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【福島・川内村】移住者ツアー②

いわき駅へ到着
集合場所へ行くとスタッフの山根さんが
ツアー名を書いたボードを持ち
立っていてくれた 

今回、お世話になった青いバスは
浜通り交通さん
大きくて強そうでカッコよかった

~浜通り交通さん~
一泊二日、安心安全の運転を
有難うございました

添乗員の戸草内さんへ
検温と消毒をしてもらいバスへ乗り込む

すでに乗っていた方へもご挨拶
今回の参加者は9名
もっとたくさんいると思っていたので
少し驚いたけれど
大きくてカッコいい青いバスに
こんな贅沢に乗れることはもう無いと思うし
常に安心できる環境をつくってくれた
関係者の皆さまへ心より感謝しています

資料と名札を受け取り
スタッフの紹介と2日間のスケジュールを
教えてもらった

スタッフの小宮さんより
このツアーは様々な復興、生業など
人が戻ってきている村を中心に
Uターン移住、Iターン移住をテーマとして
作られていることを教えてくれた

続いて山根さんより
震災後11年経つなかで一部をのぞき
避難解除されてきている町の再生を願いながら
町へ携わっている人がいること
やっと住民に生活が戻ってきて
町おこしをしていっていること
是非、村、地域の人のよさを感じてほしい
そんなメッセージをいただきました

今回感じたこととして
このツアーに携わる関係者の
おひとりおひとりがやさしくてやわらかくて
温かかったこと
そして全力で私たちへ関わってくれたことを
お伝えしたい

私はいつもオーバーだと言われるけれど
本当にそう感じたし、福島へ移住を考えている人がいれば是非、一度はこのスペシャルな皆さんへ
連絡をして貰いたいので書いておきます

◼️川内村~かわうちラボ~

最初に向かったのは川内村で
初めて訪ねる村

道の途中でバスが止まり男性が乗ってきた
同時にマイクを通して明るい声が聞こえてきた

「皆さま、遠くから有難うこざいます!」

腰が低く福島特有の穏やかで温かい
イントネーションに思わず顔がゆるむ

あまり背の高くないその男性は
続けてこう言った

「立っても座ってもあまり変わらないので
座ってお話させてもらいます」

ヤバい。つぼ。

その方は
かわうちラボ事務局長の井出寿一さん

数時間の出会いでしたが
帰る頃には、その熱意と懐の深さに
何かお手伝いでかることはないかな
またお会いしたいなと思うほど
好きな人になっていました

車内でも会場でも時間の限り
川内村のことを教えてくれた井出さん


震災当時は、役場で総務課長をしていて
富岡町民の避難、受け入れから
全村避難まで対応していたこと

震災翌日、災害対策本部は
原子力災害への対応に川内村への避難を
決定したため富岡線という大動脈の道は
避難しようとする車で
数珠繋ぎになっていたことなど教えてくれた

震災前、原発で働く人が多く
そこで収入を得ていたけれど
震災後は村でどう収入作っていくかなど
村をなんとかしたいという熱い思いで
老体にムチをうって頑張ってますと
笑顔で力強くおっしゃったのが印象的だった

かわうちラボへ到着すると
資料など綺麗にセッティングされ
準備が整えられていた

座ってからふと後ろを振り返ると
ツアー及び川内村の関係者の皆が
授業参観の保護者のように並んで
立っていた

この瞬間からかもしれない
このツアーに携わる人たちが
私たち参加者へかけてくれている思いを
ひしひしと感じはじめたのは

それはもう熱量としかいいようがないほど
熱かった

だから私も
記憶からこぼれ落ちる前に
書かせて貰いたいと思ったのかもしれない

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