レスリングフィットネスとは🤔
この度は、ご縁があり『いわきFC』というサッカーチームにレスリングフィットネスを体験していただきました。いわきFCは、クラブ創設9年目を迎えJ2でプレーをしているサッカーチームです。今シーズンはJ1へ進出を目指して強化により一層力を入れています。
サッカーに求められるレスリング要素
そこで勝ち抜くために90分倒れないフィジカルを求め、レスリングの動きや練習を取り入れ、コンタクト力の強化としてレスリングフィットネスを受けていただきました。
最初は私も選手も初めての試みだったこともあり、レスリングがサッカーにどのように繋がり、活きるのか不安な中トレーニングを行いました。
レスリングの練習の際に行うウォーミングアップやマット運動などサッカー選手からすれば普段しない動きが多くリフレッシュしながらできた部分と慣れない動きな分苦労をした部分があると思います。そのような中でも最後までやり遂げてくれた選手たちに感謝です。
コンタクトの間合いと技術
今回のレスリングフィットネスではテーマを作りました。私が掲げたテーマは【コンタクトの間合いと技術】です。レスリングフィットネスを通してコンタクトする際に何を意識しているのかを伝えました。選手にはこのテーマをもとに主に2つのことを意識しながらトレーニングに励んでもらいました。
重心の位置を見極める
・自分の重心がどこにあるのか
・相手の重心がどこにあるのか
・自分の重心の弱い位置はどこか
・相手の重心の弱い位置はどこか対象(相手、ボール)を常に正面で捉える
1番力を発揮することができるのは自分の体の正面なので、常に正面に相手なのかボールなのか状況が常に変化するサッカーにおいて1番力を発揮したいところにその対象を置けているか
この2つをトレーニングに入る前に選手に伝え、その感覚を養うために様々なフィットネスに取り組んでもらいました。
普段はトレーニング器具を用いてフィジカルトレーニングを行うことも多いと思いますが、レスリングフィットネスでは対人補強をメインに行いました。
レスリング式対人補強
対人で行う補強はトレーニング器具で行う補強と異なり、相手の重心の位置がどこにあるのかを感覚で理解しないと力を発揮することが難しいです。慣れないトレーニングでしたが選手の皆さんは最後までしっかり出し切ってくれたと思います。
レスリングフィットネスの今後
このレスリングフィットネスが実際にサッカーに活きる選手とそうでない選手は必ずいると思います。トレーニングの内容に対して、どういう意図があるのかを自らで考え自分の動きの中にどこに活きるのかなど考えられる選手でなければ活かすことはできないと思います。これはサッカーのみに限らず、どのスポーツでも言えることです。短い時間ではありましたが、レスリングフィットネスを通して何か選手一人一人の競技力向上のヒントになれば幸いです。
レスリングの選手を引退してまさか自分がサッカー選手に対してレスリングの指導をしているとは思いもしませんでした。ただ今ではやって良かったと心の底から思います。いわきFCの関係者の皆様に心より御礼申し上げます。今後のご活躍並びにJ1昇格楽しみにしてます✨
今後はサッカー以外の競技にもレスリングフィットネスを浸透させていきたいと思います🤼♂️
サポートよろしくお願いします! 一つのものを沢山の視点から見てみたいです!