今日の夕食何にしよう


「私が子供の頃にはなかったな」そう思う方が少なからずいるであろう年中行事が、この節分に「恵方巻を食べる」事。

節分に柊鰯を玄関に飾り豆を撒き、数え歳の数だけ豆を食べる、まではあった。我が家では柊鰯は飾らなかったが、知ってはいた。クリスマスや誕生日等に比べれば地味な行事で、子供心には11月や6月と共に「つまらない月」だった。

子供の頃にはなくて、今は市民権を得たであろう行事がもう一つある。「ハロウイーン」である。今の子供にとってこのハロウイーンと節分は、楽しみな年中行事の一つとなっているだろう。

さて、この「ハロウイーン」と「恵方巻」だが、ハロウイーンは世間にジワジワと拡がりだしたが、恵方巻は一気に拡まった感じがする。

企業戦略だとか、ハロウイーンは具体的に大人は何すればいいの?みたいなこともあるだろうが、恵方巻が爆発的に広まったのは、「主婦の悩み」という全国共通事項があったからではないだろうか。
すなわち「今日の夕食何にしよう」問題。

そう、今日は節分だから恵方巻で、と即決出来る。七福神に例えて7種の具を入れるのが本当らしいが、今はもう変り種がたくさん出ている。デザート系まで出ている。量も申し分ないし、あとは汁物と漬物程度で充分。

私の子供の頃は寿司はどちらかというと高級料理だったが、養殖や冷凍技術や配送等の進歩で今はスーパーに並べられている。

それでも「祝事には寿司」というイメージは残っているので、多少高くても買っていく。

そういったものがあいまって、短時間で爆発的に広まったのでは、と

思いながら去年に引き続き今年も食べ損ねた。昨今の作り過ぎ、廃棄物問題で数を減らしたようだ。
某スーパー21時まで勤務の私は、帰りに半額になった恵方巻を買って帰るのが通年だったが、去年も今年も見事に一本もなかった。

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