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『いぬねこグランプリ』審査結果発表!

春寒の候、みなさまいかがお過ごしでございましょうか。
さて、阿賀北ノベルジャム「チームいぬねこ出版」プロモーション企画『いぬねこグランプリ』に多数のご参加誠にありがとうございました。厳正な(たぶん。いや、厳正。誰がなんと言おうと厳正)審査の結果、各賞が決定いたしました。

阿賀北ノベルジャムといぬねこグランプリ、そして参加作品まとめはこちらを。

では、結果発表です!
※各賞は賞名担当者が決定しております。かぶらなかったので合議にはなりませんでした。

(ちゃんと聴くようにw)↓

【敏腕編集者げんなり賞】
(魚沼産コシヒカリブランド米)

『村上茶買います』苦草堅一

条件付きです。新潟防衛軍を絡められなかったので、イグBFC4の中の人になっていただきたい。とか!(げんなり)
もはや正編のレベルなんよ。(心労)
タイトルで嫌な予感はした。的中した。(まっきー)

【心労賞】
(新潟の地酒)

『皆本の前職』海音寺ジョー

二次創作であるということで、作者ですら思いつかなかったサブキャラの掘り下げをやってくれたことを評価したいですね。あと虎じいが好き笑(心)
不思議とリアルな、そうして十分に虚構的楽しさに満ち溢れた作品。
そうかあ、転職しちゃったのかあ、死を覚悟しちゃうよなあ、でも頑張る。(げ)

【まっきー賞】
(元祖浪花屋製菓柿チョコ)

『余はいかにしてバッドウーマンとなりしか』比良坂美紀

岸本知事が変心する理由が弱いという意見があってですね、言われてみりゃ都合いいなと自分でも思っていたものですから、そこを補強するような話を出してきたのはやられたなと思いましたね。(ま)
物語のメリハリというか、たとえばどん底を味わったからわかる強さとか優しさなんてものがリアルに感じられる作品。人知れず大人は大変なのだ。(げ)

【犬藤賞】
(越後妻有へぎそば)

『ピコピコハンマー新潟物語』エンプティ・オープン

新潟防衛軍のキャラがよく生かされてて面白い作品でした!(犬藤)
あはは、これはアンセムみたいなものです。宝箱にしまっておきます。
キノコは食べません。(げ

受賞されたみなさん、おめでとうございます。そんなに誇れるような賞ではありませんが、とにかくおめでとうございます。
賞品発送のため、住所氏名電話番号をTwitterアカウント @nekojita0414 までDM、もしくは
nekojita0414@icloud.com までメール願います。
いただいた情報は、発送以外の用途には使用せず適切に管理の上でログを残さぬよう破棄いたします。
また、アルコールは飲めない、アレルギーがある等、賞品とミスマッチの場合は遠慮なくご連絡下さい。同等の代替品をご相談させていただきます。

と こ ろ で

選考は極めて大変でした。いや、みんな面白いし上手いし、いったいなんなんですかこのあたりのみなさんは。
というわけで、惜しくも選外となってしまった作品についてのコメントです。

『激突!新潟防衛軍vsアガキタイオン』フレンチ黒沸

これはもう原作のテイストのまんまではないか、謎の作家さん!
ヒロイン二人がイキイキしてるのはもちろん、加藤の姿で終わるところに、若者たちへの温かいエールを感じた。(げ)
僕の旧知の仲である出版業界の友人、フレンチ黒沸氏によるアガキタイオン二次創作。流石に僕の作品のコンセプトをよくわかっておられる……
ちなみに加藤くんは結婚後、トンチキっぷりは鳴りをひそめて仕事に育児に頑張っていたそうですが、この一件の後は何かに火が付いたように邁進されているそうです(何に)。(心)
まるでアガキタイオン作者が変名で書いたかのような完璧なパスティーシュ。誰だ。誰なんだフレンチ黒沸!(うるせえよ)(ま)

『車窓にて』Takeman

ひたすらにエモい。沁みてくるような文体と一緒に、猪狩氏の大切な人の想いがしみじみと伝わってきました。これ、正式参加でも良かったんじゃないかな……(心)
これは本編を読まないと分かりづらい、でも読んだ後だとぐりぐり泣かせに来る作品。みんな本編も読もう!(げ)
今回、いちばん心を動かされたのはこの作品かもしれない。泣ける。(ま)

『五頭大の人生における平凡なある一日』小林猫太

ヒーローの日常の悲哀がこれでもかと書かれていて、現実という地にしっかりと足のついた作品だったと思います(?) そして笹川課長はきっといい人……。(心)
これが猫太節だ! しかし何故セブンイレブンに行くのか、そこが分からない。あ、セブンカフェなんだね、チャレンジ。(げ)

『ラッキーアイテム』Takeman

この登場人物にスポットを当てるとは思わなかった……しかし物語の起点となった人物の掘り下げはときにとても大事になるのかもしれませんね。彼を描いてくれてありがとうございました。(心)
ラストの一文が横溝正史の短編のオマージュだということに言われるまで気づかなかったのは不覚。そして言われてみればあの語り手と重なる女性に対する気持ちの悪さ。なんだ、むちゃくちゃテクニカルじゃん!(ま)
アガキタイオンにいたあの人のお話。幸せになってもらいたい。(げ)

『元歌人の歌』大江信
どの作品・どの人物について名言されてる訳じゃないんですが、この作品からは新潟防衛軍のいちシーンを連想しました。静かな文に湛えられている喪失感。しみじみしました。(心)
これは一体誰なのかと思いながら読む。犬と猫と犬みたいな何か。あ、あと鳥もいる。みんな何かの予感。滅びを前提とした小さな予感。(げ)
大江隊員!どこがスピンオフやねん!しかもレギュレーションもなにもあったもんじゃない!実刑判決!ご参加ありがとうございます!(ま)

『岸本真弓は許さない』冬乃くじ

拗らせたオタクが余計に拗れていくお話し(笑)。色んな意味でキツさがビシビシ伝わってくるので赤面しちゃいますよ。ねぇ?(心当たりある)
それはそうとプロモーションの一端を担っていただいてありがとうございました。冬乃くじ氏はいぬねこ出版名誉広報部長だ!(?)(心)
この一幕物の面白さ! 一箇所、頬杖の親指と人差し指をチュパってやるあのところだけ想像が出来なかった。
ちなみに本編の前のお米の話で優勝。(げ)
米で釣ってしまったようで(いや、実際そうなんだけど)誠に申し訳ない&ご参加ありがとうございます。イントロで伝わってくる「米が好き」が圧倒的な分、本編の印象が削がれたのは惜しい。(ま)

『Gに捧ぐ』Takeman(貞久萬)

まず佐渡には歩いて行けねぇのよ!(笑)
それはそうと不思議なナンセンス短編。関連あるのかと思いきや後半のたたみかけが凄くて。
Takemanさんも正式に参加すれば良かったのにー。(心)
もう、びんびん来ちゃう!
さっぱり分かんない!
あ、Gは多分ごきぶりりんではありませんね。(げ)

『あるぽっぽ焼屋の告白』Yoh クモハ

土地の言葉をしっかり使ってもらいましたスピンオフ。ぽっぽ焼きが何のことかわからなかった人もこれで解決だ!
個人的にいちばん印象に残ってたシーンを掘り下げてくれたのは嬉しかったです。あと最後に出てくるあの人も(笑)(心)
これはアガキタイオンのあのシーンから。
食べてみたいぞ、ぽっぽ焼き!
そしてこの聞き手は多分アイツなんだけど、割と愛されてるのね。(げ)
スピンオフとしての切り取り方がホント上手いのよ。ああ、そういう視点で来たのかと。最後までまっきー賞は悩みました。(ま)

『ささみはおまけね』げんなり

何やってんすか敏腕編集(笑)
いや、この作品こそスピンオフ作品群のトリを飾るにふさわしい。鶏肉タイトルだけに。
物語が終わった後の「その後」を、さまざまな視点から切り取った掌編。新潟防衛軍、アガキタイオン両方が掲げるテーマ「現実を虚構に」「虚構を現実に」をいちばん理解されていた作品かもしれないです。さすが俺たちの敏腕編集!(心)
ああ、これはげんなりワールドですね。いろんな要素を取り込み、一見とっ散らかっているようでいてちゃんとまとまっている、その元来の巧みさがスピンオフというお題で際立っている。(ま)

そ ん な こ ん な で

以上、重ねてみなさまのご参加に心より御礼申し上げます。
阿賀北ノベルジャムのグランプリ発表は来る3/19(日)となっております。当日はTwitterにおきまして実況と速報を予定しております。まあ、あの、うちら賑やかし担当なので(苦笑)期待せずにご期待ください。

それではまた次の物語で!





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