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蝉の死骸と過ごした1年半

タイトルが物騒なので、誰もいいねしないと思います。
でも、この蝉についてどこかに残したくてnoteを選びました。
この他に2個ブログやってるのに、そこは仕事の鬱憤置き場と化しているという。。

私が今の家に引っ越してきたのは1年半前の残暑厳しい8月の終わりから9月にかけてでした。
めっちゃ陽があたる部屋は、1ヵ月も経たずに陽が当たらなくなりました。
絶妙な時間帯に、ほんのビルすき間から陽が入ることもあるけれど。
そのベランダには、その夏に居ついたであろう蝉の死骸が!
いつか吹き飛んでいくだろうけど、自分から積極的に排除するのは憚られてから1年半、吹き飛ばなかった。
あの蝉の形そのままに、雨の日も台風の日も、雪が降った日も、エアコン使いすぎてベランダに水の道ができている日も、奴はそこにいた。

そんな奴の話を会社のみんなに話した次の日、急にいなくなった。
私に話題にされて気が済んだのか、1年半が限界なのか、その間季節は移ろいまくっていて、私が引っ越すまでそこにいると思っていたのに。
最近ではかなり窓に近いところにいた、奴。

いなくなって、良かったーというより、ちょっと寂しい。
成仏してくれることを願う。
蝉は成虫になるまで7年、亡き者になるまで7日、死骸が分解されるまで1年半。


そして、ちょっと場違いな「新生活をたのしく」に参加。
蝉の死骸との生活も新生活の愉しみでもある。

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