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goat format 変異カオス2

■初めに

直近30戦 25-5(83.3%) 

 前回はお触れ型の変異カオスを紹介したが、罠の枚数が減少傾向と感じたため、デッキレシピを刷新した。その結果、運よくランキングに乗ることができたので、記念に記録しておこうと思う。
 変異カオスには罠が少ないためお触れの採用を検討する余地がある。しかしながら、コントロールデッキであり、罠で長期戦に持ち込むほうがコンセプトにはあっていると思う。またコンボデッキの性質上アグロがきついことや、私が好んで使う転移と全体除去の補完も良い。

■デッキレシピ

■採用カード

・転移
 個人的に推しの一枚。ミラー以外のほぼ全てのデッキで役割がある。以前にも記載しているため詳細は省略。最近このカードを採用した変異カオスが1,2フィニッシュを決めており環境にもあっていると感じる。(https://www.goatformat.com/home/premium-world-championship-qualifier-61-top-8-decklist)
・変異
 単独では何もできないカードであり、当初は被るのを嫌って2枚にしていた。しかし相手の小型を取り逃がすことが負けパターンとして多かったため、今回は3積みして雑に使えるようにした。手札に無くてもどうせ後で引くので、クリッターのサーチはキラスネ安定。
・スケゴ
 被ると弱く戦士以外にはさほど必須ではないが、転移変異を最大数採用しているため3積み。キラスネ初動だと破壊輪やサンブレで、転移を躱されたりサウサクを処理されたりする。一方スケゴ初動だと転移は躱せず、変異後も壁が残り、変異2枚目も使える。よってアドバンテージ的には劣るが、安定性に貢献する。ただしパンダ相手にゴミのため、サイド枠を取られる。
・抹殺

 ターボにテンポを取らせないため重要。前回は戦士に腐るため怪しいと書いたが、偵察や聖マジの採用率が上がっているため採用。ただしこちらの偵察も無くなることには注意が必要で、こちらが偵察を伏せているときは先に反転してから使用しなくてはならない(戒め)。
 サウサクで攻める際にキラスネで粘られた場合の模範解答でもある。
・月読
 戦士と変異相手に刺さり、抹殺事故も軽減できる。ただし環境最多のターボには今ひとつのためピン挿し。護符剣や炸裂がないので、聖マジを守り切るのは難しい。
・月書
 主な仮想敵は皿、月読、強奪、破壊輪、ミラフォ。直接的にアドを取るカードでは無いが、どれも戦況を一変させるカードであり、有用な場面は多い。ただし有利を確実にするカードであり、不利な場面では腐るためピン挿し。転移との相性も悪い。
・偵察者
 強さについては以前語っているので割愛。もともと3枚だったが、スケゴ3枚にしたため2枚に減量。抹殺を受けた際もデッキ圧縮になると思っていたが、闇枠が不足する場面が多かった。
・死霊
 攻守ともに役割があり痒い所に手が届く。抹殺やカオスで処理してハンデスを狙う。クリッター激流からの選択肢としても優良。裏守備への操作を牽制する役割もある。
 ただし全体除去が裏目で、キラスネやサンドラを射抜くのが玉に瑕。環境にそこまであっているわけではないが、1枚なら腐らない。
・デコイチ
 14打点が偉く、お互いジリ貧の後半では無視できない程度の打点になる。守備力も1000あるので、クリッター単騎特攻に対する回答にもなる。偵察やリクルと違い、スケゴと共にセットしやすい。変異事故を考慮してミミックを採用する型もあるが、そもそもミミックに変異を使うのが弱い。
 被ると弱いので2枚が限界だと思う。

■不採用カード

・早埋、リビング
 序盤では出したいモンスターが少なく、後半ではカオスの劣化になりがち。キラスネを引けていないときにサンドラ変異する役割はあるものの、稀でありアド損なため不採用。ライフコストがなく防御や追撃にも使えるリビデは検討の余地があるが、その場合はキラトマなども候補に挙がる。
・トマト
 転移との相性の良さ、およびクリッター経由キラスネで事故率低下などを評価して採用していた。しかしクリッター使用後に引くのが致命的で、スケゴとの相性も悪い。単独でアドを取ることはないカードであり、皿でアド損することも多いため没。
・カイクウ
 カオスを抑制するgoatのライオウ。ターボには回答が少ない。
 キラスネを除外できれば理想で、タイミングは少ないが、同族でキラスネを切られる場面は何度も遭遇しているはず。
 デッキの性質上、小型のゴリ押しがきついため、ブレイカーや同族、デコイチ、ワンフーなどを処理する目的でメイン採用していた。
 しかし月読や同族の一貫性がきつく、クリッターを殴れないためサイド行き。
 本命前の囮としても評価していたが、多くの場面ではこのカードにマストカウンターというほどのパワーは無く、そもそもキラスネ変異の場合は召喚権が被る。

・ならず
 弱くはないが、変異や転移と使うタイミングが被っており没。
・女戦士
 先出しすると皿や強奪のカモ。光枠は足りており不採用。
・サンブレ
 コストが用意できるならまずまずだが、序盤は事故要因。優先権があるgoatでは、カオスや同族にも打ちにくいため没。
・炸裂
 月読やパンダバーンが重いので悪くはないが、環境最多のターボに刺さらず不採用。代わりにスケゴは3積み。
・ダスト
 弱くはないが、コントロールゆえその場しのぎにしかならないことも多い。スケゴで受けて変異や転移で返す方がコンセプトにあっている。
・瓶
 悪くはないがデコイチから引いた際のテンポロスが目立つので没。囮はスケゴで十分と判断。
・砂塵
 早埋リビングが環境から減っており、アド損なく使えるのは強奪とエンド時くらい。基本的に長期戦を目指すデッキであり、アグレッシブに攻めるデッキでは無いため優先度は落ちる。罠は変異・皿の物量で超えるプラン。
・我が身
 抹殺を受けるとコスト以上のダメージを負うことが多いので悪くないはずだが、ブレイカーの的になりがち。同族ミラフォ激流に使えれば強いが、ライフが少なく開闢が飛び交う後半では使いにくい。魔デッキ憎しで採用を検討することもあるが、攻めっ気の強いデッキで輝くカード。


■最後に

 今月は時間が取れたので、運よくランキングに乗ることができたが、上には上がいると実感。レートリセットの時期などよくわかっていないが、ランキングを見ると、1位は4300戦以上こなしているし、全体成績64-12(84%)の猛者もいて本当に尊敬する。対戦数でも勝率でも勝てる気がしないので、今後はまったりやっていこうと思う。

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