第三回情報リテラシー論

今回のテーマはYahooとGoogleの検索エンジンについてだ。

現在たくさんのひとが、何かを検索する際におそらくGoogleかYahooを使うと思うが、それらはなぜ、多くの人に使われるのか、そこを今日は考えていきたい。

最初に注目するのは、時代によるユーザー数の変化である。先にユーザー数一位に成り上がったのはYahooであったが、その後Google,yutubeなどにに抜かれてしまった。Googleはだんだんとユーザー数を伸ばし、Yahooを抜き、現在は一位に成り上がっている。

この二つが一位になった理由はそれらの使われ方の変化に関係がある。Yahooは最初、カテゴリー検索(気になるジャンルをどんどん選択していき細かくしていき、利用者が求めるwebサイトを見つけ出す方法)を行って、人気があったが、だんだんとwebサイトの数が増えていき、1997年117万サイトになり、Yahooはサイトを分野ごとにさばき切れなくなり、カテゴリー検索が通用しなくなってきた。ここでポイントになるのがこの翌年にGoogleという会社が生まれたということだ。ここでGoogleはキーワード検索を考え出したことで、より、人気を集めたのだ。

ここでカテゴリー検索について深く掘り下げるが、人間は物を選ぶ際に最大で七までは選ぶことができるが、それ以上になると困ってしまうそうなのだ。これがカテゴリー検索にも影響しており、七つのカテゴリーごとに表示している。七つのカテゴリーの一つを選ぶと、また七つに分かれる。この様にしてみたいサイトに辿りつける様にするが、サイト数が多すぎると、七つごとに分けたところで、永遠に細かく分けなければいけなくなり、いつまでたってもサイトにたどり着けなくなるのだ。

話は変わって、Yahooは「おすすめのサイト」というのを載せていたが、そのころはGoogleの様に人工知能などで順位付けするよりも人の手で順位付けされていた方が信頼度が高かったため、Yahooのおすすめサイトは人気が高かった。つまり、そのおすすめサイトに載せてもらうために、サイトはYahooに審査料を払わなければならない。Yahooはこの様にして、稼ぐことでユーザーに無料でサービスを提供できているのである。

2014年にアメリカのYahooはカテゴリー検索というサービスを終了させてしまうが、日本も2018年にカテゴリー検索を終了させ、Yahooは人の手によって、サービスを提供するというポリシーを破綻させてしまう。そして時代はGoogleの時代になっていくのだ。

一方でGoogleがどの様にして収入を得ているのかに注目する。Googleは広告費によって稼いでいる。広告料をサイトを作った人がGoogleに払うことで、ページの上の方に載せる様にする仕組みである。だがこれではお金があるものだけが有利になってしまい、お金のない良いサイトをユーザーが使え無くなってしまう。そこでGoogleはスコアという機能を考えた。それによって良いサイトはスコアが貯まる様にして、ページの上にでるようにした。これによって、お金がない人でも良いサイトを作れば、たくさんの人に見てもらえる様にしたのである。

また、サイトのリンクを他の人がサイトに貼ることによって、そのリンクの価値をあげることができ、それによってまた、良いサイトはページの上位にランクインすることができる。

この様にして、Googleは良いサイトをユーザーに提供できる仕組みを作ることで、ユーザーをどんどん増やしていったのである。

今回の授業は途中で打ち切りになってしまったのだが、GoogleとYahooの戦略から学べたことは多い。どの様にして、収入を得て、どの様にしてユーザーにサービスを届けるのか、ここはデザインを考える上でも重要になってくる要素が含まれているので、しっかり覚えておきたいと思う。(七つまでは選べるという心理は特にデザインを考える上でやくに立ちそうだ)

最後に授業の冒頭で紹介されたTEDのスピーチが面白かったのでリンクを貼っておこうと思う。→https://www.youtube.com/watch?v=YrtANPtnhyg




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