みたいな解答をしていました。又、終戦後、短期間とはいえ占領軍統治下だったにも関わらず、英語が浸透していないのはなぜか?という疑問もありました。

 他にも、文法がそもそも違うだとか、日本人が英語が苦手な理由をあげている記事が散見されますが、今回見つけたこの理由がひょっとして一番の納得の理由なのかもと思いました。

 そう、日本語最強説。

 日本語は言語学的に高技術で合理的だそうです。

 周知の通り日本語は、主に漢字・ひらがな・カタカナの組み合わせで使用されています。
 漢字は表意文字ともされ、一文字でそれが何を指しているか、という、漢字一字で意味を持つ、感覚的にわかると思いますが、例えば「胃」はこれだけで、口から入った食物をその器官が放出する液によって更に細かく流動化させ、食物の栄養素をより身体に吸収させやすくするための消化管の一部、

 この長ったらしい説明を「胃」1文字で片付けられます。更に組み合わせる事で更にたくさんの事が説明できます。(胃液、胃癌、胃下垂等)

 ひらがな・カタカナは表音文字でその一字では特に意味をなさず、発音だけを表す文字です。「い」は口を横方向に広げて発する音です。

 英語を始めとする各国の言葉はほとんどこの表音文字。漢字発祥の地、中国は表意文字。

なんと、この

 表意文字と表音文字を同時に日常的に使っているのは日本だけ

 !?だそうです。軽くググってみただけですが。今回は本質と話がズレるので深くは追求しません。

 表意文字と表音文字を使いこなしてる日本、というところが肝です。

 さて、幕末、明治維新と遅れを取る日本は追いつき追い越せと海外の優れた文化や技術、学問等を貪欲なまでに追求し取り入れます。進んだ海外の学問を知った一部の知識人が、広く日本人にも知ってほしいと翻訳をはじめたのです。

 諸外国が他国の文化を学ぶ時、自国にはない概念やモノ・コトがあるのでそのままにその国の言葉で覚えます。ところが高技術な言語の日本語は自国その言葉にあった日本語を創り出してしまったのです。因数分解、光合成、自由、経済、鉄道、これらは西洋の学術書を読んだ人が日本人でも理解しやすいようにとその時に創り出された言葉だそうです。

 詰まり、日本語という言語が高度で海外の言葉が日本語に置き換え可で日本語に則した言葉が生まれ、一部の人が翻訳という手段を得て海外の学問を広く一般の人にも学ぶ事が出来るようになった、だから英語が広く浸透しなかった、というわけです。


 戦時中に英語を使うのを禁止され、野球の用語が日本語に置き換わった話を思い出しましたけれど、今は両方残っていますよね。更に5月の大型連休をゴールデンウィークという和製英語まで作っちゃいますからね。

以上、日本語ある意味最強説でした。


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