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孤独力を磨く

「孤独力」これは、News Picksの佐々木紀彦さんの動画を見た時に出てきた言葉です。○○力という言葉や本は多く目や耳にしてきましたが、この孤独力という言葉は今までに聞いたことがなく少し興味深かったので、少しこの孤独力について考えてみます。

孤独力とは何か

孤独力とは、他人との接触を避け、物理的な孤立の状態そのものを愛するような、自閉的な意味ではありません。 社会のなかで人とかかわりあいながらも、常に自分の意思を主軸に置いて、自己責任で生きるという姿勢のことです。

つまるところ自己逃避せず、自分と向き合える力だと思います。目の前の物事に自分の意志や意見を持ち自分1人で自分と対話するといった感じでしょうか。

日本は学生時代に集団行動をとって生活してきました。
これは、社会に出ても同じ形態で働いてる人も少なくないと思います。
そのせいか日本人は誰かと同じだと安心しますし、人と違うことをすることを恐れます。

これは動物的な面もあり多くの野生動物たちは群れることで自分の身を守り生きてきていました。
この本能的な部分に置いては形は違えど人間も同じなのかな?と思います。

しかし、最近は集団ではなく「個の時代」なんて言われています。見方を変えれば「個」の力が集団の力だとも言えると思います。これは仕事だけでなく、団体競技のプロスポーツの世界などでも言われていたりします。

つまり孤独力を磨き「個」を高めることで組織で活躍できる。組織が強くなる。そう感じます。
逆に今は様々なプラットホームが生まれSNSが発達したことにより組織に属さずとも「個」で輝ける時代であるとも言えると思います。

自我に喰われる

佐々木さんは動画の中で「自我に喰われる」という表現をしています。

SNSの発達によりほとんどの人は自己承認欲求が高まりました。孤独力が無い人がSNSを使うと「自我に喰われる」ので、SNSはしない方が良いと言っています。

特に若い人は自己承認欲求が高まりナルシシズムに溺れて自我に食われ没落していくそうです。
実のところ自分の周りに敵などほとんどいなく自分「自我」という自分の中にいる精神的なものに喰われ没落してしまいます。

ですから、若いうちから自分を客観視し孤独力=人間力を磨き自己を形成することがこれから特に10代20代の人には必要になってくると思います。

器量を測る


私自身、ネットを通じて世界中の誰とでも繋がることが出来た今、個の強さや孤独力を身に付けることは非常に大切に感じます。

そして佐々木さんはもう1つ器量というものに例えています。
よく器の大きな人小さな人といった具合に人の包容力なんかを例えたりします。
そしてその器量とはどのように形成されるか

強さ(孤独力)+優しさ+明るさ=器量

動画の中でこのような方程式を立てています。
今までは器の大きさは測れるものではなかったようにおもいます。しかし、自分の器量を測るものさしや器量を育てる1つの方法として孤独力。自己と向き合うのは効果的かもしれません。

最後に



孤独力を磨くことで情報過多時代に情報に振り回されず、必要な情報と必要な人の助言を取り入れ自らの頭で考えれるようになると思います。

そしてなにより常に自問自答といいますか、私の場合は感情のマネジメントや人の考え方のようなものは20歳ぐらいの時から自分の中で自問自答してきました。

そのおかげか感情的になることはほとんどなく、自分の機嫌や感情は自分でコントロールできるようになりました。
自分の思考や生き方に対しても概ね満足できます。
もちろんこれから多くの壁や問題にぶつかり形を変え向き合っていくことになるとは思います。

その度に孤独力=人間力であり、自己逃避せず自分と向き合うことを忘れずにいたいとおもいます。

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