私の知ってるルパン三世

噂やどこかで読んだ等、断片的な不確か情報の繋ぎ合わせです。間違っていたらごめんなさい。(出来る限りググってみます)

ルパン三世が原作、故モンキーパンチ氏の手により青年紙アクションに掲載されたのは1967年。私が生まれる二年前です。知るよしもありません。(あ、歳バレ)
テレビ放映が始まったのが1971年。物心つくかつくかつかないかの時。
もしかしたらリアルタイムでは見ていないかもしれない。ただ6才上の兄がいたので、一緒に見ていたかもしれない。後に第二シリーズが始まって視聴率が良かったので第一シリーズも再放送した時に、いわゆるデジャヴというものを感じたから。

以前にも書いた通り、第一シリーズは大人向け漫画として放送開始。ただ視聴率は良くなかったらしく、アニメは子供向けのもの、という認識のもと途中から子供向けに路線変更しました。この時に今はかの有名な監督、宮崎駿氏が制作陣に加わっています。(あるいは総指揮的なポジションか?)
それでも視聴率は伸び悩み、放送終了となリます。

第一シリーズをみるとその変貌ぶりがよくわかると思います。絵柄やらキャラクターやらが結構変っていると思います。一番割を喰ったのは銭形警部。ルパン三世に匹敵する敏腕刑事だったのに子供向けとして一番の間抜けキャラと化してしまったのだから。(他にも斬鉄剣こんにゃく切れないだとか、コミカル的な物が増えてアダルト要素は激減。ルパン三世は殺人はしない、なんて事もなる。第一シリーズはそれは全くない)

ググってみたところ、放映権が安かった為、各再放送をしたところじわりじわりと人気が出て、5年後に第二シリーズが始まり、これが高視聴率。以降断絶的ながらも生誕50年というアニメーション番組になっていく。

さて、第一シリーズの大人向けアニメとして放映されたところ低視聴率で路線変更を余儀なくされて、勿論原作者のモンキーパンチ氏は反対したそう。でもどんな事が話合われたかはわからないが、主要キャラクターの基本路線から大きく外れない限りはどう使おうが自由に、となったらしい。モンキー氏としては結構な苦渋の決断。以来テレビ版に関してはほとんどノータッチだったとか。
他の知り得た情報としては、当時から作画が間に合わず、出来上がる前に先に声を撮る事に疑問を呈し、(声を発する人の番になると当てられた色のついた線が表れ、その線が消えるまでの時間が当てられたセリフの時間だったとか)ルパン三世主要メンバー声優陣は、作画が無い時点でのアテレコはしないという協定を結んでいたらしい。

ルパン三世長編映画第二段”カリオストロの城”
これにも様々な裏があったようです。宮崎駿初監督作品として有名ですが、スタジオジブリ作品ではないことも影響しているのかもしれませんが、宮崎駿監督作品としても又、ルパン三世の作品としてもどうも浮いた存在のようなんですよね。今はそうでもないですが、ちょっと前まではそんな扱いだった気がします。

内容的にはやはりルパン三世作品としては明らかに路線変更した内容。初映画”ルパンvs複製人間の方が原作ルパン三世の世界観ですから。


しかもカリ城の方はやれ公開時期が迫っているだの予算がどうだのスポンサーがどうだの、初監督は当時無名に近い若手監督。相当無理無茶を言われただとか言われなかっただとか。(カリ城に関してはルパン三世の声優、山田氏とのちょっとしたバトルがあったとかなかったとか。真意は不明)

確かに映画の宣伝としてのセル画に使用されたものの中にクラリスがオートジャイロに乗っているものがいくつか散見されます。でも本作ではクラリスはオートジャイロに乗っていません。何でも公開直前になってその部分大幅変更を余儀なくされたとか。理由はわかりません。でも確かにあそこの前後シーンはかなり雑な作りになっています。時間がなかったのです。
そして監督はそんな縛りのない、もっと思い通りの作品を作りたくてスタジオジブリを立ち上げたとか。

以降、ルパン三世シリーズは実に様々な人がメガホン握って撮っていますね。
”DEAD or ALIVE”モンキーパンチ氏が監督です。

さて、押井守氏の作品”天使の卵”ってご存知ですか?私は題名しか知らなくて全く内容は知らないのですが、あれ、ルパン三世の映画を作る上で始めに押井氏に話があった模様。それで構想を話したところ話が白紙になって、単独であの映画を作った、とどこかで聞いた気がします。

ルパン三世50周年。様々な媒体で私に入ってきました。勿論一番多いのはテレビなのですが、漫画もいくつか読んでいます。基本の基本、原作のモンキーパンチ氏の手によるコミックはどこで読んだのかな。昔は満喫なんてなかったけれど例えば街角のラーメン屋だとか、あるいは歯医者、床屋(私は幼少時、髪の毛は父親が切ったかあるいは床屋に行ってたので、未だに美容院苦手です、実は)等に置いてありませんでしたか?そこで読んだかもしれません。

大人になって、青年誌アクションでルパン三世が連載しているって知って、しばらく読んでいた時期がありました。そこに載っていたルパン三世は勿論モンキーパンチ氏でしたが、昔の読んだ記憶のあるハードボイルドではなくて、アニメの一番馴染みのあるルパン三世にかなり近かった。ギャグ部分もある、軽口を言い合うおなじみのルパン、次元の掛け合いもある、ハード色はかなり薄い作品でした。
この時は、ルパン三世制作会社(アニメーション側)とパンチ氏のしこりも解けたと聞き及んでいた後で、アニメーション側が新たに導き出したルパン三世の少し軽い部分、ハードな仕事を軽くこなしていくようなあの感じのルパン三世も受け入れた事によるパンチ氏側の変化の証だったんだろうなと思います。実際、アクションという狭い層の中のルパン三世という作品が広く認知を得られたのは、ルパン三世自体のキャラクター性が拡がった事で可能になり、活躍の場が拡がった、そのことに感謝していたとあった気がします。

その頃青年誌アクションのルパン三世ページの端にルパン三世豆知識、が載っていまして、そこにアニメーションルパン三世に携わっていた人の中にガンマニアがいて、そこから(私の中では)名作と思っている”荒野に散ったコンバットマグナム”が生まれたのだとか。
他断片的な曖昧記憶の出典はアニメージュだとか、アニメーションに関した今は手元にない本だとか、そんな所です。

山田氏がお亡くなりになりなり・・・その時の私の心境等はこちらに綴ってあります

>>>>>お礼を言いたい|とみはじめ #note https://note.com/04tomihajime13/n/n4ff13df341f3

この時にも書きましたが、ハードボイルドのルパン三世も好き、その時そう思った人が制作陣の中心にいるようになり、今また新たなルパン三世が生まれているように感じます。

峰不二子を中心にした作品、次元大介を中心にした作品、石川五右衛門、そして銭形警部。
このような仕事に携わっていくうちにいつかルパン三世(とその一味、銭形警部含むwww)のキャラクターを使っての作品を作ってみたいと思うのかもしれませんね。
なんだかルパン三世という漫画が親元離れて様々な人の思いや望みを受け入れて、一回りも二回りも育ってどんな要素でも受け入れられようになって還ってきたみたいです。

さて、今なぜこれ書くか、というとWOWOWで特集してるから。

懐かしい。

始まったばかりだけれども随分久しぶりに見直す作品も、当時は駄作!なんて通ぶって見ていたのが恥ずかしい。
見る視点が変わったのかはたまた視点が増えたのか、”面白い”じゃんか〜。

他もいいけれど、やっぱりルパンvs複製人間は傑作。50年前でクローンだとか、最後のマモーの正体だとかやっぱり凄い。私的には五エ門の折れた斬鉄剣の切っ先の後々の出方がもうしびれものなのです。
声優陣豪華ですし。知ってましたか?マモーの声、水戸黄門役として有名だった西村晃氏ですよ!

しばらく日曜日は何もしません!

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