久しぶりにボールを投げた

研修のためちょっと遠出した。帰宅は電車の直帰。最寄駅への行き方を聞いて15時に研修先を出て、公園脇を駅に向かって歩いていたら”すみません、ボール取ってもらえませんか”と声をかけられ、声のする方を向いたら公園内の運動場からだった。少し高い網状の塀の内側。キョロキョロしながらどこでですかって聞いたら木の根元ですって。真横の木の下にソフトボールくらいの大きさの白いボールを見つけた。

”いきますよ”

と少し高い塀を超えるだろうか?そんな杞憂を抱えながらボールを斜め上に投げた。

実に何十年ぶりくらいの動作。幸いにもボールは塀を越えてくれた。

”ありがとうございま〜す”

お礼を言う青年に会釈で応えて、私はまた歩き出した。

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