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仕事辞めたしちょっと留学してくる。 31日目 「韓国にお別れ。搭乗ハプニングを添えて」

卒業生、部屋を片す

早朝。
韓国で初めて買い物をしたお布団と枕(として使っていたクッション)を買ってきた時と同じ青い袋に入れて縛った。
使っていたスリッパと食器にも「あんにょん」とお別れを言い、次々と片付けていく。

飛行機の時間は15時だ。
チェックインに手間取ることを想定して、やっぱり三時間前には空港にいたい。
そう考えると、10時にはコシテルを出て行きたかった。

サジャンニム(社長)を呼んで、部屋を確認してもらう。
綺麗にはしたつもりだ。
あ、でも、タンスの引き戸の取手が外れてるのは私じゃないからね!!
ば、バレませんように。。。。

サジャンニムがOKを出してくれる。
そして、ポケットから5万ウォン札を出して私に手渡してくれた。
入居の時に支払った5万ウォンが戻ってきたのだ!!
私が銀行でキャッシュして下ろした5万ウォンが!!

「お世話になりました。ありがとうございます」

そう告げて、私は27kg相当のキャリーを持ち、コシテルを出る。
さよなら、私の住んだ町。


卒業生、チェックインでパニック

空港に着き、手続きを行う。
自分の窓口を探す時も心臓がバクバクだった。
日本から韓国に来る時は、当然日本の空港なのですべての案内が日本語だ。初めての一人空港でも案内板は迷わず読めたし、分からなければ人に聞けた。

しかし、帰るときは韓国の空港だ!
さっそく迷う。
駅から降りて、建物伝いに空港に行けるはずなのだが、どこに行けばいいか分からない!!
エスカレーターを行ったり来たりしているうちに、それっぽいところを見つけて進むと、やっと見覚えのある空港に行くことができる。
この間、おそらく20分くらい。
早めに出発しておいてほんと良かった。。。。

さて、チェックインをすべき場所も分かり、窓口に並ぶ。
自分の番が来て、キャリーの重さを測った。
相変わらず、27kgだった。
いろんなものをコシテルで処分してきたが、その分化粧品やハルリガルリ、漫画が増えている。
体重というものは、ほんのちょっとのことじゃあ変わらない。

日本の空港でしたように、お金で解決しようとしたら、お姉さんが韓国語で明確に「搭乗することができません」と言った。

・・・・・・・・・???????

え、なんで?!

「あ、あの、お金、お金なら、あります・・・・!!」

ほんとは「日本からこっちに来るときは追加料金を払えば載せてもらえたので、こちらでもそうしたい」という旨を伝えたかったが、今の私のパニクった頭では無理だった。
お姉さんが『NO!』と繰り返す。

挙動不審に「そこをなんとか!」みたいなジェスチャーで(どんなジェスチャーだ?)粘ったら、お姉さんがもっと偉い人であろう大きな体の男性に相談に行く。
まもなく、私のところにきて、紙に書いて説明してくれた。
それは追加料金の話だった。

良かった!お金で解決できた!!!。゚(゚^ω^゚)゚。

すぐに、クレジットカードでお支払い。おおよそ、一万二千円だ。
ほんと、誰だよ留学行くのに格安航空予約した奴!!
俺ーーーーーーーーー!!!!!!。゚(゚^ω^゚)゚。
まあ、高い勉強料だったけど、もう同じ過ちは二度と踏むまい。

支払いを終え、カードを返してもらうと、お姉さんから搭乗券を渡された。
ほっと安心したのも束の間、なぜかそこで待っていてくれと言われる。

????????????

なんで?!

大人しく、言われた場所に座って待った。
何を待っているか聞き返すほどの韓国語力は私にはなかった。

ふと、私の後ろの席に、韓国人であろう方の日本語が聞こえた。
振り向いてみると、どうやら日本人夫婦の旅行者を案内している人らしかった。
韓国人の方が日本語で流暢に韓国のことを説明している。
それをふむふむと聞く日本人夫婦。
私は声をかけてみた。

「あの、すみません。なんでここで待たされてるか知ってますか?」

すると、その韓国人男性が答えてくれた。

「荷物の中身を検査してるんだよ。大体10分くらい待って、自分の名前が呼ばれなかったら搭乗していいんだよ」

なるほど!!そういうシステムか!!

私はお礼を言って、時計を見た。
5分は経過していた。
残り5分、そこで大人しく待つ。
私より先に座っていた日本人夫婦はその韓国人男性と共に席を立ち、搭乗口に向かったようだ。

5分後、私も大丈夫だろうと思い、席を立つとすぐそこにはさっきの韓国人男性が。

「搭乗口はこっちだよ」

親切に教えてくれて、案内してくれた。

私は再びお礼を言い、搭乗口に向かった。
入国の時と言い、ハプニングはあったものの、それをカバーして余るほどの優しさにも出会えた。
最後の最後まで、韓国には感謝せざるを得ない。

無事、飛行機に乗り、私はまた大空を見た。
今度こそ、窓際にしてもらった。
残念ながら飛行機の羽根の部分だったので、窓全部で青空は見えなかったが、それでも綺麗だった。

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ばいばい、韓国。


帰国、私は東京に降り立つ

あっという間に、私は日本に立っていた。
空港を出て、上野駅に向かう。
新幹線に乗るためだ。

空はもう暗かった。
久しぶりに見る日本語。特に漢字の画数の多さにテンションが上がった。
「上野駅」を「うえだえき」と読むほどにちょっと頭をおかしくしていた。

たった一ヶ月だったけど、本当に面白い体験をいくつもできたように思う。
正直、韓国語の勉強だけなら日本でもできてしまうし、留学に行く必要はないんだろうけど。

その国を体で直に感じるには本当にいい経験になった。
私の留学の動機は、なんと言っても推しの生きた国を知りたいということだったから、その目的は達成できたと思う。
欲を言えば、生まれた都市にもこだわりたかったけど、ソウルは日本語が通じる場所も多くて、超初心者の私には合っていた。

さて、次なる目標は、推しの言葉を字幕なしで聞き取ることだ。
そのために、またこの日本で勉強に励んでいこう。


明日から使える韓国語

最後に未来を表現する文法を一つ紹介します!

〜(으)려고 해요.」という文法です。
訳は「〜しようとしています」

例文はこんな感じ。

친구하고 테니스를 치려고 해요.
「友達とテニスするつもりです」

さて、前に勉強した未来形の「〜ㄹ/을 거예요.」と何が違うかと言うと、「〜ㄹ/을 거예요.」に比べて「〜(으)려고 해요.」は予定がふわっとしています(笑)
やろうとはしてるけど、まだ確定していないイメージです。

上記サイトによれば、

〜ㄹ/을 거예요.」>「〜(으)려고 해요.」>「〜고 싶어요.

だそうです!
たとえば、

치킨을 먹을 거예요.
「チキンを食べる予定です」

こう言われたときは、もうチキンを買ってきてあります!
ほぼ食べることが確定している状態です。
それに対し、

치킨을 먹으려고 해요.
「チキンを食べようとしています」

こう言われると、まだ買っていなさそうです。
おそらく、買う味付けもまだ決めてないでしょう。
これから買いに行くのかな?って印象があります。
さらに、「치킨을 고 싶어요.」になると、ただの願望ですね!(笑)

ぜひ、「〜(으)려고 해요.」と「〜ㄹ/을 거예요.」を使い分けて実際に使ってみてください!
それでは今日のこの辺で〜
あんにょん!!

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