子どもが授業を理解できない「何でも学校任せ」の落とし穴

学校で習った事は自宅では上手く説明出来ていない。
→「学校は行くもの、授業は始まるもの」という意識が子供にはある。先生の言ったことはやるけれど、何を学び、どれが覚える必要のある知識で、その知識をどう使ったらいいのかという認識を持たずにいる。
 授業中に「わかる」と感じるのと、自分が使える知識・理解として獲得し「できる」のとでは次元が違う。後者のように定着できた「できる」という状態は自分の意思が必要。子供は、テレビを眺めているのと同じ感覚で授業を受けており、そのことを知らない。
→親も知らない。。。

その為、親が教えてあげること。まずは、「授業は何をする時間だと思ってる?」「先生が教えてくれたことは、自分で説明できるようになって覚えておくことが必要なんだけど知ってる?」と、聞く。

お子さんが「そんなこと急に言われても困る」と不快感を示したとしても、叱らないこと。授業の意味を知らなかっただけなのですから、
「教えてあげてなくてごめんね」と伝えるところからスタートして教えてあげること。
そして、教科書を読んで理解できているか、ノートを見返して先生が教えてくれたことを説明できているかどうかを一緒に確かめてあげる。すると、記憶することの大切さが少しづつわかる。
 小学3~4年生くらいはちょうど学習内容も専門性が高まってくる時期。
授業の意味を理解することができれば、学び方を変えていくことはそれほど難しくはない。

● 保護者には「子どもの学ぶ環境」をデザインする責任がある

今の学校は、国民の要望もあって昔ながらの一律一斉の教育ではなく、個の学びや探究を大切にするようになり、学ぶ姿勢を育てるのは家庭側の役割とされている。
子どもの教育に関して家庭側の役割が重くなっていることが国から家庭側へ周知徹底できていないのが現状。真剣に子どもの学びに向き合えている保護者は少ない。

誰が子どもたちに勉強を教えるのかというコンセンサスが、都市部であればあるほど家庭と先生の間で取れていない。保護者は何でもかんでも学校任せにせず、子どもの学ぶ環境をデザインする責任が自分たちにある時代なのだと自覚する必要がある。

今よりももう一歩踏み込んでお子さんの教育に向き合うこと。ご家庭が教育において何を大事にするのか、お子さんの学びの環境をどうデザインしていくのかといったことをご家族で話し合いも必要。

⇨ 学校は行くもの、授業は始まるものこの考え方は、
体に染み渡っているのかも知れない。本件のご両親のような疑問を持つ事すら無かった。
家庭では学ぶ姿勢を育んであげる必要がある。
それは、言葉として教えることや、工夫して楽しむといった事である。使いこなす能力の話と、相手の話を聞く事と、大事な事が明白になってきた。

#理解 #小学校 #学ぶ環境

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