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#トレンドクリップまとめ 2023/10/6


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。

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#トレンドクリップまとめ  2023/10/6
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⚠️Twitterメディア「 #トレンドクリップ」ではトレンドの波及び潮目、時代の変化のサキガケなどの視点でネット情報をウォッチして日々発信しています。そして今週のTweetからユーザー反響の高い25項目のTweetに絞って、分析して、本号の「まとめ」を発行しています。全てのTweet及び情報ソースを確認したい方は最終行に記載のURLリンクでTwilogにアクセスしてご確認下さい。


 今週のポイントは、デジタルトレンドの逆流を予言する、「ほぼ日手帳」ですね。デジタル時代にもかかわらず売上30%増加。続いては、OpenAI等ゴールデンチームによる「AI版iPhone」プロジェクトを進行中。京都市が財政危機に陥る原因と取り組み。その他、AIブームが薄っぺらい理由をAI研究者が語ってくれます。最新のGPT-4Vでは、生成AIに目と耳が開きました。英語学習者に利用可能です。また自動運転での危険予知と写真からコード生成の事例が興味深いです。チェスに続き、不完全情報ゲームであるポーカーをプレイするGPT-4ベースのエージェントが登場しています。これは、SF映画で人に反乱するAIを予兆させます。
 メタバースでの不登校オンライン学習支援がトライアル中です。また、スマートフォンでの動画から手軽に3Dモデルが生成できるフォトグラメトリが話題です。ロボット技術を活用した省力化農業にも頑張ってほしいですね。低価格EVの日本投入と米国EV市場でテスラの勝利が広がる。医療と工場でのヒューマノイドロボットの活用。タブレット市場でのAndroid製品の台頭。JR西日本のコンタクトセンターでのAI応対効率化事例。Robloxのα世代向けプロモーションとプレステ対応。インスタの広告なしプランの提供検討。
 キャリアマネジメントとして、人生後半でのキャリアチェンジのコツと転職前提の若手失敗事例です。


⭐️時流関連トピック

 今週の時流トピックは4つ。それぞれ時代の変化を表す予兆シグナルです。
 デジタル時代なのに「ほぼ日手帳」累計1000万部 、前年比30 .3%増。国内・海外ともに成長していているという。年々スマホなどでのスケジュール管理が進む中、一見は時代に逆行しているようにもみえるのに、なぜなのか。糸井重里氏に聞いてみた、との記事がランキングトップです。是非、最後尾のTwiLogで情報ソース記事を確認してみて下さい。検索の手前の価値はあると思います。鍵は一言で例えれば「ハイタッチ」ですね。
 OpenAI「AI版iPhone」をアップル元デザイナーと開発か。 孫正義に出資打診とのタイトルが踊っています。 米企業OpenAIが「AI版iPhone」を開発する1500億円規模のプロジェクトについて、アップルの元デザイナーであるジョナサン・アイブやソフトバンクグループと交渉を行っていることがわかった、との事です。ゴールデンチームの誕生となりそうです。もっとも皆さんは飛行機の開発に関するトピックをご存じでしょうか。一斉に開発競争が起こった中で、資金・技術・スタッフと最高のゴールデンチームを出し抜き、初飛行に成功したのは無名のライト兄弟です。なお、今回はAI版iPhoneと表現されていますが、その内容は「空間コンピューティング」+「ナレッジナビゲーター」という新しいサービスツールになるでしょう。ポイントはメガネとイヤフォンと本体という組み合わせになると予測します。
 今回も無名のダークホースが生まれる可能性を示しているのは、清水亮氏のインタビューです。『今のAIの最前線が興味深いのは、最先端の成果が「企業」から生まれるのではなく、AIで遊ぶ「趣味人(ホビイスト)」たちから、驚くような実例が出ていることだ』とあります。あなたの周りの趣味人を探してみて下さい。青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞した中村修ニ先生は、開発者としては会社から冷遇されながらも趣味人として開発を続けて成功を掴まれています。
 可能性で明るい未来が広がる生成AIに比べて足元の地方行政が揺らいでいます。大規模投資に伴う市債の発行や償還資金の積み立て負担などの要因から、厳しい財政状態が続く京都市。現状は企業の倒産に相当する「財政再生団体」への転落も危惧される。夕張市の財政破綻が思い出されます。日本の高度成長期に全国で進められた、建設特需。既に住民の小子高齢化で施設の運用収支が破綻しています。不要な道路、橋、建築物を破棄する段階です。その結果益々住み難くなって人口流出が続くという悪循環になっています。この問題を解決するのは、Web3のDAO・NFTかも知れません。新潟県の山古志村でプロジェクトが始まっています。


⭐️生成AI関連トピック

 話題の生成AIに新しいトピックです。GPT-4V関連情報と社会影響の警句です。  
 GPT-4V 、自動運転で危険予知の可能性が報告されています。「あなたは1車線の道路を時速30kmで走行しています。3秒後に危険になりそうなところを指摘して下さい」とのプロンプトでカメラ画像から危険予測の通知をしてくれるとか。また、GPT-4Vに開発システムの仕様に関する会議のホワイトボードの写真送るとそれを実現するコードを書いてくれるらしいです。
 ポーカーなどの不完全情報ゲームを上手にプレイするGPT-4ベースの新しいエージェントが登場と報告されています。鍵となるのは"心の理論"でした。従来、AIは完全情報ゲームが得意とされていました、一方で不完全情報ゲームに強くなると、現実のさまざまな課題でも活躍の幅が広がると期待されています。これは、考えようによってはSF映画の「2001年宇宙の旅」でのコンピューターHALの反乱を予兆しますね。
 野口 悠紀雄先生からの警句です。ChatGPT大失業時代、想像力・共感が必要な仕事なら生き残るは本当か、というタイトル内容です。いくつかの調査によれば、人間が現在行っている仕事の約4分の1は、生成AIによって自動化が可能との事。だから、大失業時代が訪れる可能性は否定できないのです。著しい影響を受けるのはライターに続き、教師です。


⭐️教育関連トピック

 英語学習者にとって大革命です。ChatGPTで音声会話機能が実装されました。音声もすごく自然なので、まるで電話でネイティブ講師と話しているような緊張感が得られます。AI英会話ロボット への機能アップが期待されます。
 教育の本質的な心理問題への対策が始まっています。メタバース上に「通学」も可 とする。不登校オンライン学習支援に利用広が広がっています。さいたま市教育委員会が運用開始した「Growth」というメタバースには教室のほか、テーブルや、自習席があリます。利用者はアバターで表示され、先生を呼ぶこともできます。もとの学校に所属したまま参加できる簡易さが利点とのことです。これは、全国に広げたいですね。


⭐️Sier・IT・SaaS(BtoB)関連トピック

 Microsoftが「ChatGPT」向けの「Power Automate」プラグインを発表 しました。チャットでフローを作成・一覧・実行が可能になります。例えば、「SharePointに新しいファイル追加時にTeamsへの通知フロー」の作成を依頼すると、それを自動で作成アプリの連携により、作業の自動化が手軽に実現します。


⭐️Web3・メタバース・AR・空間コンピューティング関連トピック

 神戸の南京町をiPhoneで撮った動画からフォトグラメトリで3D化してClusterにアップしてます。撮影10分、生成30分、VR空間アップへ20分ぐらいの工数で可能との事。スマホで撮った動画から空間を生成して手軽にスマホで入れるのが楽しい。観光やまちづくりでの活用が期待されます。
 メタバースネタがもうひとつ。ソフトバンクはメタバースの街で自治体支援を開始しています。吉本興業や兵庫県養父市と連携し、観光地の発信や住民の交流の場となるメタバースを設けます。リアルと連動した吉本の芸人によるイベントも開催する予定とか。メタバースへの投資倒れにならないように、自治体のメタバースには先の手軽なフォトグラメトリの活用を推薦します。


⭐️車・自動運転・物流・ロボット関連トピック

⚪︎EV

 中国EVカーメーカーのBYDが実質200万円台のEVを日本で投入 です。日本参入後の販売はまだ振るわないが、安全性や信頼性に対する評価が厳しい日本市場で粘り強くブランドを磨くことで、東南アジア攻略の足がかりとしたい狙いが透けて見えます。米のEV市場では、トヨタが負け始めています。カリフォルニア新車販売店協会によれば、2017年テスラの新車販売数は誤差程度でしかなかったですが、2023年第2四半期、トヨタの新車販売数は6万7482台に対して、テスラの新車販売数は6万9212台へと急増。とテスラに軍配が上がっています。

⚪︎ロボット
 農業ロボットで導入テストが続いています。サービスロボット開発のテムザックはロボット技術で農業経験のない人でも取組める省力化農業「WORKROID農業」を試験しています。宮崎県延岡市に農業ロボットの実践拠点「アグリ研究所」を開設し、試験農業を始動しています。雷鳥シリーズ、ドローン、水管理システムなどを最大限活用し、水稲直播栽培を実施して、初収穫を迎えました。
 一方、医療も工場作業もおまかせの新入りはヒューマノイドと、人型ロボットが話題を集めています。ローマ近郊のサンタ・ルチア財団病院。脳卒中患者に応対するのはヒューマノイドです。米テスラは、ヒューマノイドロボット「Optimus」のプロトタイプを発表しました。約290万円未満での販売を目指すとの事です。 テスラのオートパイロットシステムで使用されているAIソフトウェアおよびセンサーを活用するとの事です。残念ながら、お披露目のステージに登場したプロトタイプは、指示した作業に関して完全には機能しませんでした。今後の性能改善に期待です。


⭐️放送・出版・通信・SNS関連トピック

 多岐にわたる話題が続きます。
 もしもバイデン大統領が、日本語ペラペラだったら、と称しての動画がソーシャルメディアで拡散しています。 英語・日本語の比較で、AIの高い実力がわかりやすく。 これ、ドラえもんの「ほんやくこんにゃく」の世界がそのまま、との評価もあります。使用AIは HeyGenです。
 iPad一強のタブレット市場が群雄割拠の時代に、大型画面のAndroid製品が話題 と提灯記事が上がっています。iPadは複数のシリーズ展開。一方のAndroidタブレットは、グーグルがNexusシリーズ以来の純正端末となる「Pixel Tablet」を発売したばかり。価格で勝負してきたFireタブレットも高機能版を提案。との事ですが兎に角、タブレットの専用OSを持たないAndroid勢に勝ち目はありませんね。iPadの横綱相撲でしょう。
 生成AIの活用として当初より話題でした、コールセンターでの導入結果です。電話応対を効率化、最大54%の時間削減に成功とタイトルが踊っています。AIベンチャーのELYZAによるJR西日本のコンタクトセンターでの導入事例です。JR西日本お客様センターでは、応対記録を全てテキスト化しており、この業務に、ELYZAが開発した言語生成AIを利用し始めたところ、対応時間を18~54%削減できたといいます。次のフェーズでは、先行する米国事例に従い、自動チャットによるQ&Aの事例が待たれます。
 若者に人気のRobloxを使ったプロモーションや企業コラボが広がっています。Roblox の利用者はα世代やZ世代の若年層を中心に、日本のユーザーは1年で倍増しているとの事です。PlayStationでも遊べるようになります。将来顧客を独占しているRobloxの軍門にゲーム専用機メーカーも降らざるを得なかったというところでしょうか。
 インスタ、月2000円で広告なしプランをメタが欧州で検討しています。欧州では利用者の個人データを利用した広告に対する規制が強まっており、これに対応する狙いとみられます。EU域外における有料プランの提供については否定的との事ですが、本音としては、インスタを試金石にフェイスブック有料化も目指したいところでしょう。何せ、期待の新人だったメタバースがしばらくは停滞する見込みですから。


⭐️キャリアマネジメント

 人生後半でキャリアチェンジを成功させるコツ、いかに若い競争相手に差をつけるかと刺激的なタイトルです。 年齢を重ねてからのキャリアチェンジは難しい。一定の報酬や職位、肩書きを維持する必要があるし、競争相手はあなたよりも若く、仕事をこなせる「十分な経験もある。との記事です。
 学卒後にフリーランスで世の中にデビューして後半の35歳から会社員人生をスタート、50歳にして大手企業にジョインして定年まで過ごした私の転職ノウハウ「倒産2回、リストラ3回」に興味のある方はダイレクトメッセージを下さい。
 続いては若者動向です。転職前提で面接受ける若手に絶句。「貴社をファーストキャリアとして考えています」に唖然。新人歓迎会では、「夢は3年後に起業することです。それまでは頑張りますので、よろしくお願いします」との発言に、部長は怒り心頭して中座。「たとえそう思っていたとしても、口にすることじゃない」と、人事部スタッフ。との一コマですが、終身雇用が揺らぎつつある今、どちらが時代の風を読めていないのかは、疑問が着きます。


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