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いろはのワンピースづくり

はじめまして。アイドルマスターとロリィタが好きな私は、勢い余ってロリィタワンピースを半年がかりで製作しました。

それは2年ほど前の話です。こんな世の中になるなど1ミリも想像していなかった私は、イベントに推しモチーフのかわいい服を着ていきたい!と願い作り始めたものの、中止、不参加、オンライン参戦が続き、未だに日の目を浴びていません。


早速ですが製作過程です。
(過去の作品となるため途中の写真などはありません)

0, 作りたい服の大体のイメージを決める

私はアイドルマスターの推しのためのロリィタ服が欲しいと思ってワンピース作りを決意しました。
アイドルゲームという特性上、イメージカラーやイメージモチーフ、そもそもアイドルのイメージ(王子様系、スチパン系、かわいい系など)が固定されており、ロリィタショップで探しても何かが惜しいものしかないんです。だったらいっそ、自分で作った方が早くないか?と考えたため、私はここで深く悩むことはせず、先に進みました。

私の場合は、
・水色ベース(ユニットカラーが水色)
・アクセントも青(個人カラーが青)
・雪の結晶モチーフ
・お姫様系(アイドルが王子様系のため)
‥ここまで書けば、私が誰を推しているか分かる方には分かりそうですね。

を取り込めるデザインを探す、ということになりました。


1. デザインを探す

ど素人がゼロからデザインを作るのは無理があるので、デザインを提供してもらいます。
私は「乙女のソーイングBOOK」に大変お世話になっております。デザインが豊富で、ものによっては原寸大型紙も付いていて楽ちんです。
今回は同誌14号の表紙にひとめぼれしたので、これをアレンジすることにしました。色や柄を変えれば色々なアイドルモチーフに使えそうなところもポイントです(完全にオタク目線)。


2. 布地を探す

妥協できないポイントその1です。
本を読み込み、必要な長さを事前に調べておくことはもちろんですが、作った服を着る人(この場合は自分自身)の採寸はきちんとしておいた方がいいです!!Mなら入るだろうけど、念の為余裕を持ってLにして、入らなかった経験が私にはあります。

本題に戻ります。
安くてお手入れしやすく、縫いやすく、何より着やすく、色や柄も豊富なシーチング生地はとてもおすすめです(次回書きたいと思う服はほとんどの部分をシーチング生地で作ります)。しかし今回は、
・お姫様チックに
・キラキラ
・ヒラヒラ
なイメージで作りたかったので、使ったのは全体の半分くらいでした。上半身の表生地をサテンで作ることにしたので、吸湿性&肌触りが絶望的...!となったことから、裏地は裏地用の生地ではなくこのシーチング生地を使いました。

お気に入りの生地がどうかもポイントです。
私はどうしても雪モチーフにしたかったので、それを探しに行き...当時はアナ雪2が絶賛公開中だったので、エルサのコスプレ作りのためなどなど、豊富に取り揃えてありました...しかもプリンセスで透け感があるオーガンジーで、何これすごい完璧ですか!?っていう生地が。即買いでした。普通に高いけど...。

これを絶対使いたい!っていう生地に出会えたら、あとはそれに合わせるように考えます。私は、その雪の生地と白のシーチング生地を重ねようと考えました。しかしそれだと、雪の生地の青さが見えなくなったので、間に水色のソフトチュールを挟むことにしました。

白のシーチング生地と雪の生地と水色のソフトチュールをスカート部分にすることに決め、残る上半身はサテンにして...と凝ることも考えていたのですが、ここまでで思った以上の金額になってしまったので、水色のサテンで統一することにしました。肩の部分に別の青のサテンが入っているのと、袖の途中から雪の生地が顔を出しているのは、また別のお話があります。

残るは生地以外のパーツ、襟につけるレースやコンシールファスナー(これだけ凝ってファスナー丸見えだとかっこ悪いからコンシールタイプにしました...高い...)をカゴに入れ、お会計。軽く3万以上持ってかれました。ロリィタ服はそれくらいの値段当たり前というか安い方なので、今後のとんでもない手数料(ミシン未所持のため全部手縫いで挑む)考えたら、払いました。
あの、ミシンは買った方がいいと思いますよ。


3 いざ製作!

一 裁断

言わずもがな型紙通りに布を切っていく作業です。
ここでの私の工夫点としては、
・裏地用には一回り大きく切ること
・端を絶対ほつれさせたくないので、三つ折りに出来るようにこれまた大きめ(少し長め)に切ること
ちょっとしたミスで裏地同士を縫い合わせた時に届かなくなると、裏地からほつれていって悲しい目にあいます。私はあいました。
また、私はミシン未所持で全部手縫いで縫い上げたのもあり、ミシン使用時よりも三つ折りが大きめになってしまいました。私のようにミシン未所持で挑む勇者は、大きめに切って、大きめに三つ折りを作った方が身のためです。気が滅入る。
切り始めたら全部のパーツを切った方がいいかもと思います。具体的にどれくらい余って、計画外の飾りをどの程度作れるかやどの程度なら補修できるかを予め知っておくと安心です。

二 完成した時端になる部分を三つ折りに

せっかく切った生地がほつれたら悲しいので、完成した時に端になる部分は予め三つ折りにしておきます。頑張りましょう。縫っても縫っても何一つ完成しない、ここが一番大変かもしれません。私は10mくらいのフリルを塗っていた時が1番しんどかったです。飽きました。でもたっぷりのフリルをどうしても付けたかったので、頑張りました。
また、端を三つ折りにしておくと、完成した時重さで勝手に下にいってくれるので、特にスカートフリルなどがひっくり返ってしまった時の下に向ける調整の手間が省けます。

三 いざ組み立てへ

参考資料として利用している本などの言うことは聞きましょう!!!理由があってその手順にしているはずなので、聞かないで好きなところから縫いはじめるとのちのち困る可能性が...(私は袖を付ける時に、好き勝手楽しいところから組み立てていたら、最終的に肩口と袖とを繋げられるところを失って1度ほどくことになりました)。
また、先述のとおり裏地を大きめに裁断したこともあり、縫うべき場所を見失わないように線は引いておきましょう。

ポイントは
・まっすぐ縫えるように線は引く
・私のような無謀な方は全部返し縫いにする
・ミシンを使う方は、いきなり本番は迎えないで!!(小物作りなどでしっかり練習してからにしましょう。これはマジで。取り返しつかない事になります。)
・本の言うことは聞く
・出来たあとのことを想像する!どこに着ていく?誰に見てもらう?などなど

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型紙通り作る、本の言うことは聞く、と言っても、全部全部真似する必要はないです。自分の作品に要らないなと思うところは省いたり、ここくっつけた方が良いと思うところはくっつけてしまったりしましょう。
私はウエストリボンを無くして(ハイウェストで切り返しもバッチリな服にさらにウエストリボンはいなくないか?、また原寸大型紙がないものに挑戦はしない!という判断です)、つけ袖として別作品とされていたパーツをくっつけました(いやだってイチイチ着用の度に調整するの面倒だし、なにより私は半袖嫌なので!長袖loverなので!)。自分好みの服にできるのは自分だけです。どんどんチャレンジしましょう!

組み立てていて、もっと良いアイデアが出てきたらどんどん採用するべし!世界にひとつだけのオリジナル服を作ってみましょう!

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