変わっていくものよりも、変わらないものを大切にしたい。
卒業旅行の最後に「次いつ会えるかわからないから」と言って、一人で祖父に会いに行った。
もう、3年も前の話。
久しぶりに会った祖父は、座っているのがやっとなほどに足腰が弱っていた。わたしのことが誰なのかわからないほど認知症も進んでいた。
それでも、わたしの顔を見るなり「よう来たね。」なんて話したりするものだから、きっとまだ覚えているのかもしれない。なんて淡い期待を抱いた。
大きいと思っていた背中は小さくなってしまっていて、ちょっぴり哀しさもあったけれど、どこかに連れて行