放射線技師1年目のしくじり1~プロローグ~

私は、こんなんやけど学生時代の成績はめっちゃ良かったんです。
大学中退して技師学校に入り直してるので、後がないってのは大きかったと思う。
通学片道2時間、バイトと奨学金で学費を賄う典型的な苦学生やったわけです。
土日は1日バイト、休憩時間にレポートを書き、通学時間に本を読む。
成績は常に上位、卒業式では表彰される始末。

ちなみに高校時代はめっちゃアホで、化学で欠点(通知表の5段階で1)を2回取って親呼び出される。
「アホそうに見えてかしこいんやと思ってたけど、ほんまにアホやったんやな~」って友達に言われてたよ。ひどない?

そんな私ですが、人間後がないとどないかなるみたいです。

実習先の成績もまずまず、
同じグループの病院に就職志願し、採用。
グループのたくさんある病院のなかで、
私が配属されたのは、
実習先の技師さんが口を揃えて「御愁傷様…」と言うぐらいの、まっっくろで有名な病院でした。

技師人数、約40人。
約700病床。
3次救急。
モダリティすべてあり。
その地域の拠点病院です。
憧れの大病院への配属が決まり、
初めての一人暮らしに心踊った記憶がありますが、
最初だけでした。

私は、1年もまともに働くことができず、
この病院を退職するに至ります。

これから社会出る新人技師さん。
どうか、私のようにならないで。


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