駄文

All Rightに入ってるナガマツシンタロウのコラムを読んで。

言葉にできない悲しみを代わりに声にして叫ぶから

小さい時から、自己肯定感がすごく低かった。スポーツをやっていたから、男の子のように髪の毛が短くて、可愛い物とは無縁な位置にいた。他人より秀でてできるものが特になくて、他人よりできないことの方が多かった。思春期の荒波に揉まれて、自分の主張ができなくなった。でも、ロックに出会って、これは違うのでは?と思い始めた。ああ、彼らは私の「代弁者」なんだなと思った。私が失恋したら、私の代わりに失恋を嘆いて、誰かの死に打ちひしがれたら、代わりに悲しんでくれる。私が嬉しかったら喜んで、死にたくなったら、生かしてくれる。高校生になってから、「口が悪いよね」と言われるようになって、それがどんどん「性格が悪いよね」と言わられようになった。でもそれは、わたしが誰よりも自分を大切にしてるからだと思う。いざという時、自分の人生を誰かに決めてほしくない、自分のことは自分で決めたい。だったらそれでいいじゃんって、だったらそれを応援するし、不安だったら俺らを頼れよって、そんなことをSIX LOUNGE は、シンタロウくんは言ってくれてる気がした。それって、重すぎるんじゃない?と思ってたけど、間違ってなかったんだな、と思う。私にとっては、輝かしいほどの光、希望だから。

ここにいて、ずっとそばにいて

ずっと、自己肯定感が低かったけど、自分が好きなものには何よりも自信があった。私が好きなものが、絶対に最低で最悪なものとは正反対だと思っていたから。学生という多感な時期に、自分の好きなものを真っ向から否定されて、ひどく傷ついた。馬鹿だな、とか、メンヘラだな、とか、重いなぁ、とか。その時は、ああそうなのか、自分はおかしいのか、と思って手放してしまった。今思うと、そんなの気にせずに好きなままでいればよかったのに。だって、何年後かには、大衆が愛する曲になるから。でも今は違う。私は、私が好きな人たちの好きなものを否定したくないし、そういう人から好きな人を守りたいと思う。だって、私が初めてSIX LOUNGE を聴いた時の感動と、あの時の衝動、とにかくあの時の自分を否定できない。そうやって思ってたら、好きな人も自分を、自分の好きなものごとひっくるめて想ってくれる日が来ると思う。自分は、本当にこの人(ナガマツシンタロウ)の生き様が好きで、話す機会があっても絶対に緊張してうまく話せないし、話したいこと伝えたいこと山ほどあるのに結局2割くらいしか伝わらない。でも、きっと彼はうんうんってもしかしたら適当かもしれないけど、ちゃんと聞いてくれるし、音楽で還元してくれる。ライブハウスで対峙する時、ああこの音楽にこの言葉に生かされてて、この言葉を愛して愛されてると思う。だからSIX LOUNGE が好きなんだ。最近常々思う、こんなに好きなバンドにもう出会えないんじゃないのか?って。自分のこれからの人生捧げてもいいと思えるくらい、このバンドに救われてる!ありがとう。そして、All Right リリースおめでとう!

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