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後手からも強い! 先攻展開寄り【HERO】解説

はじめに

こんにちは〜みりおんです!

今回は僕が最近使用している【HERO】デッキについて環境視点で紹介・解説していきたいと思います!

【HERO】デッキの強み

・《フュージョン・デステニー》が他のデッキよりも強く使えることが多い

《フュージョン・デステニー》は発動後ターン終了時まで闇属性の「HERO」モンスターしか特殊召喚できない制約がつくので、他のデッキでは基本的に発動後は実質特殊召喚できないことになりますが、【HERO】デッキでは当たり前ですが闇属性の「HERO」モンスターを展開することができます。《D-HERO ディアボリックガイ》《D-HERO ディナイアルガイ》を墓地に落としてからの展開も望め、《M・HERO ダーク・ロウ》も闇属性のため影響を受けず、他のデッキより強力に働くことが多いです。

・《M・HERO ダーク・ロウ》の存在

《M・HERO ダーク・ロウ》は墓地に送られるカードが全て除外される効果を相手にのみ一方的に押し付けるので、墓地利用の多いデッキ、現環境であれば【幻影騎士団】【鉄獣戦線】【プランキッズ】【エルドリッチ】など多くのデッキに刺さります。さらに相手は墓地に送ることをコストとするカードの発動ができなくなるため、現環境で採用率の高い《禁じられた一滴》の発動を許しません。
相手がカードを手札に加えたときのハンデス効果もやはり強力で、相手のサーチやドローに反応して除外のハンデスができるのは優秀です。

・ワンキルまで持っていきやすい

《E・HERO サンライザー》や《V・HERO ファリス》などの手数を増やしてくれるモンスター、《ヒーローアライブ》や《フュージョン・デステニー》などのパワーの高い魔法の初動、《E・HERO オネスティ・ネオス》のパンプでキルラインまで持っていく、など1ターンで相手のライフを刈り取るのが容易いデッキなのでゲームスピードの早い現環境にマッチしています。

構築と目指す盤面


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現在使用している構築です。CSにしばらく出られないのでADSで調整だけしていたのですが、感触がよかったので執筆しました。

ADSのレートでの戦績をメモしていたので載せると、

イビルツイン◯◯
イビルツイン◯×◯
相剣◯◯
勇者GS?◯◯
勇者電脳◯××
勇者電脳◯×◯
ふわんだりぃず××
アンデッド◯◯
鉄獣××
鉄獣◯×◯
鉄獣××
エルド◯◯
60(デッキ不明)◯◯
鉄獣◯◯
イビルツイン××
60エルド◯◯
デスピア◯◯
勇者GS?◯◯
青眼◯◯
ふわんだりぃず×◯×
デッキ不明◯◯
勇者GS◯◯
ふわんだりぃず×◯×
十二獣◯×◯
相剣◯◯
勇者プランキッズ××
召喚フェニックス×◯◯
儀式ドラグマ◯◯
勇者幻影◯◯

通算21-8となりました。

構築は適宜変えていたのですが基盤はほとんど変わらず最終的には載せた構築となっています。

目指す盤面としては、

《X・HERO ワンダー・ドライバー》+《M・HERO ダーク・ロウ》+《D-HERO デストロイフェニックスガイ》+《永遠の淑女 ベアトリーチェ》

を目指します。

これは先攻時の最大展開ではありますが、成立の条件が緩いので目指しやすいです。展開方法については後ほど解説します。

《D-HERO デストロイフェニックスガイ》は現環境ではおなじみですが、【HERO】デッキでは《フュージョン・デステニー》発動後もさらに《X・HERO クロスガイ》などから動くことができるので、他のデッキよりうまく使えます。
また、《M・HERO ダーク・ロウ》が《マクロコスモス》のような効果を持っていることにより、《M・HERO ダーク・ロウ》が成立すれば現在流行している《禁じられた一滴》を相手が発動できない状態にさせることができます。
《永遠の淑女 ベアトリーチェ》は《彼岸の悪鬼 ファーファレル》の採用により妨害にもなります。特に現在「勇者トークン」のギミックが流行していることにより勇者トークンで盤面を突破されるのを妨害できるのはもちろん、《彼岸の悪鬼 ファーファレル》で除外すると勇者トークンは消滅するので《騎竜ドラコバック》の装備後に《彼岸の悪鬼 ファーファレル》を墓地に送り相手の手数を減らす、《流離のグリフォンライダー》の妨害効果を使えなくさせることもできます。

採用カード(メインモンスター編)


《V・HERO ヴァイオン》

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このデッキの要となるカードです。自身の①の効果で墓地に送るのは基本的に《E・HERO シャドー・ミスト》ですが、《E・HERO シャドー・ミスト》の効果をそのターン中に使用している場合は《D-HERO ディアボリックガイ》や《D-HERO ディナイアルガイ》を墓地に送って展開を伸ばすことも可能です。また、②の効果で《融合》をサーチできるので、様々な使い方をすることができます。


《V・HERO ファリス》《V・HERO インクリース》

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《V・HERO ファリス》で《V・HERO インクリース》をデッキから置き、《V・HERO インクリース》の効果で《V・HERO ファリス》をリリースし魔法・罠ゾーンから特殊召喚することで前述の《V・HERO ヴァイオン》をリクルートし、手数を増やせる優秀なモンスターたちです。
《V・HERO ファリス》《V・HERO インクリース》の採用枚数ですが、《V・HERO ファリス》を2枚、《V・HERO インクリース》を1枚としています。理由としては《V・HERO ファリス》が手札でダブったシーンで同名カードを捨てて効果を発動すると相手の《墓穴の指名者》をもらって不発になることをできるだけ避けたい、ですが《V・HERO ファリス》を3枚積んでいた場合その状況が起こりやすいので《V・HERO ファリス》の採用を2枚に留めました。そして《V・HERO インクリース》の採用枚数を2枚にすると《V・HERO ファリス》の採用枚数からのリスク・リターンを考えたときに、単体では融合素材にしかならないため《V・HERO インクリース》を素引きした場合は《V・HERO ファリス》のデッキから「V・HERO」を魔法・罠ゾーンに置く効果は諦めて1枚の最低限の採用にしました。
《V・HERO ファリス》の自身を特殊召喚する効果自体には「HERO」モンスターしか特殊召喚できない制約はつかないので、手札に《V・HERO インクリース》があった場合でも《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》《暗影の闇霊使いダルク》などにつなげることができます。
そのため《V・HERO ファリス》《V・HERO インクリース》にあまり頼らないようにする、また《V・HERO ファリス》のデッキから「V・HERO」を魔法・罠ゾーンに置く効果の発動後につく「HERO」モンスターしか特殊召喚できない制約を考慮した展開はあまり考えず、『「HERO」モンスター以外のモンスターを多く使用した展開をする構築』を目指しました。


《E・HERO エアーマン》

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《ヒーローアライブ》からのリクルート先としての採用です。
もちろん素引きしても使えるのですが、召喚権を《V・HERO ヴァイオン》に優先して使いたいため、手札にあっても優先して召喚するということが少ない、また《V・HERO ファリス》をサーチすることもできるので融合する展開には持っていけるのですが、その展開に持っていくと「HERO」モンスターしか特殊召喚できない制約がついてしまうので極力その展開は避けたいという面もあり1枚の採用にしています。


《E・HERO シャドー・ミスト》

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《V・HERO ヴァイオン》の墓地落とし先兼《ヒーローアライブ》に《増殖するG》が通ってしまったときの止まりどころとしての役割です。
《V・HERO ヴァイオン》の効果で落とされた後に「HERO」モンスターのサーチ、その後に《V・HERO ヴァイオン》の《融合》をサーチする効果のための除外のコストにもなってくれる優秀なカードです。
《ヒーローアライブ》に《増殖するG》が通ってしまった場合にこのカードを出して《マスク・チェンジ》をサーチすることで《M・HERO ダーク・ロウ》を次のターンに出す準備をしつつ相手の《増殖するG》によるドローを最小限にさせることができます。
ターンをまたいでこのカードを複数回墓地に落とすこともあり、《V・HERO ヴァイオン》を使うために最低1枚はデッキにいてほしいので2枚の採用です。


《E・HERO リキッドマン》

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召喚時に墓地の「HERO」モンスターを釣り上げる効果、特に《V・HERO ヴァイオン》《E・HERO シャドー・ミスト》《E・HERO エアーマン》を出すのは強力なのですが、それ以上にもう一つの効果である『このカードが「HERO」融合モンスターの融合召喚の素材になり、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。』が《フュージョン・デステニー》を筆頭とした捲り札を引き込める、《E・HERO エアーマン》と同様に召喚権を使ってしまう、そしてこの2つの効果は1ターンにいずれか一度しか使えないためドローする効果を優先することが多いです。


《E・HERO オネスティ・ネオス》

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自身がフィールドに出てくるのは稀なため、フィールドの「HERO」モンスターを2500パンプするのが主な使い方です。
ワンキルしたいときに《E・HERO エアーマン》《X・HERO クロスガイ》などでサーチしておくだけでキルラインにグッと近づけることができます。
また相手の妨害持ち大型モンスターを越えるときに下級「HERO」モンスターで先に攻撃してダメージステップにこのカードを使うことで突破が容易になります。またこのカードが手札になくても、同じ状況でブラフとして下級「HERO」モンスターで先に攻撃すると相手が妨害を使ってくれる可能性もあるので、このカードの存在だけでも大きいです。


《D-HERO ディアボリックガイ》《D-HERO ディナイアルガイ》

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このデッキが展開するために必須とも言えるカードたちです。
この2枚の相性は抜群で、どちらも墓地にいる場合《D-HERO ディアボリックガイ》の効果で自身を除外することで同名カードをデッキから出し、《D-HERO ディナイアルガイ》の効果で自己蘇生、《D-HERO ディナイアルガイ》の召喚・特殊召喚成功時の効果で除外されている《D-HERO ディアボリックガイ》をデッキの一番上に戻すことで、フィールドの《D-HERO ディアボリックガイ》がリンク素材などで墓地に送られるともう一度《D-HERO ディアボリックガイ》の墓地効果を使うことができます。


《D-HERO Bloo-D》

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このカードはお試し期間中なのですが、役割としては「D-HERO」でレベル6以上のモンスターである、つまり《D-HERO デストロイフェニックスガイ》の融合素材として採用しています。以前は《D-HERO ドレッドガイ》や《D-HERO ダッシュガイ》を試していたのですが、【ふわんだりぃず】デッキへの勝率が著しく悪かったため、「ふわんだりぃず」モンスターの効果を無効し展開を許さないためのカードとしても使える《D-HERO デストロイフェニックスガイ》の融合素材としての採用です。


《D-HERO ドローガイ》

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主に先攻展開に必要な下級の「D-HERO」モンスターです。
相手にもドローさせてしまうのでドローする効果はあまり使いません。
自分ターンに墓地に送っておき、相手ターンに自己蘇生効果を使うことで《マスク・チェンジ》を打つ変身元になれる、また他の使い方はあらかじめ自分フィールドにこのカードを用意し相手ターンに《マスク・チェンジ》を打つことで自分ターンでのこのカードの自己蘇生につなげることができます。


《彼岸の悪鬼 ファーファレル》

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主に相手ターンに《永遠の淑女 ベアトリーチェ》で墓地に落とすことで相手を妨害する役割としての採用です。
《D-HERO デッドリーガイ》の融合素材にもなるので《フュージョン・デステニー》でデッキから落とすことで相手の《超雷龍-サンダー・ドラゴン》などの置き物を突破するのにも役立ちます。
また《ガーディアン・キマイラ》の融合素材にすることで、融合召喚成功時チェーン1《ガーディアン・キマイラ》、チェーン2《彼岸の悪鬼 ファーファレル》とすることで《ガーディアン・キマイラ》への《灰流うらら》などをケアすることもできます。


《増殖するG》《灰流うらら》

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この2枚の重要性はみなさんご存知だと思うので割愛します。

採用カード(メイン魔法編)

《ヒーローアライブ》

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先攻展開にも後攻の捲りにも使えるパワーカードです。
ライフコストは重いですが、《E・HERO シャドー・ミスト》《E・HERO エアーマン》をリクルートできるのでライフコスト分の価値はあるカードです。準制限なので最大枚数の2枚採用です。


《フュージョン・デステニー》

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今期もう見飽きたとみなさん思ってそうなカードです。
【HERO】デッキではこのカードの発動後も闇属性「HERO」モンスターには縛られますが展開ができるので他のデッキより強く使えます。
特に《D-HERO ディアボリックガイ》《D-HERO ディナイアルガイ》の存在から、この2枚を落とすことで展開がさらに伸びるのでそのままワンキルするというパターンも多々あります。


《マスク・チェンジ》

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このデッキでは《M・HERO ダーク・ロウ》のみを出すためのカードです。
手札が微妙でもこのカードで闇属性「HERO」モンスターを《M・HERO ダーク・ロウ》に変身させることでごまかすこともできますし、闇属性「HERO」モンスターに効果無効系カードを当てられてもこのカードで効果無効を避けることもできます。
出す先も絞っていますがこのデッキを使う意味でもあり、リターンが大きいので3枚採用です。


《ミラクル・フュージョン》

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《E・HERO サンライザー》の効果のサーチ先としての採用です。この構築では《E・HERO サンライザー》 《E・HERO アブソルートzero》しかこのカードで融合召喚できないので1枚に抑えてあります。《E・HERO サンライザー》と《E・HERO アブソルートzero》をフィールドに揃えれば《E・HERO サンライザー》の効果で攻撃力が400ずつ上がるので攻撃力2900が2体並び、2体しか召喚していないので《原始生命態ニビル》をケアしつつワンキル、ということも容易にできます。


《融合》

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先攻展開で1枚使用し、そのあとの詰めにも使うため2枚採用にしてあります。素引きしても腐ることはなかなかないため2枚でも問題ないと思っています。


《増援》

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主に《V・HERO ヴァイオン》を持ってきます。もちろん他の下級「HERO」モンスターもサーチに対応しているので文句なしの採用です。


《墓穴の指名者》《抹殺の指名者》

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これはあまり解説する必要はないかと思いますが一応。
先攻展開するときに《増殖するG》をはじめとした手札誘発を弾きたい、特に《抹殺の指名者》はサイド後の《原始生命態ニビル》を弾きたいので先攻時にはやはりこの2種類のカードは外せないです。


《禁じられた一滴》

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《流離のグリフォンライダー》《D-HERO デストロイフェニックスガイ》など、妨害が盤面のモンスターに寄っている現環境ではやはりこのカードは強力です。このデッキではコストも《E・HERO シャドー・ミスト》や《D-HERO ディアボリックガイ》などを使用すれば損失を抑えつつ相手の置き物を無力化できます。

採用カード(EXモンスター編)

《E・HERO サンライザー》

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