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#トレンドクリップまとめ 2023/12/15


Twitterメディア「#トレンドクリップ」編集・発行人の計盛です。
今週のまとめを貼らせて頂きます。

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#トレンドクリップまとめ  2023/12/15
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⚠️Twitterメディア「 #トレンドクリップ」ではトレンドの波及び潮目、時代の変化のサキガケなどの視点でネット情報をウォッチして日々Twitterで発信しています。そして今週のTweetからユーザー反響の高い25項目のTweetに絞って本号の「まとめ」を発行しています。全てのTweet及び情報ソースを確認したい方は最終行に記載のURLリンクで無料公開のTwilogにアクセスして、ご確認下さい。

 今週のポイントは、三菱UFJ銀行はChatGPT導入で月22万時間労働削減。Googleの「Gemini」はAndroid組み込みで競争激化。DeepMindの「Promptbreeder」はAIプロンプト最適化。大林組はAI建築設計導入。GeminiがGPT-4を凌駕。ChatGPT Vision実証で多岐に活用広がる。上司、マネージャーにコーチングスキルが必須に。組織では野球からサッカーに変革。年功序列課題浮き彫り、企業変革不可避。iPhone 15 Pro「空間ビデオ」機能追加。新作「レゴ フォートナイト」登場。Biospectalが血圧監視アプリEU認証。アクセンチュア生成AI広告制作。脳オルガノイド電子チップ接続で音声認識成功。電通グループがDX支援強化。サマンサタバサ冬季賞与なしで苦境。富士通インサイドセールス逆風で成果。AIが営業変え、人型ロボ歩行。曹操出行スマホ振ると車点灯。タクシー業界に外国人採用の方向。AI英会話アプリ「スピーク」有料10万超、料金体系に課題。日本社会「ワーキングプア」支え、雇用不安定が懸念。人型ロボット立国を提唱。(ChatGPTによるリード文生成)


⭐️生成AI関連トピック

⚪︎導入成果

 OpenAIの発表から一年たった昨今、導入企業からの成果発表が始まりました。皆さん、この情報が気になるのか、バズっています。「三菱UFJ銀行、生成AIによる月22万時間の労働削減」とのタイトルです。 約4万人の行員がマイクロソフトのクラウド経由でChatGPTを利用開始。AIは稟議書の作成や社内文書ドラフトに利用されているとの事です。

⚪︎画像生成・認識

 画像生成のLeonaldo.ai の体験は子供心をくすぐる体験です。ラフな書き殴りイラストから、詳細な絵を生成してくれます。画像から画像を生成する機能は、専門家にも応用されています。大林組は設計業務の効率化にAIを活用しています。手描きスケッチから画像生成して、顧客との合意形成をスムーズにしています。任意の条件を設定し、簡単な手描きスケッチを読み込ませることで建物デザインが画像生成されます。広告デザインに続く、AI画像生成の活用事例です。
 一方、画像生成ではなく、画像認識機能が驚きを持って、注目されています。ChatGPTの画像チャット機能を使って試みた使用事例では、画像を読み込みマンガの内容を解説したり、銀行のレポート内容を要約、映画の任意の一コマからそのコマの内容を解説して貰うことなどが実証されています。今後の業務への応用が期待されます。

⚪︎新技術

 Googleから電撃発表が話題でした。「全力開発した生成AI Gemini」の全貌…ChatGPT超えするか」とのタイトルです。LLMの主要なベンチマークの一つであるMMLU始め、テストに使用された20のマルチモーダルベンチマーク全てで最高の水準を達成しています。自社のチャットAI「Bard」はもちろん、何と「Pixel 8 Pro」をはじめとしたAndroidスマートフォンへの組み込みも進める、との事。いよいよ生成AIがマス市場であるスマートフォンでの戦いに移ります。Appleの動向が気になります。
 スキル習得の必要なプロンプトを遺伝的アルゴリズムで自動最適化するプロンプトエンジニアリング手法『Promptbreeder(プロンプトブリーダー)』 に注目です。DeepMindによる最新の研究で、従来の手法を上回る性能を持つとされています。新たな可能性を切り開くかもしれません。

⚪︎設立経緯

 DeepMind・OpenAI・Anthropicの設立の経緯について分かり易くまとめられています。AIのリスクを最も恐れていた人々は自分たちがトップになるべきだと決心し構築するまで、とのキャッチコピーで紹介されています。この人達が今回のAIブームの中心なのですね。気になる方は、下記Tweet Logでニュースソースを参照して下さい。


⭐️キャリア・マネジメント関連トピック

 部下に成果出すために必要なら残業承認するよ、と伝えたら人事に通報された、とのツイートがバズりました。特にZ世代の扱いには要注意です、明らかに価値観のギャップが存在します。上長、マネージャーは全員、付け焼き刃で無いコーチングスキルを習得して、1on1面談で部下に正しく対応しないと今後、通用しないでしょう。組織全体のマネジメントにも野球スタイルからサッカースタイルへの変化が推奨されます。「人気サッカー漫画『アオアシ』がビジネス書になる深い理由」とのツイートが話題です。もはや、攻守のある野球をビジネスに例えるのは時代遅れという訳です。マーケティングの現場では、インバウンドクロスセリングなどと、攻守両刀遣いが求められています。
 人事コンサルタントからは「年功序列を辞めないと日本企業は破綻」 との気になる発言が出ています。現場で聞く悩みは、「日本人の平均年齢が約50歳の中で年功序列は維持できない」や「中高年の給料を下げられないため、若手の給料を上げられず、離職する」などです。ジョブディスクリプションも広がっています。職能に合わせた給与の導入で給料が上がらない人、下がる人が出ますね。時代の変換点です。


⭐️放送・通信・出版関連・SaaSトピック

 iPhone 15 Proで「空間ビデオ」が撮影可能になりました。アップデート「iOS 17.2」により、ビデオ撮影機能で「Apple Vision Pro」用の「空間ビデオ」を撮影できるようになった、との事。さ〜て、空間コンピューティングはテイクオフできるか? 世相のAI導入の要望をどう取り込められるか、見ものです。
 スマホでのヘルスケア機能が進んでいます。指先の血流を光学的に記録し、その情報を脈波に変換して分析して血圧を推定します。Biospectal が血圧監視アプリで CE マーク(EU)の医療機器認証を取得しました。これに米FDAが続いて、最後には日本でも認証になる流れでしょうか。私は血圧計測の次の血糖計測実現に期待しています。
 ゲーム分野でも主導権争いが広がりそうです。マイクラに強力なライバルが出現しました。 新作ゲーム『レゴ フォートナイト』が配信開始。 クラフトや木の伐採、採掘、ブロックを使った建物づくりができる。そう、『レゴ フォートナイト』は、マイクロソフトの大人気ゲーム『マインクラフト』に正面から挑むものです。


⭐️SIer・IT・SaaS(BtoB)関連トピック

 コンサルタントのアクセンチュアは広告代理店との競争激化に生成AIによる広告制作自動化で対応します。 既にこの流れを先読みしてサイバーエージェントは生成AI導入でリストラ済みです。やがて、広告制作に生成AIを使えない広告代理店は退場の憂き目となりそうです。もっとも広告代理店の雄、電通グループは、国内ITコンサルタントを1000名超に倍増してユーザー企業のDX支援に走ります。生活者と向き合ってきたからこそできる「人を動かす」変革の形がキャッチフレーズです。さて、軍配はいずれに。
 「脳オルガノイド」をコンピューターに接続、日本語の音声認識に成功 、とのタイトルにぎょっとしました。米研究チームが、シャーレの中で培養されたヒトの脳細胞の塊である「脳オルガノイド」を電子チップに接続し、簡単な計算タスクを実行することに成功したとの事です。どこかの時点でシリコンチップによるAIを超えて行く可能性がありますね。


⭐️小売・EC・マーケティング関連トピック

 サマンサタバサ「冬季賞与なし」が物語る"窮地"、従業員のボーナスを払っている場合ではない状況との事です。日本ならびに世界では新型コロナが収束を迎えつつあり、人々の行動も戻りつつある。しかし、同社の売り上げはじりじりと下がり続けている、とか。過去にも倒産間際からの復活に成功していますが、今回も成功するか、経営者の力量が問われます。
 「電話なんかで営業できるか」 富士通のインサイドセールスが逆風の中でどう成果を出したのか?日本企業の営業組織が変わり始めています。これまでスタンダードだった「属人営業」は、過去のやり方だという認識が強まってきました。営業コンサルで「飛び込み営業がついに死語に。 AIの台頭でくつがえる営業の常識 」と実践する会社が話題です。ニーズの分からない顧客に訪問する営業の在り方は大きく変わるかもしれません。実は既に「AIが顧客を見つけてくれる」世界観が、AI活用が先行する欧米では生まれているそうなので、要経過確認です。


⭐️運輸・自動運転・ロボット関連トピック

 「タクシー運転手試験、20言語で。外国人材の確保後押し」とのタイトルに注目です。人手不足の業種で働く在留資格「特定技能」はタクシーやバスのドライバーを対象としていませんが、国土交通省が2023年度中にも自動車運送業を加える方向で関係省庁と協議しているとの事です。自民党では、その先のライドシェアの導入への地ならしをしています。先行している海外では機能アップが話題です。スマホを振ると、注文したライドシェアの車がフラッシュをします。今までライドシェアの難点は自分の注文した車がどれなのかがわかりづらいことでした。中国の曹操出行は、スマホを振ると車のヘッドライトがフラッシュする「智能灯語」の機能で、この問題を解決したそうです。一歩先を行っています。
 最近話題の人型ロボットですが、ついに町中を自分で認識して歩き出す 段階に来ました。いよいよか。「すごい」よりも「怖い」が正直勝ってしまったが。これも「当たり前」になる日はそう遠くないかな、との感想を持つ方もいるようです。直接に自分の目で見てみたいものです。


⭐️教育関連トピック

 AI英会話アプリ「スピーク」が話題です。すでに有料会員10万超を得ています。 OpenAIから出資を受け、同社のAI技術も活用しています。その関係上、「ユーザーが発話した分の単語数だけクレジットを消費する」という、分かり難い料金体系になってます。ChatGPTの利用料金が一括月額料金のみに単純化されないと、生成AIアプリケーション市場はテイクオフできないですね。


⭐️時流関連トピック

 日本社会は「ワーキングプア」の人たちに支えられることに成ると、ショッキングなタイトルです。昔は12人で1人を支える「お神輿」型だったが、今世紀の初頭に3人で1人を支える「騎馬戦」型に、近い将来には「1:1」の「肩車」型になる。これでは社会が成り立たない。しかも支える側は雇用が不安定だったりする。ここは、国家プロジェクトとして人型ロボット開発に投資を進め、人型ロボット信託で資金を調達しながら、運輸・建設・介護の現場に導入する。そして、ロボット賃金、ロボット税で投資回収を行う、正に人型ロボット立国を提唱します。


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