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「エジプト座りの猫」の編み図

「エジプト座りの猫」の編み図です。この作品は編み方自体はそんなに難しくないのですが、形を決めるのにもしかしたら苦戦するかもしれません。編む力の加減や綿の入れ方によって完成形が変わってきます。コツはややキツめに編むことと綿を入れすぎないことです。
以前編み図を公開した「香箱座りの猫」を編んでから、今作に挑戦してみるのもアリかと思います。

頭(1段目~13段目)

まずは1段目~13段目までの編み図です。猫の頭から胸、肩甲骨のあたりです。

エジプト座りの猫(1~13段目)編み図

1~13段目までを編むと以下のようになります

エジプト座りの猫(1~13段目)画像

ここまで編んだ段階で頭の先に綿を詰めておきます。鼻先だけ少し綿の密度を高めにしておき、残りは詰めすぎないようにしましょう。


胴体(14段目~19段目)

次に14段目~19段目の編み図です。
14段目は2回の鎖編みのあと4目飛ばして細編みをします。
ここでできた2つの穴から後ほど両腕を編んでいくことになります。

エジプト座りの猫(14~19段目)編み図

ここまで編んだら以下の写真のようになります(14~19段目はピンクで編んでいます)

エジプト座りの猫(14段目)画像
エジプト座りの猫(14~19段目)画像


ここまで編んだら腕の付け根付近まで綿を詰めます(↑の画像の白い毛糸のところまで)。肩甲骨のあたりは詰めすぎないようにしましょう。


お尻付近(20段目~最後)

次は20段目からの編み図です。
24,25段目あたりで急激に穴が狭まるのでこの辺で綿を詰めていきます。くどいようですが詰めすぎないようにしましょう。以下の写真では20段目以降を水色で編んでいます。この作例では少々綿を詰め込みすぎました。

エジプト座りの猫(20段目以降)編み図
エジプト座りの猫(20段目以降)画像

尻尾の長さはお好みです。尻尾にはワイヤーを入れておくと形を決められるのでおすすめですが、ワイヤーなしでもかまいません。


次は両腕の編み方です。編み始めは↓の画像のかぎ針を差し込んでいる目です。14段目の2つの鎖編みのうちの片方、正面から見て左側の目から立ち上がります。

腕の立ち上がりの目印


両腕の編み図

2つの鎖編みと(14段目で)飛ばした4つの細編みの頭、計6つの目があるはずなので、そこの目を使って筒状に編んでいきます。
脇の部分に隙間が空くかもしれないので両腕の始端の糸や余った糸端などで縫ってふさいでおくと良いでしょう。
7段目まで編んだ後の糸端は足先に縫い付けておくと両腕がしっかり固定されます。

両腕の糸端は足先に縫い付ける



最後に耳を取り付けます。耳は以前公開した香箱座りの猫の耳と同じものです。
1段目…輪から細編みを3回
2段目…裏返して一目二度の増目細編みを3回

↓のように耳の形に整えて、2個作ったら頭に縫い付けて完成です。


完成品

エジプト座りの猫


最後に

当記事の編み図を元に色を変えたり目鼻、首輪をつけたり、耳や尻尾の形を変えたりと、いろいろアレンジしてみてください。

万が一、編み図にミス等ありましたら教えていただけると嬉しいです。
最後まで見てくださりありがとうございました。


完成
側面


背面


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