FP技能士試験(4)FP1級実技

きーこです。

FP1級は学科と実技が分かれており、学科を受験・合格しましたら、FP1級実技の受験資格を得て、その実技に合格してようやく1級取得となります。

ところが、このFP1級実技、きんざい・FP協会の両方で主催していまして、どちらの試験を受けて合格しても1級実技合格となるのです。初めて仕組みを知ったとき意味がわかりませんでした…笑

・きんざいの実技試験は面接形式。合格率8割。年3回
・FP協会の実技試験は筆記形式。文章題1問あり。合格率9割。年1回(9月)
それぞれ傾向が違いすぎてどちらを受けるかすごく悩みました。

結局私は両方受験することにしました。
受験料は20,000+28,000、計48,000円と非常に高かったのですが今回を逃しては絶対取れないだろうなと思いまして。
勉強方法、試験本番の様子、面接レポなどは別のnoteに譲ります。

FP1級の学科合格された方でどちらを受験するか迷う方がいると思うので私の思う所を記載します。

まず、地理的にきんざいの試験を受けることが難しい方(きんざいの試験は東京より北では開催がない等)はFP協会の実技でさくっと合格して次の資格や実務を磨いた方がいいと思います。ただしFP協会は年1回9月のみなので、5月以外の学科合格などだと長く待つことになります。早く合格するために高い交通費を出してきんざいを受験するならそれもありですが。。

また、両方受験した正直な感想として、FP協会実技の方が勉強時間はずっと少なかったです。なので資格ホルダーの方などで労力を軽く資格を確実に増やしたいのであればFP協会をおすすめします。当然こちらも簡単ではありませんがきんざいの面接対策よりは難しくないと思います。

資格を取得する前とした後では見える景色が違います。FPは独占業務がなく、実務経験がものをいう部分が少なくないと思います。どのような形であれ早く有資格者として実践を重ねることの方が有意義かなと思います。

一方、例えばFPとしての実務経験に不安のある方、すぐにでもプロのFPとして活躍したい方はきんざいの受験をお勧めします。
面接形式ということで、試験勉強を通じて判断力、応対力などを磨くことができます。
知識として身に着けていることでもいざクライアントの眼前でアウトプットをきちんと行うのは容易ではありません。実務では当然ながらそれを求められますが、試験で身に着けることで即戦力として実務に飛び込むことができるのかなと思います。

なお、どちらの試験も相性というものがあるので、相性のよい方がいいと思います。

一旦締めます。
何かあれば追記します。

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