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現代版ダーク・ロウ!? 安定した1枚初動!! 新規入り【クシャトリラ】デッキ解説

はじめに

こんにちは〜、みりおんです!

今回は10/15(土)に発売されるレギュラーパック「PHOTON HYPERNOVA」で強化されるテーマ【クシャトリラ】について、新規カード登場後のデッキ紹介・解説をしていきます!

それでは早速ですが解説の方に移っていきたいと思います!


【クシャトリラ】の特徴

レベル7の「クシャトリラ」モンスターには、

・『自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。』
・『自分メインフェイズに発動できる。デッキから「クシャトリラ」〇〇(モンスター・魔法・罠のいずれか)カード1枚を手札に加える。』
・『このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合に発動できる。〇〇する(相手のカードを裏側で除外する効果)。』

この3つの共通効果があります。


その中でも《クシャトリラ・フェンリル》は大会環境で出張として使われることの多いカードなので効果をご存知の方も多いかと思われます。

1つ目の効果で展開を容易に行い、2つ目の効果で展開札や後続を持ってきて、3つ目の効果で相手のカードを裏側除外してアドバンテージを得ていく、といったことがレベル7の「クシャトリラ」モンスターの特徴です。


また、ランク7「クシャトリラ」モンスターの《クシャトリラ・シャングリラ》は、相手のカードが裏側除外されると相手のカードゾーンを封鎖するという一風変わった効果を持っています。

さらに新規カードである《クシャトリラ・アライズハート》は《クシャトリラ・シャングリラ》の効果を発動したターンに「クシャトリラ」モンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できます。
永続効果で『墓地に送られるカードはゲームから除外される』効果を持っており、現在トップシェアを誇る【ティアラメンツ】のギミックに強く働きかけられます。

【クシャトリラ】の特徴をまとめると、裏側除外を多用し、簡単に上級を展開でき、サーチに長けるテーマとなっています。

【クシャトリラ】の強み

【クシャトリラ】の強みは以下の通りです。

・《クシャトリラ・アライズハート》の存在
・1枚初動で《クシャトリラ・アライズハート》が成立する
・誘発の受けの良さ


・《クシャトリラ・アライズハート》の存在

《クシャトリラ・アライズハート》には、

-『墓地に送られるカードはゲームから除外される』という永続効果
-『カードが除外される度に除外されているカード1枚をX素材にする』という強制効果
-『お互いのターンに1度、このカードのX素材を3つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象にし、そのカードを裏側で除外する』というフリーチェーンの効果

この3つが備わっています。
1つ目の永続効果は、冒頭でも紹介しましたが現在分布が圧倒的に多い【ティアラメンツ】へのメタとして機能してくれます。
また3つ目のフリーチェーン除去効果は妨害としてかなり優秀な効果であり、【ティアラメンツ】のメインギミックからの突破手段である《天霆號アーゼウス》の成立を許しません。
2つ目の素材補充効果によって、一度除去効果を発動しても次のターンには大抵の場合X素材は3つ以上補充された状態で返ってきます。

このように【ティアラメンツ】をはじめとした墓地利用デッキにメインギミックはかなり優位に立ち回ることができます。


・1枚初動で《クシャトリラ・アライズハート》が成立する

《クシャトリラ・アライズハート》の成立は《クシャトリラ・ユニコーン》1枚から可能です。(展開に関しては後ほど紹介させていただきます)
《クシャトリラ・ユニコーン》は、発動時の効果処理として「クシャトリラ」モンスターをサーチできるフィールド魔法《六世壊=パライゾス》とそれをサーチできる《テラ・フォーミング》から持ってこれるので実質7枚体制で《クシャトリラ・アライズハート》への1枚初動が存在しています。
また《六世壊他化自在天》+「クシャトリラ」モンスター、《クシャトリラ・バース》+「クシャトリラ」モンスターなどの2枚初動でも《クシャトリラ・アライズハート》は成立します。
そして今回紹介する構築では《スモール・ワールド》も採用しているため、《スモール・ワールド》+色々なモンスターの組み合わせでも《クシャトリラ・ユニコーン》に繋がるので初動はかなり豊富になっています。


・誘発の受けの良さ

初動が多く組み合わせ次第で手札誘発を貫通でき、「クシャトリラ」モンスターのチェーンブロックを作らない特殊召喚によって他のデッキより《増殖するG》を使われるタイミングを作られにくいという利点があります。
手札誘発を打たれても止まりどころを作りやすく、《クシャトリラ・ユニコーン》はモンスター効果を発動された場合に相手のエクストラデッキを確認して除外する効果もあるので、相手にモンスターの手札誘発を打たれた場合に相手のデッキを把握し重要なカードを飛ばすこともできます。


【クシャトリラ】サンプルデッキレシピ


メインデッキ
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》1
《怪粉壊獣ガダーラ》1
《ダイナレスラー・パンクラトプス》1
《クシャトリラ・ユニコーン》3
《クシャトリラ・フェンリル》3
《ディメンション・アトラクター》2
《クシャトリラ・ライズハート》3
《灰流うらら》3
《増殖するG》3
《エフェクト・ヴェーラー》1
《テラ・フォーミング》1
《金満で謙虚な壺》2
《スモール・ワールド》3
《六世壊他化自在天》3
《墓穴の指名者》2
《抹殺の指名者》1
《クシャトリラ・バース》1
《六世壊=パライゾス》3
《無限泡影》3

エクストラデッキ
《天霆號アーゼウス》1
《クシャトリラ・アライズハート》2
《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》1
《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》1
《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》1
《No.89 電脳獣ディアブロシス》2
《No.11 ビッグ・アイ》1
《クシャトリラ・シャングリラ》3
《コードブレイカー・ウイルスソードマン》1
《グラビティ・コントローラー》1
《無限起動ゴライアス》1

《クシャトリラ・アライズハート》の成立を第一に目指すことを意識した構築にしました。



各カード解説

採用カード

ここでは採用した「クシャトリラ」カードとその他一部のカードについて解説していきます。

《クシャトリラ・フェンリル》

【クシャトリラ】デッキに限らず様々なデッキで採用される汎用カードとなっている「クシャトリラ」モンスターです。
サンプルデッキレシピでは同名カードの他に《クシャトリラ・ユニコーン》《クシャトリラ・ライズハート》をサーチできます。
《クシャトリラ・シャングリラ》のルクルート効果にも対応しているので、《クシャトリラ・シャングリラ》を出しておけば毎ターン《クシャトリラ・フェンリル》を構えることができます。

今回紹介した構築では《クシャトリラ・フェンリル》1枚だけでは《クシャトリラ・アライズハート》は成立せず、組み合わせの2枚初動で成立する形となります。


《クシャトリラ・ユニコーン》

1枚初動で《クシャトリラ・アライズハート》に繋がるカードです。
《六世壊他化自在天》と《クシャトリラ・バース》をサーチできるので、1枚で動くときは《六世壊他化自在天》をサーチ、《六世壊他化自在天》《クシャトリラ・フェンリル》《クシャトリラ・ライズハート》などがすでに手札にある場合は《クシャトリラ・バース》をサーチします。
相手のエクストラデッキを確認して裏側除外する効果も強力で、サーチ効果に《灰流うらら》などを打たれても起動します。


《クシャトリラ・ライズハート》

【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / 戦士族 / 攻 1500 / 守 2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「クシャトリラ」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。このターン、自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに、デッキから「クシャトリラ・ライズハート」以外の「クシャトリラ」カード1枚を除外して発動できる。相手のデッキの上からカード3枚を裏側表示で除外し、このカードのレベルは7になる。

出典:YU-GI-OH.jp

①の効果で自身を特殊召喚できるので、《クシャトリラ・バース》の効果で召喚を行なった後でも展開ができます。
注目は②の効果で、自分のデッキから「クシャトリラ」カードを除外しつつ相手のデッキを削ってレベルを7に変更する効果となっています。
デッキから「クシャトリラ」カードを除外することで、《クシャトリラ・バース》の特殊召喚効果を序盤から活用できる他、中盤に《六世壊他化自在天》を除外してリソース回収することもできます。
相手のデッキを削る効果は裏側除外で削るので、《クシャトリラ・シャングリラ》のゾーン封鎖効果を能動的に使うことができます。
レベル変更効果もランク7を出しやすくなるため便利です。上振れた際に《クシャトリラ・ライズハート》を素材にして《クシャトリラ・シャングリラ》2体目を出し、エクシーズ素材が3つの《クシャトリラ・アライズハート》をいきなり成立させることもできます。


《六世壊他化自在天(クシャトリラ・パーピヤス)》

【 通常魔法 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの「クシャトリラ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターとは属性が異なる「クシャトリラ」モンスター1体をデッキから守備表示で特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードが除外された場合、「六世壊他化自在天」以外の除外されている自分の「クシャトリラ」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

出典:YU-GI-OH.jp

違う属性の「クシャトリラ」モンスターをリクルートできるので、対象が《クシャトリラ・フェンリル》の場合《クシャトリラ・ユニコーン》を、対象が《クシャトリラ・ユニコーン》の場合《クシャトリラ・フェンリル》を呼んでくるのが大半となっています。
除外された場合の効果も、除外されている「クシャトリラ」カードを回収できる効果となっていてリソース回収ができます。
このカードを《クシャトリラ・アライズハート》の素材にして、《クシャトリラ・アライズハート》の効果で素材から外して除外しても「クシャトリラ」カードを回収できるので覚えておいて損はないです。


《クシャトリラ・バース》

上級の「クシャトリラ」モンスターをリリース無しで召喚できる効果によって《クシャトリラ・フェンリル》との組み合わせ初動になったり、《クシャトリラ・ユニコーン》と《六世壊他化自在天》が一緒に手札にある場合に上振れ展開ができたりします。
墓地・除外から「クシャトリラ」モンスターを特殊召喚できる効果で、《クシャトリラ・ライズハート》で除外した「クシャトリラ」モンスターを帰還させて展開補助したり、毎ターン「クシャトリラ」モンスターを出して太いリソースにできたりします。


《六世壊=パライゾス》

【 フィールド魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「クシャトリラ」モンスター1体を手札に加える事ができる。②:自分フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、フィールドのモンスターの属性の種類×100アップする。③:自分フィールドの「クシャトリラ・シャングリラ」が効果を発動した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

出典:YU-GI-OH.jp

発動時の効果処理で「クシャトリラ」モンスターをサーチできます。フィールド魔法なので《テラ・フォーミング》からもサーチが効きます。
自分フィールドのモンスターの攻守がフィールドのモンスターの属性×100上がるので、場に維持したい《クシャトリラ・フェンリル》《クシャトリラ・アライズハート》の攻守を上げられます。また、自分フィールドのモンスターに適用されるため「クシャトリラ」モンスター以外の自分フィールドのモンスターの攻守も上がり、フィールドのモンスターの属性の数を参照するため相手フィールドに別属性のモンスターがいるとそれもカウントします。
《クシャトリラ・シャングリラ》が効果を発動した場合にフィールドのカード1枚を破壊できる効果もあり、《クシャトリラ・シャングリラ》のスタンバイフェイズのリクルート効果とゾーン封鎖の効果どちらにも反応します。


《クシャトリラ・シャングリラ》

相手のカードが裏側で除外された場合に相手のモンスターゾーンか魔法・罠ゾーンを1ヶ所封鎖する効果、スタンバイフェイズにデッキから「クシャトリラ」モンスターをリクルートする効果、破壊される場合にエクシーズ素材を身代わりにできる効果があります。

ゾーン封鎖効果もリクルート効果も素材身代わり効果もそこそこ強いのですが、《クシャトリラ・アライズハート》を「クシャトリラ」モンスターに重ねてエクシーズ召喚できる条件を満たすために使うことが多いです。


《クシャトリラ・アライズハート》

【 エクシーズモンスター 】
星 7 / 闇 / 機械族 / 攻 3000 / 守 3000
レベル7モンスター×3
「クシャトリラ・アライズハート」は、「クシャトリラ・シャングリラ」の効果を発動したターンに1度、自分の「クシャトリラ」モンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。①:墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。②:カードが除外される度に発動する(同一チェーン上では1度まで)。除外されているカード1枚を選んでこのカードのX素材とする。③:お互いのターンに1度、このカードのX素材を3つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを裏側表示で除外する。

出典:YU-GI-OH.jp

《クシャトリラ・シャングリラ》の効果を発動したターンに「クシャトリラ」モンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できます。下敷きのモンスターは「クシャトリラ」モンスターとしか指定がないため、《クシャトリラ・シャングリラ》以外の「クシャトリラ」モンスターでも重ねてエクシーズ召喚ができます。

《マクロコスモス》のような効果を内蔵しており、【クシャトリラ】デッキにはその効果適用中のデメリットがほぼなく、むしろ《六世壊他化自在天》の除外された場合の効果など活用できる部分が多くなっています。

また、カードが除外される度にエクシーズ素材を補充する効果があり、自身の《マクロコスモス》効果が適用されているとカードが墓地に送られる場合除外されていき、素材補充効果が毎回発動されます。

またターン1で、素材を3つ取り除くことでフィールドのカードを裏側除外できる効果を持っています。
裏側除外なので、《クシャトリラ・シャングリラ》のゾーン封鎖効果が反応し、カードを除外する効果なので自身の素材補充効果も反応します。


《スモール・ワールド》

このカードのおかげで、様々なモンスターから《クシャトリラ・ユニコーン》や《灰流うらら》、《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》などにつなげることができます。


《クシャトリラ・ユニコーン》をサーチしたい場合

《増殖するG》→《怪粉壊獣ガダーラ》or《ダイナレスラー・パンクラトプス》→《クシャトリラ・ユニコーン》
《灰流うらら》→《クシャトリラ・ライズハート》→《クシャトリラ・ユニコーン》
《エフェクト・ヴェーラー》→《ダイナレスラー・パンクラトプス》→《クシャトリラ・ユニコーン》
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》→《怪粉壊獣ガダーラ》or《クシャトリラ・ライズハート》→《クシャトリラ・ユニコーン》


《灰流うらら》をサーチしたい場合

《クシャトリラ・ライズハート》→《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》→《灰流うらら》
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》→《クシャトリラ・ライズハート》→《灰流うらら》
《ダイナレスラー・パンクラトプス》→《エフェクト・ヴェーラー》→《灰流うらら》


《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》をサーチしたい場合

《クシャトリラ・ライズハート》→《灰流うらら》→《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》
《灰流うらら》→《クシャトリラ・ライズハート》→《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》
《増殖するG》→《怪粉壊獣ガダーラ》→《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》
《エフェクト・ヴェーラー》→《灰流うらら》→《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》
《クシャトリラ・ユニコーン》→《怪粉壊獣ガダーラ》or《クシャトリラ・ライズハート》→《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》


など、《スモール・ワールド》は幅広い組み合わせで状況に応じたサーチができるため採用してみました。



採用を見送ったカード

ここでは採用を見送ったカードについて少しだけ触れます。


《クシャトリラ・オーガ》《クシャトリラ・プリペア》

展開する際に、リクルート先が余った時に使うかなと思い最初は採用していたのですが、調整を重ねていくうちに抜けていきました。
《クシャトリラ・オーガ》単体では何も生まず、《クシャトリラ・プリペア》の素引きも大して強くない、リクルート先が余ることもあまりなかったので必要ないと判断しました。


《六世壊根清浄(クシャトリラ・ビッグバン)》

【 通常罠 】

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドに「クシャトリラ」Xモンスターが存在する場合に発動できる。お互いは自身のフィールドのモンスターが1体になるように裏側表示で除外しなければならない。②:このカードが除外された場合、自分フィールドの「クシャトリラ」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターがX素材としている自分の「クシャトリラ」モンスター1体を手札に加える。その後、そのモンスターを手札から特殊召喚できる。

出典:YU-GI-OH.jp

主に除外された場合の効果に注目して最初1枚のみ採用していました。《クシャトリラ・ライズハート》の効果で《六世壊根清浄》を除外することで盤面の展開を強くできます。

しかしこの構築で目指す盤面では《六世壊根清浄》が必須ではなく、《六世壊根清浄》を引いた時に邪魔になることの方が目立ったので抜けていきました。


先攻で目指す盤面

この構築では基本の目指す盤面を、

《クシャトリラ・アライズハート》+《クシャトリラ・シャングリラ》+《クシャトリラ・フェンリル》

としています。
《クシャトリラ・ユニコーン》1枚のみでこの盤面を作った場合は《クシャトリラ・アライズハート》のエクシーズ素材は1つのみです。

《クシャトリラ・ユニコーン》+《クシャトリラ・フェンリル》などの2枚初動で盤面を作る、少し上振れた展開では2体目の《クシャトリラ・シャングリラ》の上に重ねて《クシャトリラ・アライズハート》をエクシーズ召喚するため、《クシャトリラ・アライズハート》のエクシーズ素材が最初から3つになります。


簡単ではありますが、1枚初動である《クシャトリラ・ユニコーン》からの展開の手順も解説します。

  1. 《クシャトリラ・ユニコーン》を自身の効果で特殊召喚。

  2. 《クシャトリラ・ユニコーン》の起動効果で《六世壊他化自在天》をサーチ。

  3. 《六世壊他化自在天》を《クシャトリラ・ユニコーン》を対象にして発動し、デッキから《クシャトリラ・フェンリル》を特殊召喚。

  4. 《クシャトリラ・フェンリル》の起動効果でデッキから《クシャトリラ・ライズハート》をサーチ。

  5. 《クシャトリラ・ユニコーン》《クシャトリラ・フェンリル》の2体で《クシャトリラ・シャングリラ》をエクシーズ召喚。

  6. 《クシャトリラ・ライズハート》の効果で自身を特殊召喚。

  7. 《クシャトリラ・ライズハート》の効果で相手のデッキを3枚裏側で除外し、レベルを7に変更。

  8. 《クシャトリラ・シャングリラ》の効果で相手フィールドのゾーンを1つ使用不能にする。

  9. 《クシャトリラ・シャングリラ》の効果が発動したターンなので《クシャトリラ・ライズハート》の上に重ねて《クシャトリラ・アライズハート》をエクシーズ召喚。

  10. 相手スタンバイフェイズに《クシャトリラ・シャングリラ》の効果でデッキから《クシャトリラ・フェンリル》を特殊召喚。


この動きで、先ほどの

《クシャトリラ・アライズハート》(1素材)+《クシャトリラ・シャングリラ》+《クシャトリラ・フェンリル》

の盤面となります。


《原始生命態ニビル》をケアするなら、少し盤面が弱くなりますが上記の手順5で《クシャトリラ・シャングリラ》をエクシーズ召喚せず《クシャトリラ・ライズハート》を特殊召喚しレベル変更することで、レベル7モンスターが3体揃うので《クシャトリラ・アライズハート》を正規の手順からエクシーズ召喚できます。
この場合召喚回数は4回なので《原始生命態ニビル》の条件は満たさず、《クシャトリラ・アライズハート》のエクシーズ素材が3つなので妨害も用意できています。


調整中の気づき

YU-GI-OH.jpでの情報公開からまもなくして、プロキシで組んでみて軽くフリー対戦したところ、そこそこいけるんじゃないかと思っていました。
情報公開から数日後、ADSでも【クシャトリラ】新規カードが実装されたので、調整に本腰を入れてみようと思い、Twitterのフォロワーと調整しようとしました。

調整の試合1発目。
《クシャトリラ・アライズハート》(3素材)+《クシャトリラ・シャングリラ》+《クシャトリラ・フェンリル》
という理想的な盤面を構えてターンを返したところ、


は?


8素材《天霆號アーゼウス》爆誕


【クシャトリラ】デッキの弱点

調整した結果、【ティアラメンツ】などのメインギミックには《クシャトリラ・アライズハート》がかなり有効であるものの、《三戦の才》《サンダー・ボルト》《無限泡影》などの汎用カードに対しては無効妨害が【クシャトリラ】のメインギミック内にないため、それら汎用カードをもろに食らってしまった場合立て直しが難しくなってしまうという弱点がありました。

また《クシャトリラ・アライズハート》と《クシャトリラ・フェンリル》の2妨害のみでは不安が残る場合も相手のデッキによってはあるため、《クシャトリラ・アライズハート》の永続除外効果が効かない対面だと厳しいかもしれないと思いました。


おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました!

《クシャトリラ・アライズハート》はとにかく強いのですが、弱点も多く見受けられました。
自分では【クシャトリラ】デッキを最適化するのを諦めたのですが、ポテンシャルはかなり高いので、弱点を克服した構築が登場したら今後の活躍が期待できそうです。

最後になりますが、僕のTwitterアカウント(@Reb_Million)やnoteのフォローをしていただけると今後の活動の励みになるので、ぜひ宜しくお願いします!!

それでは今回はこの辺で〜。

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