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ベアブルム不採用!?足立CS special in 愛知ベスト8・十二獣鉄獣戦線解説

こんにちは〜みりおんです。
4/4に定員192人規模で開催された足立CS special in 愛知でベスト8入賞したので、そこで使用した【十二獣鉄獣戦線】デッキの解説をしていきます。

使用した経緯

現在の環境では【十二獣鉄獣戦線】の分布は数多いですが、実は以前から、具体的には去年の11月ごろからはこのデッキには注目していて、11/14に開催されたゆずりはCSでは使用もしました。そちらについては記事も書いており、テキスト解説や強み弱みなども書いてあるので、テキストがそもそもわからないといった方や僕の構築の基本的な動きなどが知りたい方などはURLを貼っておくのでそちらも合わせて読んでいただけるとさらに理解度が高まると思います。

ということもあって【十二獣鉄獣戦線】には前からポテンシャルを感じていて、【電脳堺】が使う《真竜皇V.F.D.》が制限カードになった今、現環境で単純に一番パワーのあるデッキだろうと思いこのデッキを使いました。

構築

こちらが使用した構築。戦績と構築を載せているTwitterのツイートと、構築の画像が見やすいようにニューロンの画像を載せておきます。


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テキストに関しては上記に掲載した記事で解説もしているので、テキストがわからないカードがあるといった方はそちらをご参照ください。

構築の意識した点として、

・ミラーに強く出た構築にする
・《鉄獣の抗戦》に頼り切らない
・十二獣要素を強める

主にこの3点を意識しました。

・ミラーに強く出た構築にする
【十二獣鉄獣戦線】の分布が多いと読んで主に《抹殺の指名者》《無限泡影》の枚数を考えました。
ミラーだと《抹殺の指名者》が特に強く、《鉄獣の抗戦》への解答にもなるので採用枚数を2枚にしました。3枚だと被りが起きて初動がないといった場面が嫌だったので3枚は見送りしたのですが、3枚にしてもいいレベルの活躍をしてくれたので3枚でも良いと試合後に感じました。
《無限泡影》に関しても、鉄獣戦線モンスターに当てたいカードで他のデッキにもそこそこの活躍をしてくれたのでメイン2枚サイド1枚の構築にしたのですがメインから3枚でもよかったかもしれないと思いました。

・《鉄獣の抗戦》に頼り切らない
【十二獣鉄獣戦線】の分布が多いということは対策ももちろんされていると考え、その採用カードとしてもカードパワーの高い《鉄獣の抗戦》への対策はなされているだろうと思っていました。そこで、構築段階から《鉄獣の抗戦》に頼り切らない、具体的には《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》の採用から考えました。そして《鉄獣戦線 塊撃のベアブルム》を使わずに妨害を作れるカードとして《王神鳥シムルグ》、《霞の谷の巨神鳥》を採用しました。
そちらについては後述の採用理由で解説をします。

・十二獣要素を強める
上記の2つの点を踏まえて、十二獣要素を強めることでメタカードである《アーティファクト-ロンギヌス》などへの耐性、《鉄獣の抗戦》に頼らない《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《十二獣ドランシア》、《天霆號アーゼウス》による妨害を作れることを構築段階で意識しました。

採用理由・不採用理由

採用した各カードについて採用理由について書きます。

メインデッキ

《鉄獣戦線 フラクトール》3枚
墓地に落とす効果で《鉄獣戦線 フラクトール》→《鉄獣戦線 キット》→《鉄獣戦線 ナーベル》と落とすことで3枚分の獣・鳥獣・獣戦士族モンスターを稼ぎつつ鉄獣戦線をサーチでき、このデッキのエンジンとなるカードなので3枚の採用。

《鉄獣戦線 ナーベル》3枚
《鉄獣戦線 フラクトール》からの動きで最後に落とす時にデッキにいないと非常に困るので2枚では当然足りず3枚の採用。

《鉄獣戦線 キット》2枚
《鉄獣戦線 フラクトール》の効果で最初に落とす時には必ずデッキにいてほしいのですが、試合後半だと墓地に過剰に獣・鳥獣・獣戦士族モンスターがいて《鉄獣戦線 キット》を経由する必要があまりない場面もあり、初手に来てて1ターン目だと《鉄獣戦線 ケラス》のコストに使うくらいしか使い道もなく2枚の採用。

《鉄獣戦線 ケラス》2枚
《鉄獣戦線 フラクトール》の墓地肥やしの動きには絡まないカードですが、召喚権を使わずに場に出せる鉄獣戦線モンスターなので手数を増やすために使えて《鉄獣戦線 ナーベル》からのサーチが効くので2枚。

《十二獣モルモラット》
召喚権を使って召喚すると《十二獣ラム》を落として盤面に《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《十二獣ラム》を作れる、十二獣を墓地に落とす効果が単純に鉄獣戦線の効果のコスト確保に貢献してくれるので文句なしの採用。

《十二獣サラブレード》3枚
自身の効果で《十二獣ラム》を落とすと《十二獣モルモラット》を召喚したときと同じく《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《十二獣ラム》が作れる、手札に十二獣がダブついても効果で切ることで他のカードに変換できる可能性がある、といった理由で十二獣要素を強めるために3枚。

《十二獣ラム》2枚
《十二獣サラブレード》とセットで引くと《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《十二獣ラム》が作れる、破壊時効果のおかげで《鉄獣戦線 銀弾のルガル》の蘇生対象として釣り上げた後そのまま戦闘破壊・効果破壊されても墓地の十二獣を蘇生できるので場持ちが良い、しかし複数枚手札に来ても困るため2枚の採用。

《霞の谷の巨神鳥》1枚
《王神鳥シムルグ》からのリクルート先。できれば引きたくない1枚ですが、《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》の効果でデッキに戻せるので引いてもまだマシな方です。なんでも無効にし破壊できるので《増殖するG》を手札に持っているときにこのカードを出せると展開系に対しての安心感がすごいです。

《増殖するG》3枚
ミラーや展開系が多そうだったので3枚。先ほども言った通り《霞の谷の巨神鳥》と一緒に構えていると安心感すごいです。

《灰流うらら》3枚
相手の《増殖するG》を無効にできる、その他幅広く打てるので枚数減らす意味もなく3枚。

《原始生命態ニビル》1枚
展開系に対して強く使えイージーウィンを狙える、また《抹殺の指名者》で除外するためのカードとしての1枚採用。

《鉄獣の凶襲》3枚
十二獣による《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《十二獣ラム》の盤面を作った後にこのカードを発動し展開すると、《FNo.0 未来龍皇ホープ》+《鉄獣戦線 銀弾のルガル》+《王神鳥シムルグ》+《霞の谷の巨神鳥》といった盤面になるので妨害とリソース確保がかなり強固になります。
以前の記事でも載せましたが展開ルートに関してのツイートのURLを載せておきます。

この動画では《鉄獣の邂逅》が入っていますが今の構築では入っていないので気にしないでください。
《鉄獣戦線 キット》、《鉄獣戦線 ナーベル》だけしか鉄獣戦線がいない手札のときでもこのカードがあれば展開でき、先攻の展開を強くしたかったので採用。

《十二獣の開局》
召喚権を使わずに十二獣を展開できるので手数を増やせるので入れない意味もなく採用。

《炎舞-「天璣」》3枚
十二獣カード各種や《鉄獣戦線 フラクトール》をサーチでき初動確保に欠かせないため3枚。

《墓穴の指名者》2枚
誘発を弾けるカードで、誘発弾く以外にも妨害になり得るため最大枚数の2枚。

《抹殺の指名者》2枚
《無限泡影》2枚
ミラーに強く出た構築にするための採用。先述の通りなので省略します。

《鉄獣の抗戦》3枚
頼り切らない構築にとは言いましたが、やはり強力なのは間違いなく、《抹殺の指名者》の宣言先としてデッキにも欲しいので最大枚数の3枚。

エクストラデッキ

十二獣各種
最低限の十二獣エクシーズモンスターだけ採用しました。枚数も各1枚で十分でした。

《天霆號アーゼウス》1枚
十二獣を採用する上で入れない意味もない強力なカードで1枚採用。

《FNo.0 未来皇ホープ》1枚
《FNo.0 未来龍皇ホープ》1枚
ここの採用は少し悩んだのですが、《王神鳥シムルグ》を使う上で《FNo.0 未来龍皇ホープ》を先出しして誘発をケアしておきたい、十二獣要素を強めているので出せる場面も多い、《鉄獣の凶襲》を採用していることも考えて結果的にエクストラを圧迫してでも欲しかったため採用しました。

《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》2枚
《鉄獣の抗戦》で出す筆頭の1枚で、鉄獣戦線の効果でも出したいカードなので出番が多く、1枚では足りないので2枚の採用。

《鉄獣戦線 銀弾のルガル》1枚
蘇生効果が優秀であり、リンク3なので《アクセスコード・トーカー》のリンク素材としても役立つカード。本音は2枚採用したいのですが、枠の都合で1枚。

《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》1枚
このカードも1枚では少し不安で2枚欲しいと言えば欲しいのですが、1回展開した後では《鉄獣戦線 ケラス》を手札に確保してあることも多く、1枚でも足りることが多いので他のカードを優先して1枚。

《死翼のフレスヴェイス》1枚
主に《アクセスコード・トーカー》の繋ぎとしての運用。また、相手墓地のモンスターをデッキに戻す効果を持っているので【幻影騎士団】や【エルドリッチ】に強く出られるのもあり採用。

《戦華盟将-双龍》1枚
鉄獣戦線の効果コスト2枚除外で出せる妨害で《エルシャドール・ミドラーシュ》などへの解答にもなり、妨害数を増やしておきたいときに便利なカードなので採用。

《王神鳥シムルグ》1枚
自身とリンク先の鳥獣族に対象耐性を与える効果があるため《霞の谷の巨神鳥》や《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》、《鉄獣戦線 ナーベル》に《無限泡影》などへの耐性を与えることもできます。また、鳥獣族を出す効果はお互いのエンドフェイズに発動するため、相手ターンに妨害して手札に戻った《霞の谷の巨神鳥》を再度出したり、相手が《霞の谷の巨神鳥》を処理できなかった後に《鉄獣戦線 ナーベル》を出すといったこともできます。
《霞の谷の巨神鳥》を出すためのカードとして採用。

《アクセスコード・トーカー》1枚
このデッキのフィニッシャーとして非常に優秀で、このカード+《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》でワンキルラインにもなるので採用。

サイドデッキ

《獣王アルファ》2枚
シャドールなどの前の置物をどけたいデッキに対してのカードで、鉄獣戦線の効果を発動したターンにリンク素材縛りにも引っかからない、複数回出せるので被りもそこまで気にしなくて良いので2枚。

《ダイナレスラー・パンクラトプス》1枚
前も後ろも剥がせて打点のある優秀な1枚。どのデッキ相手の後手でもだいたい困らないので採用。

《アーティファクト-ロンギヌス》3枚
鉄獣戦線、幻影騎士団、電脳堺、サンダードラゴンなどの数多の環境デッキに刺さり、デッキによってはターンスキップ同等の働きをしてくれるカードなので最大枚数。

《三戦の才》2枚
主に先攻用のカード。どの効果も優秀ですが、主にピーピングハンデスの効果を想定して採用しています。

《コズミック・サイクロン》2枚
スタンバイフェイズにも打てる、永続などにチェーンして打てるのでプランキッズやシャドール、エルドリッチなどを想定して入れました。

《ライトニング・ストーム》3枚
主に罠系デッキを想定しての投入だったのですが、一回も当たらなかったので結果的に使いませんでした。このカードを1枚減らして《コズミック・サイクロン》3枚にする案も考えていました。

《ハーピィの羽根帚》1枚
こちらも《ライトニング・ストーム》同様罠系デッキに当たらなかったので使いませんでした。

《無限泡影》1枚
展開系、ミラーに対しての誘発のカサ増し。先述の通りメイン3枚でもよかったかもしれないです。

さいごに

11月に使ったときには環境トップに躍り出るとは思ってもいなかったのですが、ポテンシャルはありそうと自分で以前の記事にも書いていたので確かにそれはそうだといった感じでした。
正直なところこのデッキを使ってCSでもっと勝ちたかったので、構築やプレイングを磨いて精進しようと思いました。
この記事を読んでためになったと思っていただければ幸いです。

それでは今回はこの辺で〜。

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