賢さにしがみついている しがみつくしかない しがみつきます
すこし前の自分は意図的にこの世界から自己を切り離していたから、この歳になってやっと人間の振りをし始めて、やっとすこしずつ上手くなってきたところなのに、未だに人間として扱われないと苦しい かつて、自らの足で歩けない人形であることを望んでいたのは自分だったのに
どこにも行けない。人間になりたい。
今日も自分を救えないまま終わる
記憶に縛られ、思い出に呪われている。古傷は絶えず血を流し続け、その流れが途絶えた時、私は干からびて死ぬのだろう。
ずっと死にたいね
人間関係の中でそうであるように安定して表出させることのできる確立した自我が存在しない 人と話すたびに自我の揺らぎに狂っている
多様性とはゆりかごであり、私はゆりかごの中でしか安眠できない赤ん坊だ。安らかに眠れる場所から這い出ることが怖くて、人類が皆赤ん坊であればよいのにと願いながら、古くなった寝床で指をくわえている。
日常的に世界に絶望しているというのは一般的な事ではないんだな