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子宮口を軟らかく、陣痛を自然に起こす4つの方法~出産予定日が近くなっても医師に「出産はまだ先になりそう」と言われたあなたへ

(内容を詳しく説明した約35分間のセミナー動画付き!!)

出産時期が近くなっているのに「まだ子宮の入り口が開いていないね」「子宮の入り口が硬いね」と医師から言われることがあります。

子宮の入り口が軟らかく薄く短くなっていくことを、専門用語では「子宮頸管の熟化(しきゅうけいかんのじゅくか)」といいます。

熟化が進むと子宮口が広がりやすく、出産がスムーズになります。


出産に適している期間は妊娠37週0日~41週6日です。


この期間を「正期産」と言います。


妊娠週数が進むにつれ赤ちゃんは大きくなり出産が困難になる可能性が高くなりますし、赤ちゃんへ酸素や栄養を供給している「胎盤」の機能も落ちてきます。


胎盤の機能が低下して、赤ちゃんへ酸素や栄養が供給しにくくなるということは、赤ちゃんの命を危険にさらしてしまうことになります。


そのため、予定日(妊娠40週0日)が過ぎて子宮口の熟化も浅く陣痛が来ない場合、妊娠42週の過期産になるまでに陣痛促進剤を使って陣痛を起こすのが一般的です。


でも、できればお薬を使わずに陣痛が来て欲しいですよね(*^-^*)


総合病院で勤務しているときに約200例以上の出産介助をしましたが、予定日間近になっても、陣痛が来ていても、腟や子宮口が硬くて柔軟性に乏しい人が多い印象でした。


腟や子宮口が硬いと分娩が長引いたり、赤ちゃんへの圧迫が強くなって仮死状態になったり、緊急帝王切開の適応になったり、出産のときに腟や子宮口が傷ついて大量出血を起こすリスクも高まります。


無痛分娩(麻酔を使って陣痛の痛みを軽くする)のときは、計画的に陣痛を促す薬剤を使用しますが、スタートの段階で子宮が熟化していれば、その分 分娩時間も短くなる可能性が高いです。


出産がスムーズにいけば、産後の体の回復も早く、育児にも良い影響を及ぼします。

出産時の状況がその後何年にも渡って影響してくるのです。


このnoteでは子宮頸管と分娩進行状態について、頸管を熟化させる(または陣痛を起こす)方法、またそれに関連する前駆(ぜんく)陣痛と陣痛について説明しています。


分娩がスムーズに進み、安全な出産ができ、産後の生活や育児を元気に楽しく過ごせる準備しませんか?


病院ではなかなかゆっくり詳しく聞けない、聞いても今一つ分からないことを分かりやすくお伝えしますね(^^♪


26年間、妊娠中から産後までトータルで関わってきた助産師の私だからこそ、事例を踏まえお伝えできることが詰まっている内容になっています。


プロフィール

まず、初めての方は私のプロフィールを先にご覧くださいね☆

読者さまの声

記事を読んでいただいた方からの感想をいただいていますのでご紹介させていただきます☆

H.W 様 34歳 妊娠36週(3人目)
陣痛note読みました!
痛みが無くても張ってたら陣痛なんですね!
読んでで、あ!これもしていいんだ!と思うことばかりでした。


K.S 様 26歳 妊娠38週(初めての妊娠)
子宮頸管や子宮口の解説などなどとても分かりやすく勉強になりました!


Y.I 様 27歳 妊娠39週(初めての妊娠)
内診中に医師が「まだ遠いなぁ」と呟くことがあったが、具体的に何を見てどういう状態なのか分からなかった。記事を読んで、何をチェックしているのか分かってすっきりした。
スクワットがよい、と聞いたことがあるが、具体的にどんな姿勢でどれくらいやるのがいいのかまでは分からなかったので役立ちそう。
ネットであちこちのサイトをまわって、バラバラに集めていた情報がこの記事にぎゅっと詰まっている感じがして良かった。もっと早く読んで内容を知っていれば、今までの検診での疑問や不安解消になったのになぁと思った。


読んでいただいた方にはこのように喜んでいただけています。
特に出産間近の妊婦さんやそのご家族、妊婦さんに関わる治療家の皆様には是非読んでいただけたらと思います。


記事には無料部分があります。

7,000文字を越える内容ですので是非ご購入いただいて、安心を手にいれてください。

記事は随時追加していくことがあります。
セミナー後の動画は最後にあります。




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ではここから、具体的なことをお伝えしていきます☆

子宮頸管(しきゅうけいかん)ってどこ?


まず、診察で観察する子宮頸管とはどこにあるでしょう?

子宮頸管とは、赤ちゃんが生まれてくるときに必ず通過する「子宮の入り口部分」で、筋肉でできている長さ約4cmの管状の組織です。先端は腟内に突き出ており、内診のときはこの部分の状態を確認しています。


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子宮頸管の熟化や分娩の進行はどうやって判断しているの?


1.子宮口(子宮頸管の先端)の位置を診ます。

子宮口の状態を診る方法は内診かエコーです。

内診とは産婦人科医師か助産師が妊婦の腟内に指を1~2本挿入して、腟や子宮口の状態を診察することをいいます。

※看護師が内診することは法律で認められていません。助産師が看護師か名札からは分からないことも多くあります。
不明な場合は助産師かどうか確認してもらって構いません。
良い病院選びのポイントとしては、担当スタッフがきちんと自己紹介するかどうかも重要になります。


上の絵を見て分かるように、子宮口は普段は母体のお尻側を向いています。


陣痛が来る前や赤ちゃんが下りてきていない場合は、内診しても医師や助産師の指が届かないことがあります。


それを、子宮口が「遠い」や「後ろ」と表現しています。そして赤ちゃんが下りてくると、子宮口は段々とお母さんの体の前側に向いてきます。

子宮口の位置は、分娩が進むにつれて、後方→中央→前方と向きが変化してきます。


2.子宮口の開き具合を診ます。

子宮口は全く開いていない状態から最大10㎝開きます。

なぜ10㎝なのかというと、赤ちゃんの頭の左右の一番長い部分の直径(児頭大横径→エコーではBPDと略されている)の平均が9.5㎝あり、10㎝開かないと赤ちゃんの頭が出ないからです。

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医師や助産師は人差し指と中指を腟内に入れて子宮口まで指を進め、指がどのくらい子宮口に入るかで何㎝開いているかを判断します。

人によって指の幅が違うので、医師や助産師は自分の指の横幅が何㎝なのかをそれぞれが自分で知っています。

10cm開くと「全開大」と表現します。

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