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優しい漫才に注目していたら、優しい人柄そのものに惹かれていた

こんにちは。今回はわたしが好きなものを語りまくるシリーズです。わたしだけ楽しいやーつ!!お付き合いくだされば嬉しい限り。


☀︎架線が引いてあるところは、関連した動画やウェブサイトなんかのリンクが貼ってありますのでもしよければご活用ください〜



ということでタイトルにも書きましたが、優しい漫才といえば今何方でしょうか。
そうですお笑い芸人のぺこぱさん!!
のりつっこまないっていう斬新で、誰も傷つけない、とか言われてますね。漫才の面白さだけでなく人柄までまるまるっと応援するようになってしまいました。

というわけで、ハマった経緯から話し、前後の印象、何が彼らを応援するようになる要因だったのか、の順で書こうかなと思います。
※ここからは長くなるので、お二人の敬称略やお名前を省略した形で失礼します。


もともとお笑いがそれなりに好きだった

まず笑いに興味がありました。バラエティー大好き人間だったので、ピカルの定理とはねとび全盛期に直撃してます。どのくらい好きかは話すと涙なしには語れなくなるので(怖!)やめますが、あの頃の芸人さん、みんな好きです。テレビふらーっと見てて彼らが出てたら、ちゃんと見るくらいには、安定感ある方々ばかりで好きです。
(特に東京NSC5期の方々が好きですホントに…)

みんながハマるような俳優にハマるわけでもなく、歌手にも興味がない。芸人さんに清潔感がある人は多いけど、そのなんか言ってしまうとビジュアルが好きでどうこうというわけではないし。(別にブサイクとかイケメンとかの話をしたいわけではないです)面白さ先行なのかな?とか。


ただ、多分今思い返して言えるのは、コンビならではの空気感。ここなんですかね。面白さもあるのですが、相方と仲が良いところには自然と、面白さと微笑ましさと応援したくなる要素が詰まってるのだと思ってます。例えばサンドウィッチマンさんとかすごい応援したいもの。

今となっては、ゲーム実況が好きな人間になってしまってますが、これもそれも人間関係を垣間見るのが好きなんだろうなと思います。顔じゃなくて、お兄さんたち(もしくはおじさんたち)のワイワイ具合…。


キャラ芸人になるしかなかったんだ!っていう言葉の衝撃

とまあ、なんやかんやで人間観察オタクをしている時、M-1でのTwitterトレンドがなんだかすごいことになっていました。過去最高得点だの、コーンフレークだの訳のわからない単語ばかりでしたが、今年は面白そうだな?と思いTVつけました。そこではもう8番目くらいだったかな。
暫定一位がなんかコーンフレークの方々、二位がかまいたちさん、三位が和牛さんという認識をし、なんかもう決まってるでしょこれ有名対決待ったなしじゃ〜ん!あつい!と、ドにわか人間は考えてました。

そんな中まあ決勝の決勝みたいよなあ!?と思って見つつ10番手ですよ。
なんかスーツ着た小洒落た元気な人と、風貌がヤバいキザ人間が出てきてこれはなんだ!?となります。初見の印象ひどすぎる。(ナスだと思ってごめん……)
いわゆる志らくさんの予想状態で見始めたがいなや、まさかのまさかで松陰寺さんがあの風貌でつっこんでるじゃないですか。それもおいおい相方!(叩きながら)みたいなツッコミじゃない。ツッコミフレーズ、期待を裏切るテンポの長さで、何故か物語のようで新感覚すぎて驚きました。初見私、世界観に吸い込まれた…。

そこで途中の、キャラ芸人になるしかなかったんだ!。ここでぺこぱヒストリーを垣間見た気がして、この一言だけで自分たちの背景まで言えるのなんか心を掴まれてしまい…。突発でこのときそのセリフを、安直にツイートしてツイ消しまでを覚えていますが…なぜか印象に残りすぎています…。
(のちにわかることですが、カジサックさんとのコラボで、ここで初見の人にウケて泣きそうになったと松陰寺さんが言ってましたのでリンクを。M1の話から馴れ初めまで話されてておすすめ。↓


正面が変わったのか…?ので価値観の広さに感心しながら大笑いし、この後はもう何がなんだかで三位になってて、10番手からの連続ネタ披露とかいう奇跡的な流れ。謎の世界観のすっかり手中に…。何が謎って、ツッコミ側の優しいフレーズに頭の回転の速さを、ボケ側のなんかこの人ヤバそうという印象だったので。
結果的に、当日は完全にミルクボーイさんの追い風が吹いていたように感じられた(いや普通にモナカ家系図面白すぎた)ので、彼らは三位でしたが、ぺこぱのシュウペイと松陰寺とか言う名前をがっつり覚えちゃいました。すぐさま決勝メンツのツイッターを確認しに行くと、ペイさんは元ギャル男と判明して余計にサイコパスキャラか?と混乱し、寺さんはキザッターというアカウント名と君の瞳にストップザロンリネス!で吹いたことを覚えています。キザーンだね。


不意におすすめ欄に出てきた動画

いやマジでなんで出てきた????ありがとなー!!!?

実はM-1終わりからは、なんか出てるなー売れてるなーくらいで特に何も起きず。(なんでここまで見といてアフターストーリー?アナザーストーリー?見なかったのわたしは?馬鹿…)気になったら見るくらいの芸人ポジションの仲間入りで、確かしゃべくりを見たかな…?くらいの記憶。とりあえずシュウペイ母やばかったなとしか印象になくそのまま。

しかし唐突におすすめ欄にぺこぱチャンネルの動画が登場。しかもカジサックさんと撮ったコラボのやつだったような記憶。なんで?一生の謎。

見たら見たで、寺さんの喋り方が和やかで、あっそんな感じの人なのか!となり、ペイさんはホントに元気でボケまくるな…となる。ついでにカジサックさん側のコラボ動画(前述のリンク)見て、ゲラゲラ笑いながら、途中の話に感動し、なんだ〜しゃべくりではこの2人そんなにうまく扱われてなかったのでは?というレベルでカジさんの相手の魅力引き出し進行に涙しました。

そんで次の動画、なんか寺さんの平場(トーク)力が試されるやつで、流石にツッコむんだろうな!って意気揚々に見たら……寺さんのヤバすぎる判断力と優しさ溢れるワードに、笑いを持ってく力がありすぎて気になる度が爆上がりしました。本当にこの人頭の回転はやいし誰も傷つけないなと思った。平場でその独自スタイルツッコミできたら最強じゃん…何この人…って思いました。

そんでまたぺこぱチャンネルを見漁るうちに、あっ松陰寺の中の人は優しさが溢れる松井さんなのね?と分かり、各々のサインください!動画を見て爆笑しながらニコニコし、ジョッキー(月一でやってる有料ネット番組)の公式で上がってる抜粋部分を一通り見て、フィヌののすけくんにもやられ、もう今までの認識とはおさらば状態です。さようなら世界。
(M-1のせりあがりで、頭上カメラガン見してたペイ氏の話が狂気すぎてめちゃくちゃ笑ったので、そこを見返したいです…。)

ある程度知った前後の印象メモ

M-1だけと、なんらかの彼らのトーク動画見た人とでは全然印象が違う気がします。

じつは、2019おもしろ荘を見ていたのにもかかわらず、本人たちが当時嘆いていたようにパンケーキに記憶が偏ってしまっていました。着物の記憶もない。おもしろ荘優勝なのに…。でももうほんとに覚えてないので、そこの無の印象からここまで変わったことが何故か自分が悔しいですね。切実に時戻したい。

思っていたよりも松陰寺さん(というかもはや松井さん)、しっかりしてるんだけど抜けてるところがあるし、メイク落としたらただのおじさんではないし、なんか穏やかすぎるのでどこからあのキザーンが生まれるのか疑問でならない…。不器用っぽいのでアカウント二つ持つの疲れてないか不安です。
シュウペイさんはポンコツに見せかけてしっかりトーク上手いし、でも急にポンコツ、でも清潔感がすごくて愛嬌もある。あとこれは絵を描く人間からすると、ファンアートに対してものすごく前向きというか、喜んでくれるというか、ちゃんと本人に伝わってるのが感じられて驚きました。ファンアートこんなに大切にする方見たことなかったので…。

それからコンビ自体もなかなか泥水すすってきたようで、おもしろ荘優勝でも跳ねなかったり、色々芸風(ボケツッコミを何回か変えてるらしい)試したり、あまりに病んだのか作曲に走り、またウーバーの配達員もしたりお二人ともバイトで食いつないでたりとなかなか紆余曲折あったみたいで…。そこからあの角度のスタイルが生まれて、ローラーシューズとかの武器達も捨てて、今爆発したと思うとにわかでも泣けてくるところがあります。
あ、でも曲は聞いてほしい。出囃子便座カバー特におすすめです。(よーく見てろで笑い死なない人いるの?こちら思い出し笑いするんですけど…。)とにかく曲調いいのに歌詞がぶっ飛びすぎて宇宙猫になります。多分時代が追いついてない可能性…

そんなわけで、各々にもコンビ自体にもぐるっと印象が変わりました。何らかに出ている物を見る限りで、両者ともにあたたかい人柄が溢れているように感じます。



というわけで、ここからは何が魅力的に映ったのか挙げてみました。

ネタの創造性と武器

創造性→みんなの期待を裏切る、固定観念を取っ払った漫才
武器→寺さん▶︎のりつっこまないが平場でできなくてもいわゆる普通のツッコミで対応できる可能性/キャラ設定と素の使い分け
  ペイさん▶︎初手のシュウペイポーズの覚えやすさ=認知度↑/萎縮せずボケる

だと思ってます。
こんな方々が出てきたためにこれからその固定観念がどうなるのか少し懸念ですが、とにかくクリエイティブですごい。まあ世の中の漫才師達、笑いを狙うこと自体なかなか創造的なことをしてると思うんですけどね…
とにかく価値観ぶち壊し漫才だと思っているので、本当に一つ一つに感心してしまいます。頭良くなきゃそういう見方なかなか出来ないよなあと思う。〜じゃなくたっていい!と言いきることでそういう風に受け入れるの!?となりなぜか笑えてきます。急に事象を、これは〇〇だ。〜なんだ。とか諭すように言われるとそれはそれで笑います。
そんでもって相方セリフ待ちのペイ氏の表情がすごい策士。絶妙なアホ面(若干失礼)でちゃんと存在を消していてすごいです。

このスタイルがホントに人の隙をついたというか、人の先を行ったというか、そんな視点の広さが魅力的なのかなと。(ネタパレ公式から出ていた動画で、「デート」での終わり方があまりに秀逸で一本取られた気になったのですが、昨日あたりで消されてましたね…残念)

本人はこれはそんな優しくないと言ってますが、向き合い方に優しさが出ているのでは?と勝手に思ってます。
意外とスルーされがち?ですが、時事ネタを入れてきたりちょっと触れづらいものを”貶す”笑いではなく、こういう考えがあってもいいじゃないか!そうだろ? というところが話題の取り扱い方とかのうまさを感じます。(⇒今の価値観にトゲさしてるとも取れるので、多分そこが優しくないと言ってるポイントだろうな)
特に、女同士が結婚したっていいじゃないか!って言う漫才があったようですが、こう言える人間に人柄の良さを感じざるを得ないです。

それから武器。
ほんとに平場に強いのではと思ってます。
普通のツッコミすることも武器になるし、特に寺さんはキャラ型なので、普段とのコメントの差も違って面白いです。ていうかまず見た目と言ってることが真逆なのが裏切りなのでとことんずるいよなあ。
一方で、あのポーズはなんか真似したくなるものがあるし覚えるので、自然とキャラ強相方に負けることなく認知。ワンフレーズで特徴的な声で何か言ってるのでまず目立つし、ボケのイロハが通用しないことをやってるように思います。なんか自由人が暴れてる感じ…?(ギャグランニングやっててよかったね)

あとこれは余談ですが、ペイ氏はサッカー、寺氏は音楽自体に詳しい(曲作っちゃう)のでなんか武器になるエピソードてんこ盛りでこれからも跳ねまくる気しかしません。

知識の守備範囲のバランス

このお二人、なかなかに持つ知識が偏ってて面白いです。
ファッションやトレンドに詳しいペイ氏と、時事やなんかに詳しい寺氏の差が面白いです。大概詳しくないことは各々の逆なので笑います。インスタ担当ペイ氏とYouTube(もはやホームビデオ)担当の寺氏…。
サインください動画で、お二人の得意分野の差が面白すぎて笑うので是非両方みてみてほしい…)

お笑いへの熱意の度合いも異なってて、本番前に緊張してメイク白くなりすぎる人と、カメラの場所わかったからカメラ見〜とこ!って人が漫才やってるの、控えめに言って面白すぎです。(差があるとはいえ立派すぎる芸人さんなのであまり馬鹿には出来ませんけど…)

このなんか1人で全て網羅できない感が良きですね。相方さんがいると強いみたいなそれです。
ちなみにトーク・企画回しはペイ氏が上手くて、ボケや言葉の処理は寺さんがダントツなので、こういうとこもバランス取れてて安定して見れます。個人的にトーク回しでペイに怒られてる寺の図が面白くて好きです。どっちもMC待ってるぞ〜!!


あたたかい人柄と微笑ましさ

▶︎ファン想いがすごい
▶︎仲の良さ

多分好きになる要因でよく聞くのこの2つなんじゃないですかね…。
差し入れやファンレターには目を通し、返事もするとのこと。YouTubeは今年に入ってからほぼ毎日更新、ファンアート送られてきたら出来る限り紹介してるように見えます。この前までやってたチェキの件も驚きです。ていうかまずファンからの絵をインスタアイコンにしているペイ氏で好感度爆上がりした。インスタライブもありがとうございます。
これからもよければ応援してください〜という低姿勢言葉がちゃんと出てくるあたりすごい。
(返信みんな嬉しいけどこれからかなり増えるだろうし無理するな……。)

次!仲が良いというか、びっくりするほど微笑ましい!
相方がどうにもこうにもツボなのか、その都度爆笑する寺さんが微笑ましすぎます。だからあんな自由にボケ続けられるのかなと思ったりします。身近にこんなに笑う人がいると安心だね。(その状態がえぐすぎるもの2選↓


無編集のゆったり動画が数多くありますが、階段降りるだけではしゃぎ、弁当をめぐりじゃんけんをし、絵を描かせてはなんだこれwwとなってる大はしゃぎ大人たちが見れます。TVの向こうにいる側の人間になり多忙なはずなのに、微笑ましさと親近感がすごいです。

おわりに

やっぱりこの3点がいいのかな〜とか思います。ネタの興味深さ+コンビバランス+人柄。
人間観察オタク、やはり一つのことに全力になってる人間達に惹かれるということですね。また一つ謎がなくなったな。

あ、顔が好きって人も少なくないと思いますが、まずお笑いって顔じゃなくてネタの内容やトークが大事だと思ってるのであんまり触れてません。面白いを提供する人達で出てきてるのに、顔をメインで応援されても複雑じゃないですか?とは思う。たしかにかっこいいとは思うんだけどね〜。お二人が持つ魅力で女子ウケがいい分、応援の仕方は気をつけないとなとせめてもの思いで自分を律してます。
ただやっぱりタレントさんとしての清潔感はもうあるんじゃないですかね…?あと声お二人とも聞き取りやすい!見てて不快なことはあんまりないかと(松陰寺メイクが苦手なら仕方ないですわ)。

あとは変な感じでTVに消費されることなく生き残ってほしい〜。あとコロナが心配なのでなるべく家にいて欲しい〜…。
台頭してる第七世代といわれる彼らも多分見た限りでは、各々の雰囲気で仲良さそうですけどね!最近の方々は魅力的な人が多いね。


というわけで長くなりましたが、終わりにします〜。いろんな応援の仕方や好きになるポイントあると思いますが、ニヤニヤして読んでいただけたら一番嬉しい限り!
最後に、わたしがいままでで一番好きなお二人の動画リンクを乗っけて終わります。コメントでいじられる松さんとプレゼントに喜ぶペイ氏がなんともいえない良さ。


ひさびさに応援できる方々が増えて嬉しいです。
ではでは終わります!お腹空いた!