報酬と動機とやっぱり「人」

日本でもあおり運転だったり悪質クレーマーだったりと、そして今の日本の現状を嘆く人達が一定数いるけれど、なんてことはない、海外にもいて、(日本にはそのニュースは入ってこないだけ)いうなればどこにでもいる、ということだ。

それはさておき、日本は賃金が低いと言われて久しいが、それでは賃金が高ければいいのか?ということに対してある記事を読んで疑問がわいたので提示してみたくなった。

YouTubeで拾った、とある国の、ショッピングモール内の飲食スペースでの出来事。
いわゆる不良少年達が騒いでいたので店員が警察を呼んだが、その不良少年達は実は地元の有力者達の息子達。
呼ばれた警察官は後々の自分達の行末を懸念したこともあって、裏金渡されて引っ込んでしまった。こうなるともう警察はあてにできない。
警察も追っ払ったことからその飲食スペースは不良少年達がやりたい放題の無法地帯と化していた。
悪ふざけが過ぎて、自業自得的なことが起こって一応の決着がついたのだが(簡単に言うと全員感電死した)このように警察官がお金、つまり報酬や後々の自分の立場をおもんぱかっての行動をされては、もはや警察官ではない。
もちろん警察官をはじめ、自衛官や消防士やその他諸々、それなりの報酬を貰わないとやってられないだろうし、見合わない報酬では成ろうって人も減るばかりだろうけれど、報酬の額ではない、動機というものがしっかりしていないと機能してくれないものだ。

それこそお金を払う、払わないで差をつけられては堪らない。

そんなことを思った。


クレームの内容に「社員教育がなってない」というのがあるが、これがある意味大変困るクレームである。

園児のバス置き去りで死亡事故が発生し、どこの園でも、園児を降ろした後の見回り確認を必ずするよう、再三注意喚起したはずなのに、またどこぞで起こってしまった。
幸い大事にには至らなかったが、防止策として、バスの最後部に機器を設置して、そこにたどり着いて操作しないと音が止まらないシステムを導入したところもあるってやっていたけれど、面倒だからはなから電源入っていないや、電池切れだったとか、あるいは故障しているだとか、そんな理由でシステムが作動しないことも考えられる。

そんな装置つけなくても他人様のお子さんを預かってるという責任感、つまり最後は人だ、という話にまさにその通りと思った。




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