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リズム感の体得に大切な「聴く」→「認識」→「動かす」

久しぶりにダンサーの
七類誠一郎さんの著書、黒人リズム感の秘密を読んでいて思うことがあったので記事にします。

七類誠一郎さんはマイケルジャクソンさんのPVで踊っている方です。

その本の中の

絶対ビートの項で

リズムの体得には
音楽のビート→大脳の知覚→身体の動きという
図式が大前提になければならない。音楽のビートを聴くことが第一に行わなければならない

と書いてあります。

音楽のビートを無視して身体を動かし続けても
体操にしかならず、リズムを感じることはできない(黒人リズムを感じることはできない)

ここでハッと思ったんですよね。

身体を使ってリズムのオモテとウラを感じたり、ウラから着地するトレーニングをしたり
と色々とトレーニングがありますけど

だいたいがメトロノームに合わせて練習していると思います。

もちろん、これも必要な練習なんですが

これって無機質なメトロノームのグルーヴに合わせて身体を動かすのが上手くなっているということ

七類さんが言っているのは

黒人リズムに合わせて身体を動かしたり、リズムトレーニングしないと意味ないんだよと

要するに
ファンクやジャズの音源に合わせてトレーニングすることで

それぞれのビートに合った体内リズムが形成されるんだよ

そしてその形成された体内リズム(この本では体幹と言っています)があるからこそ、メトロノームだけであっても、無音の中であっても出力できるんだよ

そりゃそうだろ
と思ってしまいそうですけど

聴きながら演奏する

感じながらトレーニングする

の差は大きいと思います。

音楽に合わせて演奏をたくさんするだけで
黒人リズムが身につくなら(そういう特別な人がいるのも事実です)僕はとっくに黒人ベーシストと遜色ないレベルになっているはずです。

もちろん
基礎的なリズムの能力があってこそだとは思います。
土台がグラグラだと身につくことも身につかないですよね。

でも作業的なトレーニングばかりに陥りやすいのも事実です。

パラっと見返しただけなのに、まだまだ発見がありますね^_^

穴が空くほど何度も読んだのになぁ(笑)

自分のリテラシーがそれだけ上がったってことかもしれませんね!




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