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コンソルシオの洗礼

やっとやっと長い間私の頭を悩ませていたバルコニーの修理が終わった。
2022年12月31日大晦日、WhatsApp に文具店をやっているマウリシオより連絡が入る。
君の家のバルコニーの一部のコンクリートが落ちた!
😱
大変!!!
急いで下に降りて現場を見る。
通る人を誰も怪我させることなく済んだのが本当に幸いだった🙏
それから主人と二人でバルコニー下のブロックの落ちた部分をロープで囲い、紙にCuidado ☝️と書いて通行人にそこを避けて通るように目標をつくる。


大晦日はカフェのオーナーラファエルのタンゴのクラスがあったから、藁にもすがる思いで経験抱負な彼に相談した。
彼は速やかに、Defensa Sivil アルゼンチンの非常事態管理を担当する機関に連絡をしてくれて、それから彼の友達に電話をしてくれた。有り難い😭
年が明けて2023年1月2日、彼の友達がやって来て、バルコニーを長い棒でつつき、もう落ちる部分は無いか確認、これで一時的に人に危険をおよぼす心配はなくなった。
Defensa Sivilの回答はブライベートな建物ということで、助けてはもらえず、速やかに直すように!であった。

コンソルシオ、建物の住人所有者のグループチャットで連絡をする。我が家Boedo y Chiclanaの建物には全ての住人との共有部分がないので、建物の全ての住人または所有者と集まったことは、今までなかった。昨年排水管の工事の時に下の階の人が中心になりやっと出来たグループチャットに今回のバルコニーの件を連絡しなければならなかった。その前にお隣りさんと下の階の二人にはこの件について、皆に協力してもらっても大丈夫かどおか?相談した。答えは、大丈夫とのこと。この際だから、全てのバルコニーをチェックして直しましょう!と言う案になった。とにかく早く直してしまわないと…と言う思いがあり、皆に協力してもらえますように🙏と祈るような気持ちでスベイン語の説明も本当に四苦八苦しながら、頑張って書いたメッセージ。
しかし、返信はたった一人だけ。皆黙りこんでいる。
インフレで物価が高騰している中、皆なるべく出費をしたくないのだ。


複数の見積りをとり、検討することにした。皆にわかってもらう為には、自分が行動するしかないと、やはり、ラファエルのつてを頼り建築事務所をやっているエマヌエル、個人でやっているクリスチャン、この二人を紹介してもらって、見積もりの為に家に来てみてもらうことになった。その内容も逐一グループに報告しながら、もし他に誰か知っている人がいれば、他の見積もりもよろしくお願いします!とお願いした。

見積もりをとる時に職人さんの説明を受けた。バルコニーの下を直す前にはバルコニーの上をきれいにして、防水剤をぬる必要がある!ときいたので、少しでも予算を低くする為、少しでも早く工事にとりかかれるよう、上のベランダ部分は主人と私とで防水剤を塗ることにした。

一人目の見積もりを出し、二人目の見積もりを待っているころ、下の階のオーナーのご主人より、グループにメッセージが入った。今までバカシオネスだったから参加しなかった。夏休みで子供たちの学校がはじまる前の人通りの少ないうちに仕事をしてしまおう!アナが出す2つ目の見積もりを待って、安い方で決めよう!僕の妻は弁護士なのでこの仕事の為の保険や詳細について話すことを協力できると思う。僕も決まった人と詳しい話しをするよ!と言ってくれた。そして、アナありがとう! との言う言葉がそえられてあった、
協力者が現れて胸をなでおろした。

毎日皆にどう思われているのだろう?私の説明に皆納得してるのだろうか?いつもメッセージを書くのに、胃が痛くなりながら、アレバンドラに相談して書いていた。

さて二人目の見積もりが出て、より安いほうに決めることになった時、皆なかなか返事をしてくれない。
何か意見があれば今日中にお願いします!お返事がないのは、同意したと判断します。と念押ししてやっと決まった見積もり!
返事してくれたのが半分くらい。

弁護士のフォビアナとセルヒオにここからの話しはバトンタッチして任せる事になった。
お隣りのアレハンドラと私は家に集まって、支払いへの集金の為、各住人のパーセンテージを調べて計算。
排水管の工事の時には払わなかった人がいたらしいから、オーナーをチェックしないとと言うことになった。
この時点で1月20日
チクラーナ側の一階にはブティック、お掃除用品のお店、不動産屋が並ぶ。
オーナーが誰なのか、わかってないところもあるので、直接行ってきいてみる。

1月26日
全て決まりファビアナがグループチャットにパーセンテージの表を載せ、このコンソルシオは共有部分が無い珍しいコンソルシオですが、皆に関わることです。前回払わなかっ人がいるけれど今回は皆払うことを願います。と書いた。

すると今度は、今まで1度も参加して来なかった不動産屋のダニエルが参戦してきた😅
今頃、、、👇
こんにちは、ダニエルと申します。排水管問題が「予算化」された後、予算されたことの5パーセントも、同じ値段で行われなかった。だからこそ、私は支払いを拒否した一人である。この新しい取り決めのために、月曜日午後5時にUF 6 で、すべての所有者と煉瓦職人を招いて、仕事、保険、足場などについてすべてを明らかにする会議を開くことを提案します。このようなことは、ティーンエイジャーのようにメッセージでやり取りするのではなく、直接顔を合わせて話し合うものです。

ティーンエイジャーのやりとりって、、、🙄
直接会いに行っても皆忙しいし😥
連絡する為にメッセージ書いてたのに、、
排水管工事についで根に持ってる🤔


気持ちのモヤモヤがありながらも、そう提案して来たのでしっかりわかってもらう為に集まることになった。

1月30日、コンソルシオの中の5名と今回工事を担当するクリスチャンが出席をし、説明が行なわれた。


クリスチャンは私が紹介させてもらったうちの一人、ダニエルはクリスチャン推しの私にCasda con Cristian?クリスチャンとカネで繋がっているのか?とあり得ない嫌味を言う。
この時まだクリスチャンが到着してなかったのが幸い。

到着したクリスチャンは丁寧に誠実に説明し質問に答えてくれた。
ところが、ダニエルは同じ仕事内容で君より安い予算で出来る人がいたらどおするか?と失礼にもクリスチャンにきいてきた😱
そんな見積もりがあるのなら、もっと早く出してほしかった!!!
クリスチャンに決めた後なのに!
クリスチャンに言うことではない…!
ダニエルの態度が本当に嫌だった。
クリスチャンは大人な振舞いで帰って行った。
私はどうしよう、どうしよう、もうクリスチャンはこの仕事をしたくないだろう!
クリスチャンは何も悪いことしてないのに、、、と頭の中がぐるぐるしていた。
クリスチャンに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

それでも、皆の心情としては、出来るだけ安い予算の方が良いに決まってる。
クリスチャンが帰った後皆で話し会いダニエルの見積もりを待つことになった。
話しは振り出しに戻る😫


家の近くには学校があり、スーパーもあり夏休みの終わる前になるべく早く修理を終わらせておきたかった。私は焦っていた。

2月3日ダニエルの見積もりが来て、結果、クリスチャンより安く済むダニエルの知り合いに仕事を頼むことになった。


もう2月末
しかし新しい予算に決まってからなかなか音沙汰がなく、話しだけで永遠にバルコニーは修理されないのでは? アルゼンチンだわーともう半分諦めかけていたころ、ダニエルのことを良く知るもう一人の所有者マルタが通りかかり、ばったりあったので、バルコニーの修理はいつ始まるのか?ダニエルにきいてもらうことにした。

ダニエルより連絡が入る。
ついに2月28日の土曜日着工、
そして3月3日ペンキを塗りバルコニーの修理がやっと終了した。

去年の大晦日から、抱えていた心配ごと、職人さんやコンソルシオの住人とのやりとりに胃が痛くなっていた私のドラマはやっと終わることが出来た。
この2ヶ月の間、事故無く、また人を怪我させることなく、無事に修理が終わった事に感謝したい。

バルコニー下の部分も塗って欲しかったけど、予算外で次回ということに😅










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