見出し画像

エニアグラムを通して観たポケモンSV・DLC前編

DLC前編「碧の仮面」をクリアしたので、感想と登場したキャラクターや後編についての妄想を、エニアグラムを通して書いていこうと思います。
エニアグラムに関しての知識、各タイプに対する解釈、キャラのタイプ分類が全て正しいと断言はできません。DLC前編「碧の仮面」のネタバレがあります。ご了承ください。






★主人公のタイプと他登場人物タイプ予想


主人公アオイ・ハルト(以下アオハル):9w1

スグリ:4w5
ゼイユ:8w7

ブライア:3w4



★スグリの分裂

配信前のネットの反応でも散々「闇落ちしそう」と言われていましたが、あそこまで関係が拗れてしまうとは……。

スグリの本来のタイプは恐らく4w5

個性と美意識を大切にするタイプ。
空想癖があり純粋で繊細。自意識過剰で自分を追い詰めやすい所も。

タイプ4の簡易特徴

分裂方向 :タイプ4 → タイプ2 → タイプ8 → …
囚われ  :妬み(嫉妬)
根源的恐れ:アイデンティティや個人としての存在意義をもっていないこと

エニアグラムを通してみると、彼のタイプ4の分裂方向であるタイプ2を通り越して、その先のタイプ8まで分裂が到達している事がわかります。

スグリの分裂方向

自分に自信がないタイプ4は「自分は特別だから人と違う」と考えることで、自身のアイデンティティを守る傾向があります。スグリも出会った当初から「特別」にこだわりがあるように描写されていました。
一人で複数を相手取った勇敢な鬼さま、特別なライドポケモンを連れているアオハル。そしてスグリ自身も、里では恐れられている鬼さまに憧れている自分は特別(他の人とは違う)だと何処かで思っていたかもしれません。

ストーリーが進み、オモテ祭りで鬼(オーガポン)に出会ったアオハルとゼイユですが、スグリを気遣ってオーガポンに会ったことを内緒にします。しかし、祖父との話を盗み聞きオーガポンの真相や2人の内緒事を知ったスグリはお面を盗み「自分をのけ者にした」と怒りをあらわにします。「裏では自分を笑っていた」と被害妄想をし、姉であるゼイユにも様子がおかしいと心配された状態でアオハルにバトルを挑みます。

スグリ
アオハルは 何でも 持ってる
物語の主人公 みたいだな

スグリ

何度山に通ってもオーガポンに出会えなかった自分と、里に来て2日でオーガポンに出会い心を通わせているアオハルとの比較は、タイプ4の囚われである「妬み」に繋がってしまいます。

囚われである「妬み」を刺激されたスグリはタイプ4の分裂方向、タイプ2の短所が表に出てきます。「過剰な人助け」……人の関心を引くために、ちょっと押し付けがましい位の人助けをするようになります。しかし、自分の行った施しに対して納得のいく見返り(愛情や感謝)を得られなかった場合、怒りや憎しみを相手にぶつけてしまいます。

オーガポンに対する里の人たちの誤解を解いて回ったことは、見返りを求めてやっただけではないと思いますが、オーガポンの住処に行った時「こんなところでひとりで暮らしていたら可哀そう」「俺ん家だったらいつでも住まわせてあげんのに」と言っていたので、「村で一緒に暮らしたかった」とか「オーガポンと仲良くしたい/好かれたかった」など、下心が全くなかったわけではないと思います。
スグリの「オーガポンの為の行動」は、彼の求める見返りを得ることが出来ず、それどころかアオハルについて行こうとするオーガポンに、スグリはオーガポンの気持ちを無視し、どっちがオーガポンを捕まえるかを賭けてアオハルに再びバトルを挑みます。そして……

スグリ
……わかってた
負けるって わかってた
でも あきらめきれなかった

そしてタイプ2のさらに先の分裂方向、タイプ8の特徴「力を求める」状態で前編は終了します。

後編では、タイプ8の短所である「方法を問わず力を求める」「支配的になる」部分が出てきたり、さらに闇落ちが進めば、先の分裂方向タイプ5の短所「冷淡になる」「相手の考えや価値観を見下す」ようになったりするかもしれません……。
ここまで闇落ちパターンを深掘りしましたが、剣盾のビートのように出会いやキッカケ一つで即光落ちするパターンもあるので、彼のこれからを妄想しつつ後編を待ちましょう。


★ゼイユの成長

分裂方向へ進むスグリとは逆に、ゼイユは統合方向へ進み始めています。
ゼイユのタイプ予想は8w7

統合方向 :タイプ8 → タイプ2 → タイプ4

挑戦を好み、溢れる活力で人を統率する。
尊敬と畏怖を向けられるタイプ。
無慈悲で威圧的。誰かの下に付く事を嫌うため、敵も多い。

タイプ8の簡易特徴

強引強情、我が道を行くタイプ。身内を大切にする分、敵には容赦がない。個人的に「w7」はガキ大将感が強い気がします。

ゼイユ
何 それ……
オーガポン かわいそう!  ともっこ 最悪!!
伝わってる話と 逆じゃん!  出るとこ 出てやるわ!

初対面こそ当たりが強く口も悪いゼイユですが、要所要所で相手を思いやる発言が多くありました。そこからオーガポンやアオハルと仲良くなり、最後にはタイプ2の長所「他者を認め、受け入れる」と、タイプ4の長所「自分の気持ちを見つめなおす」特徴が現れてます。

ゼイユの統合方向

ゼイユ
あたし あんたたち よそ者が
村に 来るの いやでした!
あたしたちの 大切な場所 土足で 入ってこられる 気がして……
けど 一緒に 過ごしてみると
全然 そんなことは なくって
実際 みんなと 話してみると おもしろいし
食わず嫌い……
よくないなって 思いました!

同じタイプ2の特徴が出ているのに、姉弟での対比が少し悲しくなります。2人の関係が後編で改善されると良いのですが……


★何かやらかしそうなブライア先生と

ブライア先生のタイプ予想である3w4は、成果を上げることで周囲から賞賛を受けたいタイプですが、自分に自信がないため、何かの専門家となって皆に認められようとします。
この特徴を見てみると「周囲から評価」や「大穴の研究を進めることができる地位」がありながら、のらりくらりしているように見えるジニア先生に対して、あたりが強く見えたのも納得です。

3w4の特徴から妄想してみると、偉大なヘザーの末裔である重圧+嘘つきのヘザーの末裔として周囲から色眼鏡で見られ、自分に自信が持てないブライアは、大穴(テラパゴス)を調べ成果を上げ、周囲からの賞賛+ヘザーの汚名返上をしようとしていると考えます。

ブライア
私の夢は テラパゴスを 見つけ
ヘザーの正しさを 証明すること

ここから後編で敵役として活躍するとしたら、タイプ3の囚われである欺きや分裂方向であるタイプ9の短所である怠惰な部分が表に出始め、相応の努力をせず手っ取り早く成果を得るため方法を選ばなくなるかもしれません。

ちなみに、ブライアのタイプ3w4はゼイユのタイプ8w7は正反対のタイプ。

ブライア先生が何か良くないことをやらかすのか、それとも怪しいだけの善人なのか……
もし彼女が悪役特有の自分語りや演説を始めた時は、ゼイユにド直球な言葉で言い返してほしいと思っています。


★「藍の円盤」登場キャラについて

恐らくスター団メンバーと同じように、ブルーベリー学園の四天王の4人と姉弟でタイプが一周するようになっているのかなと考えています。

本編登場人物の予想タイプ

見た目だけなら、
タロ:タイプ2 アカマツ:タイプ7
ネリネ:タイプ5 カキツバタ:タイプ1 
予想します。
ゼイユ然り、外見と中身のギャップがあるポケモントレーナーが多い印象のポケモンで当てになるかはわかりませんが……

そして、シアノ校長はブライアとアオハル(クラベル)と三角形になるようにタイプ6と予想します。

シアノ:タイプ6(予想)

藍の円盤登場人物の予想


★最後に

下手な文章をここまで読んでくださり、ありがとうございました。
オーガポンを育てつつ、後編を待ちたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?