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【フュージョン・デステニー、アナコンダ規制想定】ADSレート勝率85%越えの【デスピア】

はじめに

こんにちは〜みりおんです!
今回は12/4発売のストラクチャーデッキ『ALBA STRIKE』で強化された【アルバスの落胤】デッキ、もとい【デスピア】デッキについて解説したいと思います!


構築とADSレートでの戦績

ストラクチャーデッキの発売前に【デスピア】デッキを触っておきたくて『《フュージョン・デステニー》《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》に規制がかかり、「D-HERO」ギミックは出張できなくなった』ことを想定してADSでデッキを組んでみました。

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そしてADSでレート(マッチ戦)をこの【デスピア】デッキで試していたのですが、「D-HERO」ギミックが入っていなくても戦績は13-2とかなり勝てました。
戦績は以下の通りです。

怪獣カグヤ?×◯◯
デスピア(新規入り)◯◯
デスピア(新規入り)◯×◯
ふわんだりぃず×◯◯
イビルツイン◯◯
エルドリッチ×◯×
エルドリッチ◯◯
勇者幻影◯×◯
ドライトロン◯××
壊獣カグヤ◯×◯
ドライトロン◯×◯
60勇者Dエルドリッチ×◯◯
BF◯◯
エルドリッチ×◯◯
エルドリッチ◯◯

追記
執筆後に5連勝して18-2になったので勝率90%になりました。戦績の続きです↓

閃刀姫◯◯
勇者デスピア◯◯
デスピア◯◯
烙印Dエルドリッチ◯×◯
勇者デスピア◯◯

2022/01/01からのリミットレギュレーションは記事を執筆している現時点では判明していませんが、今ここまで流行っている《フュージョン・デステニー》《D-HERO デストロイフェニックスガイ》《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》のどれも全て放置するとは考えにくいので、来期も使えるように「D-HERO」ギミックは不採用としています。

【デスピア】デッキの強み


・《烙印融合》のカードパワーの高さ

毎度お馴染み(?)な融合テーマ強化の際に登場するデッキ融合カードですが、《烙印融合》は特に1枚で形成できる盤面が強力かつリソースも残せるというバケモンカードです。
他デッキへの出張でもないので《アルバスの落胤》関連のテーマの強みも活かせるというところもあります。
また《烙印融合》にプラスで他の展開札を引いている際の上振れも発生するのでさらに盤面を強固なものにできます。


・《氷剣竜ミラジェイド》による妨害とリソース、双方向への干渉

《氷剣竜ミラジェイド》という強力な妨害&リソースになるモンスターをもらったことで従来の【デスピア】デッキの課題であった妨害の弱さを補えました。また《氷剣竜ミラジェイド》で《烙印竜アルビオン》を墓地に送ることでエンドフェイズに《烙印竜アルビオン》の効果で好きな「烙印」カードにアクセスすることができ、後続確保も容易になっています。


・盤面の再現性の高さ

《烙印融合》に触れるカードが多いため下振れが起きにくく、《氷剣竜ミラジェイド》を絡めた理想盤面への再現性の高さも強みの一つです。


・「デスピア」の打点の高さ

《デスピアの大導劇神》が攻撃力3000ある、融合素材になると特殊召喚できるという簡単に出せるモンスターなので展開しつつ相手ライフの大部分を持っていけます。
また《デスピアの大導劇神》は無効効果の妨害も持ち合わせているので先攻で展開しても無駄がないです。
《デスピアの凶劇》も融合素材になると「デスピア」モンスターかレベル8以上の融合モンスターを特殊召喚できるので打点の確保ができます。



各カード解説

《デスピアの導化アルベル》

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召喚・特殊召喚時に「烙印」魔法・罠をサーチできる、このデッキの潤滑油です。《烙印融合》はもちろんのこと、他の「烙印」魔法・罠もサーチできるので妨害兼攻め手の《赫の烙印》や、「デスピア」モンスターをリクルートする《烙印開幕》なども持ってこれます。
②の効果も融合モンスターを除去されても相手フィールドにモンスターがいれば蘇生して効果の発動を封じることができます。注意すべきなのは相手フィールドに効果モンスターがいないと②の効果は発動できないこと、①②の効果は1ターンにいずれか1度しか使用できないことです。
《烙印融合》という最強初動をサーチできるので3枚採用です。


《デスピアの大導劇神》

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①の効果は融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターが出たときにフィールドの効果モンスター1体をターン終了時まで無効化できる効果。フィールドの効果モンスターならなんでもよいので、出てきた融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターだけでなく別のモンスターも無効にできます。また、相手だけでなく自分の融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターが特殊召喚されたときにも反応するので《赫の烙印》から相手ターンに融合するとき、既にこのカードがフィールドにいればそれにも無効効果を使うことができます。
②の効果は手札・フィールドで融合召喚の素材になった場合に自身を特殊召喚する効果。基本的にこの効果でフィールドに出します。《烙印融合》の効果でデッキから融合するとこの効果は反応しないので注意が必要です。打点が3000とけっこう高いのでワンキルするときにも役立ってくれることが多いです。
名称ターン1なのと上級モンスターなので最大枚数の採用はしていませんが《赫の烙印》で相手ターン融合することで往復で出せるので2枚の採用。フィールドで融合素材にしてもフィールドに戻れるので1枚でもいいと思います。


《デスピアの凶劇》

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だいたい融合素材になっていく、基本的にフィールドに出ないので①の効果はほぼ使わないです。少なくともADSのレートをしている間は1回も使いませんでした。
特筆すべきは②の効果で、手札・フィールドで融合素材になると墓地・除外から「デスピア」モンスターかレベル8以上の融合モンスターを特殊召喚できます。この効果で墓地か除外の《氷剣竜ミラジェイド》を出すことによって1妨害増やすことができます。このカードも《デスピアの大導劇神》と同じで手札・フィールドで融合素材になったときしか反応しないので《烙印融合》の効果でデッキから融合素材にすると反応しないので注意です。
融合されることでリソースになり、出す先である《氷剣竜ミラジェイド》も更にリソースを稼いで妨害もしてくれるので、長期戦になる【エルドリッチ】などの罠系デッキや【デスピア】ミラーなどで枚数の差が勝敗を分けることもあるため2枚の採用です。



《悲劇のデスピアン》

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①の効果は効果で墓地か除外にいくと同名以外の「デスピア」モンスターをサーチできる効果。《デスピアの大導劇神》《デスピアの凶劇》と違い融合素材になる必要がなく、『効果で墓地に送られる・除外される』というゆるい条件で反応するため《烙印融合》でデッキから融合素材にしても普通に融合素材にしても《おろかな埋葬》や《封印の黄金櫃》でも反応します。
②の効果は墓地の「烙印」魔法・罠をセットできる効果。「烙印」魔法・罠には優秀なカードも多いため2ターン目以降は①のモンスターサーチ効果よりこちらの効果を優先する選択肢も状況によってはなくはないです。
初動で効果を発動したいため素引きしてもあまり困ることはなくデッキ内のリソースとしても欲しいため3枚の採用です。


《スプリガンズ・キット》

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①の効果はフィールド・墓地に《アルバスの落胤》を融合素材とするモンスターがいれば特殊召喚できる効果。
②の効果は召喚・特殊召喚した場合にデッキ・墓地・除外の「烙印」魔法・罠を手札に加えた後手札を1枚デッキの一番下に戻すという効果。
①の効果の発動のためにはフィールド・墓地に《アルバスの落胤》を融合素材とするモンスターが必要なため後手での攻め手にはあまり適していません。よって正直なところ②の効果で初動のカサ増しにはなるのですがそれも《デスピアの導化アルベル》のほぼ劣化であり、差別点として《鉄駆竜スプリンド》の効果から出そうにも《烙印竜アルビオン》で「烙印」カードのサーチは間に合っており、今の自分の構築だと渋々といった感じです。
上記の理由で採用枚数は1枚としています。
ただこのカードは《アルバスの落胤》のカード名が記されたカードであり、そのあたりのギミック(《失烙印》や《鉄獣鳥メルクーリエ》など)を採用しているのであれば増やす可能性ですら十分にあります。


《アルバスの落胤》

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召喚・特殊召喚成功時に手札コスト1枚でこのカードと相手モンスターで融合する《超融合》のような効果を備えています。
ただこの効果が通る場面はなかなか無く、手札コストも要るので通ったらラッキーなデッキ融合の融合素材程度の認識でいた方がいいと思います。
採用枚数なのですが、1枚だと《墓穴の指名者》などの何らかの手段で除外されてしまうと除外から回収する手段が《神炎竜ルベリオン》くらいのもので、《神炎竜ルベリオン》を出すにも《アルバスの落胤》が必要なのでエクストラデッキのほとんどの融合モンスターが融合召喚できなくなります。
それを危惧して《アルバスの落胤》は2枚の採用としています。


《エッジインプ・チェーン》

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主に使うのは②の効果で、①はほぼ使いません。
②の効果は手札・フィールドから墓地に送られた場合「デストーイ」カードをサーチできるというもの。
これで「デストーイ」カードである《魔玩具補綴》をサーチして、《魔玩具補綴》の効果で《エッジインプ・チェーン》と《融合》をサーチできるので、何回か融合素材と《融合》を確保することができます。
《神炎竜ルベリオン》の効果で手札コストで切っても②の効果は発動するので、コストにすると無駄もないです。
正直3枚入れてもいいかなと思ったりもしますが単体で仕事はしないので2枚の採用としています。


《烙印開幕》

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①の効果は手札1枚を選んで捨ててデッキから「デスピア」モンスターを守備表示でリクルートかサーチする効果。選んで捨てるなので手札コストでなく効果扱いとなり、無効化されても手札は減らず、通ったときに《悲劇のデスピアン》を捨てると《悲劇のデスピアン》のサーチ効果が使えます。このカードは《デスピアの導化アルベル》をリクルートできるため初動としてもカウントできるカードです。発動後にターン終了時まで融合モンスターを特殊召喚できない制約がつきますがほぼ融合モンスターしかEXデッキから出さないのであまり関係はないです。
②の効果は融合モンスターが効果で破壊される場合に墓地のこのカードを除外して身代わりにする効果。相手の《D-HERO デストロイフェニックスガイ》や《黄金郷のコンキスタドール》などの破壊効果全般を止められます。


《烙印劇城デスピア》

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起動効果でレベル8以上の融合モンスターを融合召喚するフィールド魔法。
また融合モンスター以外の天使族が戦闘・効果でフィールドを離れた場合にレベル8以上の融合モンスターを蘇生できます。
このカードは「烙印」魔法なので《デスピアの導化アルベル》などのサーチにも対応しているのですが、サーチする優先度がそこそこ低く、優先してサーチする場合はけっこう上振れている場合が多かったのであってもなくてもな印象を受けました。
ただ②の効果も相手にとっては鬱陶しい効果であり、①の効果も自分の1ターンにできる融合回数も増えるので1枚採用しています。


《赫の烙印》

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墓地から「デスピア」モンスターか《アルバスの落胤》を対象とし、回収して手札・フィールドから融合素材を除外して融合召喚を行うカードです。
速攻魔法なので伏せて相手ターンに使用することができ、相手ターンに出せば直接攻撃できないデメリットも関係ないです。レベル8以上の融合モンスターという縛りは《アルバスの落胤》を融合素材とするモンスター及び「デスピア」モンスターを素材とするモンスター、そしてレベル9である《ガーディアン・キマイラ》には関係がないので自由に融合ができ、特筆すべきは《ガーディアン・キマイラ》を相手ターンに融合召喚できるという点。
《ガーディアン・キマイラ》を相手ターンに融合召喚することで妨害になり、融合召喚の素材になったモンスターたちでさらにアドバンテージを獲得することができます。
採用枚数についてですが、単体では何もしてくれず、墓地に「デスピア」モンスターか《アルバスの落胤》がないと発動すらできないので2枚でも良いと思いますが、ミラーなどでロングゲームに持ち込まれリソース勝負になったときに枚数が多い方が有利なので3枚にしました。


《烙印融合》

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このデッキ1番のパワーカードであるデッキ融合カードです。このカードについてはこの項目で解説する前にも色々話しているので割愛させていただきます。


《魔玩具補綴》《融合》

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《魔玩具補綴》1枚で《エッジインプ・チェーン》と《融合》になれるのは強力なのですが融合素材を用意するだけで「デスピア」要素には触れられないので、ゴミが少なく、《烙印融合》が通らなかった時の貫通札として一番マシなギミックといった認識です。多分もう少し良さげなギミックが見つかればそっちに変えると思います。

《氷剣竜ミラジェイド》

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自分フィールドに1体しか存在できない制約と、自分・相手ターンに1度《アルバスの落胤》を融合素材とする融合モンスターをコストとして墓地に送りフィールドのモンスターを選んで除外する効果、融合召喚したこのカードが相手によってフィールドから離れると発動ターンのエンドフェイズに相手フィールドのモンスターを全て破壊する効果があります。
②の除外する効果は発動した次のターンに効果を使用できない制約がつきますが、同名ターン1がついていないので、融合召喚などで一回フィールドからどけてから《デスピアの凶劇》などでもう1度出すと制約がリセットされ再び効果を使用することができます。また②の効果はコストとして《アルバスの落胤》を融合素材とする融合モンスターを墓地に送るので効果を無効化されても《烙印竜アルビオン》などを墓地に落とせて、エンドフェイズに《アルバスの落胤》を融合素材とする融合モンスターの効果を発動しリソースを回復することもできます。
③の効果も発動条件が緩く、エンドフェイズに破壊するので相手はこちらの展開をまくった後に盤面を形成してターンを返すのが難しくなります。


《神炎竜ルベリオン》

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《烙印融合》で融合召喚する先のモンスターです。手札1枚をコストにフィールド・墓地・除外からモンスターをデッキに戻すことで融合召喚を行えます。
闇属性+《アルバスの落胤》が融合素材なので《悲劇のデスピアン》を融合素材にしつつ、このカードの効果で自身と《アルバスの落胤》をデッキに戻し《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚するのが基本的な動きの一つです。
出したターンにはこのカードは攻撃できないので相手の盤面を捲るときなどには注意が必要です。


《烙印竜アルビオン》

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融合召喚の条件が《アルバスの落胤》+光属性モンスターなのでこの構築ではあまり出ず、《氷剣竜ミラジェイド》のコストとしての使い方が多いです。
②の効果で「烙印」魔法・罠をサーチかセットできるので《烙印融合》を後続確保のためサーチしたり、《赫の烙印》を次のターンの妨害としてセットしたりという使い方をします。
①の効果でフィールド・墓地で融合できるので制約のため殴れない《神炎竜ルベリオン》を融合素材としてこのカードを出し、さらにこのカードの効果で融合召喚して打点を確保するという動きもたまーにやります。
リソースとなるカードなので2枚以上は採用したいです。


《鉄駆竜スプリンド》

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このカードも《氷剣竜ミラジェイド》のコストとしての使い方がほとんどで、《スプリガンズ・キット》の項目でも話した通りそもそも《スプリガンズ・キット》も採用がどうなのか、という感じなので《スプリガンズ・キット》が構築から抜けるとこのカードも抜けると思います。


《赫灼竜マスカレイド》

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融合素材が「デスピア」モンスター+光・闇属性モンスターとかなり緩いです。
①の効果は600LPを払わなければ相手はカードの効果を発動できないという微妙にいやらしい効果を持っています。複数体いると効果が重複するので、相手ライフが少ない時に2体展開すると封殺できることもあります。展開系相手などに先攻でついでに出しておくと相手が勝手に死んでいくこともあります。キルラインを下げる意味でも割といい仕事はしてくれるカードです。
また②の効果で儀式・融合・S・X・リンクモンスターがいると墓地から蘇生できます。相手が儀式・融合・S・X・リンクモンスターを使ってワンキルするときにこのカードを蘇生してワンキルの妨害もできます。ただ融合召喚したこのカードでないと①の効果は適用されません。


《デスピアン・クエリティス》

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《赫灼竜マスカレイド》と同じ条件で出せる融合モンスターです。
①の効果は自分・相手メインフェイズに発動でき、レベル8以上の融合モンスター以外の全てのモンスターの攻撃力を0にする効果。相手が不用意にレベル8以上の融合モンスター以外のモンスターを攻撃表示で出してくるとこのカードや打点の高い他の融合モンスターでライフを取り切ることもあります。
②の効果は相手の効果でフィールドを離れると「デスピア」モンスターか《アルバスの落胤》をサーチまたは特殊召喚できます。
詰めのときに出したいカードで、複数体必要になる場面も少ないので1枚の採用です。


《ガーディアン・キマイラ》

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手札・フィールドのどちらからも融合素材を供給しなければならないという珍しい融合モンスターです。
①の効果は融合素材としたカードが手札からならその枚数分ドロー、フィールドからならその枚数分選んで破壊するという強力な効果です。
自分ターンに出して相手の盤面を捲るのもよし、相手ターンに《赫の烙印》から出して妨害するのもよし、というこのデッキにとっては非の打ち所のない性能をしています。注意したいのは、融合召喚成功時に相手のフィールドのカードがこのカードの効果で破壊する枚数より下なら発動自体ができず、効果解決時に相手のフィールドのカードがこのカードの効果で破壊する枚数より下ならドローはできますが破壊が不発になってしまうところです。
②の効果は墓地に《融合》があると相手の効果の対象に取られないという効果。《無限泡影》などの対象を取る無効系カードを弾けるので、あって困らない効果と言えます。


《宵星の機神ディンギルス》《天霆號アーゼウス》

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《赫灼竜マスカレイド》の蘇生効果や、簡単にフィールドに出せる《デスピアの大導劇神》などで《宵星の機神ディンギルス》をエクシーズ召喚して相手フィールドを除去しつつ《天霆號アーゼウス》を出して蓋をしよう……と思っていたのですが、融合召喚でしかEXデッキから特殊召喚できない縛りが《烙印融合》《烙印開幕》《神炎竜ルベリオン》とあるので、なかなか出す場面に遭遇せずほとんど使っていないです。《超融合》で出すモンスターなどに変えてもいいかもしれません。


サイドデッキについては、ADSレートをやっているので来期を見据えつつも今期のデッキにも通用するサイドデッキとなっているので特徴的なカードだけ簡単に解説します。


《屍界のバンシー》《アンデットワールド》

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【ふわんだりぃず】デッキへのメタカードです。《烙印融合》で《神炎竜ルベリオン》を融合召喚する際に《屍界のバンシー》を落として《アンデットワールド》を張ることで【ふわんだりぃず】デッキのメインギミックではどうすることもできないので採用しています。

《シャドール・ドラゴン》

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主に【エルドリッチ】へのメタカードです。《屍界のバンシー》《アンデットワールド》のギミックと同じく《烙印融合》で《神炎竜ルベリオン》を融合召喚する際に落としてバックに触れます。一応融合素材になったときにも効果が使えるので手札に来ても《ガーディアン・キマイラ》などの融合素材にすることで無駄がなくなります。


今回不採用にしたカード

「D-HERO」ギミックは最初にお話しした通りわざと入れずに試しているのですが、他に採用を検討したけど不採用になったカードがあるので紹介します。


《白の聖女エクレシア》

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後手の手数になる、《アルバスの落胤》のカード名が記されている、エンドフェイズに回収できる、などのメリットはあるのですが、アクセスする手段として「《アルバスの落胤》のカード名が記されているカード」をサポートするカードを入れていないので素引き前提のカードになってしまい今回は採用を見送りました。


《鉄獣鳥メルクーリエ》《封印の黄金櫃》

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《封印の黄金櫃》で《鉄獣鳥メルクーリエ》または《悲劇のデスピアン》を除外することでサーチの選択肢を増やせると思ったのですが、《白の聖女エクレシア》と同様に《アルバスの落胤》のカード名が記されているモンスターをあまり入れていないので《封印の黄金櫃》の除外先が《悲劇のデスピアン》優先になる、《鉄獣鳥メルクーリエ》の①の効果が回った後の前提の効果であるため素引きがあまり強くない、という理由で《鉄獣鳥メルクーリエ》は不採用。
《封印の黄金櫃》は《鉄獣鳥メルクーリエ》が抜けたことにより除外して強いカードが《悲劇のデスピアン》のみになり、デッキが回っているときには《悲劇のデスピアン》が使い倒されていて《封印の黄金櫃》を有効に発動できるタイミングがないということから不採用にしました。


基本展開

Twitterや他のブログ記事などでも書かれていますが一応載せておきます。

・《烙印融合》1枚からの展開

1.《烙印融合》発動、デッキから《アルバスの落胤》と《悲劇のデスピアン》を墓地に送り《神炎竜ルベリオン》を融合召喚。
2.《悲劇のデスピアン》《神炎竜ルベリオン》の効果をそれぞれ発動、《悲劇のデスピアン》の効果でデッキから《デスピアの導化アルベル》をサーチし、《神炎竜ルベリオン》の効果で《アルバスの落胤》と《神炎竜ルベリオン》をデッキに戻し《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚。
3.《デスピアの導化アルベル》を召喚し効果で《赫の烙印》をサーチ。そのままセット。

盤面
《氷剣竜ミラジェイド》+《デスピアの導化アルベル》+《赫の烙印》

妨害
《ガーディアン・キマイラ》+《氷剣竜ミラジェイド》

この盤面で相手ターンに《氷剣竜ミラジェイド》の効果によるモンスター除去と《赫の烙印》から《ガーディアン・キマイラ》を出すことでの除去とドロー、さらに《悲劇のデスピアン》のサーチと《氷剣竜ミラジェイド》で落としたモンスターのエンドフェイズの効果があります。


・《デスピアの導化アルベル》1枚からの展開

1.《デスピアの導化アルベル》を召喚し、《烙印融合》をサーチ。
2.《烙印融合》発動、デッキから《アルバスの落胤》と《悲劇のデスピアン》を墓地に送り《神炎竜ルベリオン》を融合召喚。
3.《悲劇のデスピアン》《神炎竜ルベリオン》の効果をそれぞれ発動、《悲劇のデスピアン》の効果でデッキから《デスピアの凶劇》をサーチし、《神炎竜ルベリオン》の効果で《アルバスの落胤》と《神炎竜ルベリオン》をデッキに戻し《氷剣竜ミラジェイド》を融合召喚。
4.《氷剣竜ミラジェイド》の効果で《烙印竜アルビオン》を墓地に送り《デスピアの導化アルベル》を除外。
5.エンドフェイズに《烙印竜アルビオン》の効果で《赫の烙印》をセット。

盤面
《氷剣竜ミラジェイド》(使用済み)+《赫の烙印》+手札に《デスピアの凶劇》

妨害
《ガーディアン・キマイラ》+《氷剣竜ミラジェイド》

《赫の烙印》の効果で《氷剣竜ミラジェイド》《デスピアの凶劇》、墓地から回収した《悲劇のデスピアン》で融合することで《ガーディアン・キマイラ》を出して1破壊2ドロー、《デスピアの凶劇》の効果で除外の《氷剣竜ミラジェイド》を特殊召喚、《悲劇のデスピアン》で「デスピア」モンスターのサーチができます。
ただ《赫の烙印》の融合効果はモンスターを回収したその後の処理なので対象のモンスターに《墓穴の指名者》などをもらって回収できないと融合できないので《赫の烙印》が通らなければ0妨害になってしまいます。

「デストーイ」ギミックの有無

「デストーイ」ギミックは手数の補助となり手札も増えるのですが、弱点である「《烙印融合》が通らなかったときに盤面が脆くなりやすい」という問題を根本的には解決してくれないので別の解決手段が欲しいところです。
今のところまだそれが見つかっていないため、今後の構築の研究が進むにつれて抜けていく可能性が十分にあります。
採用枚数も、《魔玩具補綴》の2発目以降を打ちやすくするために《エッジインプ・チェーン》《融合》の枚数調整するところが課題点となってきそうです。

このデッキの弱点

やはり《烙印融合》への《灰流うらら》が重いです。これが通らないと普通の融合召喚による展開しかできないため厳しいところがあります。
《次元障壁》なども融合モンスターが妨害の主体なのでかなりキツイですが、《赫の烙印》によるターンを跨いだ融合もできるので過信は禁物です。
《王宮の勅命》《魔封じの芳香》などの魔法無効・無力化系もかなり効きます。特に《王宮の勅命》は解決手段が現状バック破壊系しかないので先に打たれると終わります。

そのあたりのカードはメイン・サイドへの投入率もそこそこ高く、特に《灰流うらら》の採用率に関してはいうまでもないので、そのカードたちをどう超えていくかが課題点になってきそうです。


おわりに

最初はとりあえず《烙印融合》が強そうだし触ってみるか、くらいの感覚で【デスピア】デッキを使ってみたのですが、使えば使うほど化け物みたいな強さが露わになってきてびっくりしています。
「D-HERO」ギミックがなくても全然平気だったので今後環境に食い込んでくる気配がして楽しみです。

最後に、よければTwitter(@Reb_Million)のフォローもよろしくお願いします!

それでは今回はこの辺で〜。

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