新学習指導要領の学習評価「3観点」を活用して主体性を育成、脱・証拠探しへ その1

2020年度から段階的に導入され、今年度には小学校から高等学校まで行き渡った新学習指導要領。
「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」という3つの柱に合わせて整備された新たな評価の「3観点」
最も重要なのは『思考・判断・表現』
主体的な態度の尺度となる興味・関心や意欲などといった情意の領域は、学びの「入り口」で測るべきではない
情意は評価しようにも、概念の規定があいまい。
学習に取り組む態度を『粘り強さ』という観点から測る
スポ根的なものに近いかもしれないが、学びを深めた学習の『出口』ではそれが『思慮深さ』に変わり、思考・判断・表現に伴う試行錯誤や工夫として表れます。さらに、教科のみならず「総合的な学習の時間」などでの学びを通して、『自分の夢に向かってやり切る』という意志の強さになります。ここに至れば、子ども自身の主体性や自主性をはっきりと見て取ることができるでしょう。だからこそ、なるべく学びの出口に寄せたところで、こうした変化の過程、子どもの力が伸びて表れる態度を育てるべき

⇨新学習指導要領
「知識及び技能」
「思考力・判断力・表現力など」
「学びに向かう力、人間性など」という3つの柱
本記事は、その中でも一番大事な柱を「思考力・判断力・表現力など」と置いたが、柱を独立させる事なく、
同一の事として捉えている。
興味関心は、とっかかりの問題で、全てが取り組みたいと思える環境ではないことはよくある話で、今回の尺度が粘り強さという所が興味深い。粘った先に見えてくるもの=思考、思慮、思慮深さ。評価点をそこに置く。
どこまで、教員が把握しているのか、はたまた、その評価はどのようにして行われるのか(主観的判断、ワークの取組み、タブレットの学習記録等)粘り強く、自身も深くありたい。

#新学習指導要領 #思慮 #石井英真

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