日本人は何故同調圧力が強いか
例えば海外の人がびっくりするくらい,災害時の日本人の冷静さや秩序、普段の通勤電車乗降の列、マスク着用などなど、結束力や団結力、良くも悪くも日本(人)は同調圧力が強いと言われる。
日本(人)は太古の昔より、現代の日本(人)が思うよりもずっと深く深く、自然に対峙してきた、ただその一点に尽きると思う。
四方を海に囲まれた、地政学的にみれば他族からの侵略よりも大自然の脅威や恵みと対峙してきた。
自然の脅威や恵みは善人悪人関係なく、それこそ真に平等に押し寄せる。差別も何もなく、対処を間違えればその人の親兄弟はもとよりその村全体が全滅する。一人の身勝手な行動は時に村の全滅をもたらす存亡の危機なのだ。
今でも大雪で、たった1台の車の立ち往生で,何百台もの車が動けなくなり、命の危険にさらされる。この1台の車、スタットレスタイヤだっただとか、チェーン巻いていたなど備えてはいたけれど、だったら後続車の人達や周囲の人達が(自分たちの身の安全のためにも)何とか助けようとしてくれるけれど、大雪に対しての何の対策もしていなかった馬鹿だったら・・・・そういう人達を生み出さない、そういうことの積み重ねの努力の果てが同調圧力。
自然災害だから、その範囲は広域、一山超えた隣の村くらいでは状況は似たりよったり。
運よく一人だけ逃げ切れば、別の村からは卑怯者、迫害の対象。この村が似たような災害に見回ればこのヨソ者は又一人だけ逃げ出すだろう。そのような卑怯者を助ける気は起きない。そこは感情ある人間として当然の帰結。
日本(人)のこの周囲の人に合わせる資質は、自然に立ち向かうために絶対必要不可欠でDNAレベルで備わってしまったもの。
他国は日本に比べると自然の様々な脅威よりも他国からの侵略すなわち人間の脅威のが比率が大きかった。
あるものは戦い、あるものは寝返り、あるものはスパイとなって、そうして命をつなぎ、子孫を残してきた。個人個人の性格や資質に合わせて対処してきたので、個人や個性というものが強化される。
何故日本(人)は同調圧力が強いかと言われたならば、それは日本人だからだ、日本という国に生まれたからだ。
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