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仕事辞めたしちょっと留学してくる。1日目③「1₩無しでコシテル乗り込んだらやっぱり駄目だった」

無職、コシテルに入居する!

前回のあらすじ。
日本語話せる人来るって聞いてたけど来なかった\(^o^)/オワタ

ということで、一ヶ月お世話になるコシテルに到着した。
途中の道のりすごかったよ。。
日本と違って車優先だから、みんな運転は荒いし、他の車にわざわざ窓開けて野次飛ばすし、まさに”闘争の地”って感じだった。ワァイ

コシテルの社長さんが出迎えてくれます。
エージェントのおっちゃんとはここでお別れ。
運転お疲れ様、おっちゃん。ゆっくり休んでくれ。

社長さんが私を案内しながら例の27kgスーツケースを運んでくれる。
さすがに、重そうだ。27kgって言ったら米だよ米。
精米の時にしか持たないよそんな重さの荷物。。

管理人室ぽいところへ入って、まずは契約書。
もちろん韓国語。
社長さんも日本語は話せない様子……え?まじ?

私がおろおろしていると、社長さんが慣れた手つきでカカオトークをカコカコ。
カトクの翻訳機で会話を試みてくれる。

『僕は社長です』

『韓国語は話せますか?』

『契約書を書きましょう』

訳された文章を見ながら、こちらも拙い韓国語で「네!」とか「OK」とか言ってみる。

社長『ここは、女(여)に丸をして』
私「네!」
社長『名前を書いて』
私「한자……?(漢字……?)」
社長『漢字でもいいよ』

そうして、契約書を全部書き終える俺氏。
あとで私も翻訳機と友達になっておこう、とぼんやり考えていたら、社長さんがいきなり、手で『5』を作って、

社長「5万ウォンください」
私「………!!」

韓国語だったので聞き取れはしなかったが、ジェスチャーで全てを悟った。
どうやら、入居には5万ウォンが必要らしい。

私は慌てた。
なんたって、空港で換金し損ねてしまったせいで、日本円しか持っていないのだ。

私は言う。

私「없어요ㅠㅠㅠㅠ(ないです;;;;)」

「ん?」って顔をする社長。

私「안 바꾸다……(´;д;`)」
私「바꾸고 싶어요……(´;д;`)」

"両替"という言葉がわからないので、こう言ってみたけど通じなかったorz
(※正しい言い方は前回の記事を見てネ☆)

最終手段で、財布を見せる。
やっとここでわかってくれたみたい。

社長『銀行に行きましょう』

社長さんはそう言って笑ってくれました。
ただ、もうこの時点ですでに両替できる時間をすぎていたみたい。

社長『クレジットカードある?』
私「(首を縦にふる)있어요」
社長『じゃあ、クレジットカードでお金を引き出そう!そうすればウォンになる』
私「おお!」
(※翻訳機で話してます)

さっそく近くの銀行にGo toしました。

しかし、ここでも問題が。
銀行のATM。

私「韓国語だぁ……!!」

韓国の銀行なのでもちろんATMがすべて韓国語だった。
言語変更出来たのかもしれないけど、この時の私ではもう何も分からない。

個人情報だから……と離れてくれていた社長を秒で呼んだ。
操作を任せて、なんとか20万ウォンをおろし、その場で社長に5万ウォン払う。

独学でざっくばらんに勉強してたけど、やっぱ全然スムーズには使えないようなぁ〜!
生活するために必要な韓国語は思ったよりも膨大であることを身を持って知った夕方午後七時だった。

さて。
コシテルに戻り、私が今日から住むことになる部屋に案内される。
テレビとかエアコンとかシャワールームとかの説明を受ける。
あ、リモコンが韓国語だ。やばい!

次に共同キッチンへ。
社長さんももう翻訳機使うのめんどくさくなったのか、韓国語で説明し出す(笑)
まあでも、なんとなくジェスチャーで理解する。
ぐ、諸注意が書かれてる張り紙がやはり韓国語。やばい!!

最後に洗濯機のある屋上へ。
うん。洗濯機も韓国語だ!やばいっ・・・!www

屋上から外の景色を見渡しながらふたり。
社長さんが翻訳機で私に聞く。

社長『韓国に友達は?』 
私「없어요~~~(いないです)」

今日の私、自信持って言えたの”없어요(ないです)”しかないなwwwと思いつつも、

まあなんとかなるでしょ!と自分を奮い立たせて、

「괜찮아요!」と横にいるサジャンニムに言って笑っておいた。

これからこれから!


無職、日本人の女の子と出会う!

部屋に戻る途中、女の子を見かける。
目があったので、「アンニョンハセヨ」と声をかけたら、

「今日からですか?」と日本語で返ってきた。
やった!日本人だ!!

私「そうなんです!わからないことがたくさんあるので、もしよければあとでお部屋に行ってもいいですか?」

いきなりの私の頼み事に、女の子、快くOKしてくれる。
よかった!これで、味方ができた!

トイレにトイレットペーパー流していいのかとか、布団どこに買いに行ったらいいかとか、聞きたいことがたくさんあったからほんと感謝!!

とりあえず、女の子の部屋番号を聞いて一旦自室に戻る。
まずは、部屋を整えてから彼女のお部屋を訪問しよう!

私は、一番の問題であろう、布団のないベッドを見た。

お!マットがついてるタイプだ!
ラッキーと思いつつ、さっそくスーツケースから布団カバーとお気に入りのタオルケット(これがあるとよく眠れる小さい頃からのパートナー)を取り出して、ベッドにセット。
マットのない硬いベッドだったらどうしようと思っていたけど、これならなんとかしのげそう!!

寝てみた。
寝心地は……うむ。悪くない。
枕がないから首は痛くなりそうだけど、タオルケット丸めて頭乗せれば……あ、寒い!これ、ちょっと肌寒いわ!

タオルケットを枕にしようとしたけど、すぐ掛け布団の代わりにするももも。
枕は買ってからでいっか。

さてはて。
持ってきたものを一通り出して、部屋に配置していく。

終わった後、共同キッチンから白ご飯だけよそってきて、持ってきた”のりたま”をかけて平らげる。
うん。うまい。安定の味!

ペットボトルのお茶を飲んで一服。

あー……眠い。 
いや、ここで寝たら聞きたいこと聞けない気がする。
意を決して立ち上がって、メモ帳を片手にさっきの女の子の部屋へ!

まだまだ私の長い一日目は終わらないっ

つづく!


明日から使える韓国語

記憶を頼りに社長とした会話を書いてみる。

사장입니다.
(社長です。)

これが私のカトクに初めて送られてきた社長さんの初メッセージ。

普段、私たちコシテルに住んでる子たちは、社長さんのことを사장(社長)”님”を付けて”사장님(サジャンニム)”って呼んでました。

ちなみに、”님”には「様」って意味があるんだけど、日本ほど特別な強い意味はないみたい。
よく使う呼び方としては、それぞれこんな感じ。

"사장님!"「社長!」
"과장님!"
課長!」
"선생님!"
先生!」

あとは、屋上での会話。

사장님 "한국에 친구 있으세요?"
「韓国に友達いますか?」
나 "아니요,없어요."
「いいえ、いません」

"있어요/없어요"(います/いません)だけで意外と会話出来る(笑)
"있으세요?"は、"있어요"の敬語表現だお。

最後に、

"괜찮아요!"
「大丈夫です!」

これもとっても便利な一言!
食事の誘いを優しく断る時や、「意外と良かった!」という時もこの「ケンチャナヨ!」ですべて網羅できる。しゅごい。

詳しくはダヒちゃんの動画が分かりやすいよ!みてね!


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