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仕事辞めたしちょっと留学してくる。 26日目 「何か爪痕を残したい!帰国への焦りと交流意欲」

留学生、このままじゃ終われない

刻一刻と近づく帰国の日。
私は唸っていた。
このまま韓国に韓国人の友達を作らずして帰っていいものかと。

授業前に、なおちゃんとかりんちゃんと学校で勉強中しながら、私は思いつきでこんなことを言ってみた。

「やっぱ韓国人の友達欲しいから先生に相談してみるわ!最悪、先生と友達になって帰れば目的達成するし」

思い立ったが吉日とばかりに、私は席を立ち、職員室へ向かった。
そんな私の姿を、二人は教室の扉から、漫画のように顔を出して見守った。

職員室へ入る。
何人かの先生が業務に勤しんでいた。
私は、依然 拙い韓国語で言った。

「先生!韓国人の友達の連絡先が欲しいです!友達作りたいです!」

近くにいたひとりの先生が私の方を見た。
そして、間髪入れずに、

「じゃあ、そこの椅子座ってて!準備するから!」

お・・・?
準備ってなんだ??

私は言われた通りにラウンジの椅子に座った。
少しして、先生が向かい側の席に座った。
後ろから二人の「え?え?うまくいったの?」「そういうシステムあるの?」というガヤが聞こえる。

先生が持ってきたファイルを開きながら言った。

「この学校に日本語を習いに来ていた韓国人の連絡交換カードがあるわ、いくつか紹介してあげる。一旦、連絡を取ってみて」

どうやら、本当にそういうシステムが存在したらしい。

私の前に、四人分の女の子の連絡先が並べられた。
名前や趣味、カトクの連絡先が書かれた簡単なカードだ。(というかプリントみたいなペラ一枚)
カード自体をお持ち帰りすることはできなかったので、とりあえず、私はそれを写真におさめる。

最後に私も交換カードを書き、先生に渡した。
後ろで見ていたなおちゃんとかりんちゃんも様子を見に来て、私たちも書きたい、と言ってラウンジに出てきた。

こうして、意外と簡単に連絡先をゲットできた。
いやぁ、言ってみるもんだなぁ。


留学生、連絡を取ってみる

学校から帰って夜。

さっそくもらった連絡先の一人に連絡してみる。
年齢の近い女の子だった。
どうやらデザイナーをしているらしい。

返事はすぐには来なかった。
ただ、お洒落な顔写真のアイコンが私のカカともに表示される。

実は、日本にいるときも何度か韓国人の方とやりとりをしたことがあった。
HelloTalkというアプリを使って、DMでやりとりをしていたのだが、向こうは日本語が話したい、私は韓国語が話したい、というズレがあったり、また、時間がない時や忙しい時はこっちは日本語で返してしまうし、向こうは韓国語で返す、という逆転のズレが起こったり。

当然、韓国語を読んで相手の言いたいことを理解し、こちらも言いたいことを韓国語にして返すというのは、凄まじく労力のいることで、そう長時間続けられるものではないことも知っている。

でも、なぜか帰国が近くにつれ、何かに焦っていた。
何でもいいから、駄目でもいいから、動きたかった。

連絡を送ったデザイナーの女の子から返事が来るのは、次の日のことだった。


明日から使える韓国語

可能なことを言う韓国語「〜ㄹ/을 수 있어요.」を前回ご紹介しました。
今回も可能なこと、自分のできることを言いたい時に使える「〜ㄹ/을 줄 알아요.」を紹介したいと思います!

まずはシチュエーションの話から。
どんな時使うかと言われると、能力に関することを話す時に使います。

한자를 읽을 줄 알아요.
「漢字を読むことができます」

反対に、読むことができないと言いたい場合には、「알아요(分かる)」を「몰라요(分からない)」に変えるだけ。

한자를 읽을 줄 몰라요.
「漢字を読むことができません」

〜ㄹ/을 수 있어요.」と何が違うの?!って感じですが、この「〜ㄹ/을 줄 알아요.」は、スキル的な意味で「出来るか/出来ないか」を言う時にしか使えません。
そのやり方を熟知している、ということを強調したい時に使うイメージがあります。

例えば、

수영할 줄 몰라요...
「泳げません」

と、言われたら、「水に浮くことが出来ないのかな?」「顔に水をつけるのが怖いのかな?」っていう印象を抱くんですけど、

수영할 수 없어요...
「泳げません」

と、言われると、「体調悪くて今日は無理なのか?」「水着持ってき忘れたかな?」っていうその人の能力に関係のない原因も考えられんです。

つまり、「明日会えるよ!」など、自分の能力に関係のない可能には「〜ㄹ/을 줄 알아요.」は使えません。

ニュアンスって難しいですね!(^^;)

もっと違いを知りたい方はこちらのサイトなどをチェックしてみてください。

では、今日はこの辺で!あんにょん!

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